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堀内恒夫、最後の置き土産(3日・高校生選択会議)

2005-10-07 11:34:08 | Tokyo Giants
 中村勝広GM(オリックス)の会心の笑顔を久しぶりに見た。抽選で高校生ドラフトの目玉選手「辻内崇信」(大阪桐蔭)を引き当て、右手を挙げて、誇らしげ。13年前の阪神タイガース監督時代、「松井秀喜」の抽選で残りくじ2枚の内、ハズレくじを引き、最後に引いた長嶋茂雄(当時)読売巨人軍監督が「残りものに福」=「松井」を引き当てた。
 あのとき、中村(当時)監督が「松井」を引き当てていれば、タイガース“暗黒の時代”はもっと早く終わらせることが出来たかもしれない。その代わり、ジャイアンツに“暗黒の時代”がもっと早く到来していただろうが……今、塗炭の苦しみを味わっている読売巨人軍にとって「辻内」は「福」と成り得るのか? 

 日本プロ野球機構によるドラフトの失態は続き、日本ハムとソフトバンクが競合した「陽仲寿」(福岡第一)も外れくじを引いた(ハズの)王貞治監督が左手で開いて見せて、得意げ。しかし確かにそこには白紙の紙に【NPB】のハンコが押さえれているだけ。
 同じくじを引いた(外国人監督)トレイ・ヒルマン氏は紙に印字された「選択確定」の文字を読むことが出来ず、すごすごとテーブルに着席。「喜劇」は繰り返されてしまった。そうすると、堀内恒夫監督は外国人並み? ともかく大きな“置き土産”を残して去ることになった。しかし、それは「辻内」次第だが。

 我がタイガースは「辻内」「片山」との競合を回避し、1本釣りで「鶴直人」(近大付属)を指名。現在、右肘を痛めているらしい、のが気懸かりだが。そういえば、大学・社会人ドラフト(11.18)で指名予定の岩田稔(近畿大)も左肘を痛めているらしいのだが……大丈夫か? 
 一昨年の自由枠で獲得した左腕・筒井和也が「思いっきり」伸び悩んでいるだけに「左腕」獲得が必要不可欠になった、のだろう。それにしても、今年は関西に高校生の「大物」が輩出して、タイガースの恋人などと言われたが、悉く一人も獲れなかった。「辻内」も「平田」も「片山」も「岡田」も。果たして成功なのか否か? 答えは数年後に出る。

阪神タイガース公式サイト