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大沼、甲子園の雰囲気に呑まれて(19日・甲子園)

2005-05-20 13:43:57 | Inter League
 前日(18日)球界のエースと呼ばれる松坂大輔(西武ライオンズ)を打ち崩して、「3対2」で勝って、昨日(19日)はエース井川慶の先発。相手は無名の(?)大沼幸二ということで、何とか「2勝1敗」で勝ち越せるだろう、と思ったら、いきなり初回に2点を先取されて、エース井川。やっぱり相手(キャッチャー)は野口寿浩の方が合うのか、と思う。その裏、初めての甲子園のマウンドで上がりまくっていたらしい大沼を捉えて、1点を返したが。

 この大沼。(“不作”と言われた)2000年のドラフト1位。プリンスホテル出身。タイガースの2位指名・伊達昌司(現・読売ジャイアンツ)と同僚。(廃部が決まった)プリンスの両輪だった。どちらが早く出てくるか、と思ったら、2位の伊達の方が早く出てきて、中継ぎで活躍していたが、星野仙一前監督の決断で、日本ハム・ファイターズにトレード。トレードの際には泣いていたそうだが……そうしている間に、大沼が徐々に出てきて、ライオンズの先発ローテーションに入ってきて、昨日の第3戦に先発。

 しかし「怖さ」のないピッチャーなので、【4回裏】に3点を取って逆転。2番・関本健太郎に代打・浜中おさむ、を送るという、岡田彰布監督の果断な作戦が功を奏して、大沼を打ち崩した。それにしても、関本。同期の浜中が打ってくれたので、喜んではいるだろうが「複雑」。藤本敦士も帰って来て、新聞辞令(日刊スポーツ)では、今日からスタメン復帰濃厚なんて書かれているが、そんなっバカな!! 藤本は「まだ」時間がかかるだろう。【9回表】の「あの」守備(エラー)は「試合勘」が戻っていない証拠。関本の「逆襲」に期待したい。