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Hanshin Tigers Series 2024

下柳、執念の15勝!(5日・甲子園)

2005-10-06 12:36:22 | Yokohama Baystars
 先発・下柳剛の最多勝(15勝目)が懸かった、今シーズンの最終戦。下柳で勝って、有終の美を飾れるか? 下柳は勝利投手の権利を得られる5回を目途に、後は「JFK」リレーで逃げ切るつもりなのだろう、と思っていたが、相手は<Aクラス>が懸かったベイスターズ、先発は11勝(7敗)の門倉健。
 先に下柳が失点して(4回表)、嫌な感じだったが、その裏すかさず球団新の「147打点」9月の「月間MVP」今岡誠がタイムリーヒットを放って、「2対1」。点を取られても、直ぐ取り返すのが、今年のタイガースの「強さ」。

【6回裏】にも先頭の鳥谷敬がセンター・バックスクリーンに同点ソロを放って、「2対2」。そのまま試合は推移し、下柳をいつ代えるのか? それが焦点だったが、7回を終えても、9回を終えても、下柳は打席に立ち、マウンドに上がり、10安打を浴びながらも、バックの好守にも助けられ、勝ち越し点を許さず。
 そして迎えた延長【10回裏】1アウト後、鳥谷。ベイスターズの2番手、加藤武治の速球(144㎞)を振り抜いた打球は左中間へ! 打った瞬間、それと判る「第8号」サヨナラホームラン! 最高のシーズンを最高の形で締め括ったタイガース。
 それにしても、鳥谷は岡田彰布監督の息子(陽集)さんによく似ている。だから可愛がっていたのか? 

 甲子園で最終戦。全選手がグランドに集結し、選手会長の今岡が代表して「今年は日本一を獲ります!」と宣言。今岡も「確信」しているのだろう。今年は「勝てる」。チーム力に「絶対」の自信を持っている、のだろう。交流戦でバシフィック・リーグのチームとも対戦し、チーム力は把握している。敵はもはや「日程」しかない。
 日本シリーズまでの間、間延びする、この期間をどう過ごすのか? それが最大の課題であり、最強の「敵」。その間、パシフィックのチームはプレイオフの激戦を戦い抜き、日本シリーズに上がってくる。怖いのはそれだけ……。
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