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岩隈の幻想に怯えていた!?(15日・甲子園)

2005-05-16 23:12:31 | Inter League
 東北楽天ゴールデンイーグルスのエース・岩隈久志の「幻想」に怯えていたが、初回に1番・赤星憲広が144㎞の棒球をセンター前にヒットして、意外にコントロール・ミスをするピッチャーだな、と思った。2番・関本健太郎が送って、3番アンディー・シーツが倒れて、2アウト2塁で、4番・金本知憲。岩隈の速球で「2-0」に追い込まれながら、3球目の際どい球(146㎞)を「ボール」に判定してもらい、助かり(ありがとう、球審・渡真利克則!)4球目~6球目をファウルで粘り、7球目のフォーク(139㎞)を見逃し、8球目のフォーク(138㎞)が甘く入ったところを捉えた!

 先発・能見篤史が5回3失点でマウンドを降りたが、【6回裏】も1アウト1塁で4番・金本。真っ直ぐ(146㎞)、スライダー(124㎞)、真っ直ぐ(147㎞)で「1-2」の後のまたしてもフォーク(136㎞)。これを捉えて、ライト線を破るツーベース!! 1アウト2,3塁になって、マウンドに小野和義コーチ。岩隈は野手に笑顔を見せながら、直ぐ表情は固まり、顔が引き攣って緊張の様子。次の5番・今岡誠には3球続けた真っ直ぐ(147㎞)を狙われて、1,2塁間を破られ、「3対3」の同点。

 まだ若いな、このエース、と思った。動揺ありあり。それを見透かした6番ベテラン・ベビー誕生(二人目)桧山進次郎。初球のスライダー(121㎞)を狙い打って、右中間に飛び込む、勝ち越し2ランホームラン! 「5対3」。この後、2点を加えて、「7対3」。
 このまま逃げ切るだろう、と思ったが、クローザー久保田智之が【9回表】に連打を浴びて「7対4」。「好調」になったタイガースの唯一の「不安」材料。セットアッパー・藤川球児が「絶好調」なだけに……ともあれ「4連勝」!