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福原、復権の2勝目(26日・甲子園)

2005-05-27 14:20:45 | Inter League
 パシフィック・リーグとの交流戦に入って、地元・甲子園球場で、黄色いオールドスタイルのユニフォームを着て「不敗」負けなし。すっかり「この」ユニフォームで「強い」「勝てる」イメージが定着した。交流戦が終わったら、どうなるのか? 色落ちしたら、「強さ」まで抜け落ちてしまうのではないか? この黄色いユニフォームには、やはり「伝統」の力を感じる。これは「いい」。
 考えてみれば、あの弱い時代のタイガースも、このユニフォームに一度、戻せばよかった、と思う。なまじ優勝(日本一)したときに着ていた縁起のいいユニフォームだからって、「あの」白いユニフォームを弱い時代も毎年、着続けていたが、それは「間違い」だった。1985年の「夢」をいつまでも追い駆け続けていた。

 先発・福原忍が久々の2勝目。連敗を「6」で止めた。カーヴを有効に使って緩急をつける本来のピッチングができていた。今まで何故、これができなかったのか? 不思議でならない。連敗中は、かつてのリリーフ時代の真っ直ぐで押す「力の」ピッチングが「何故か」復活していて、立ち上がりに捕まっていた。
 しかし、最後のバッター(早川大輔)には3球続けて、真っ直ぐで押して、空振り三振に仕留めたピッチングは痛快だった。最後にこれをやればいい。右のエース・福原が己のピッチングのコツを思い出して、あとは左のエースの復権を待つのみ、か。