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Hanshin Tigers Series 2024

上場して、何が悪い?

2005-10-12 18:50:24 | Koushien Stadium
 あくまでも通称「村上ファンド」の村上世彰氏(46)は「ファンの声を聞きたい」と言っているが、ファンはバカだから、そんなことは分からない。タイガースを「乗っ取られそうだから」とか、星野仙一SDが「反対」しているから、だとか、そんな感情論で「反対」に与するに決まっている。しかし、そもそも何で「上場」がいけないのか? タイガースが「上場」して何が悪い? 

 結局、プロ野球は「護送船団」方式だから、タイガース球団だけ、一つ突出するわけには行かないのだろう。野球協約でもそれを戒めている。他球団は殆ど赤字。タイガースだけ儲かっている。その上、さらに「上場」したら、他球団のジェラシーが爆発する。否、既に「ナベツネ」という形で爆発している。読売巨人軍を差し置いて、そんな勝手な真似は許さんっというわけだ。この古い体質。

 この古い体質に風穴を開けようというのが、村上社長だ。喋り方が「変」でも、やろうとしていることは間違ってはいない。結局、タイガースに意気地がないのだ。この機に「上場」して、一気に球界の「盟主」を目指せばいい。その意気地がなくて、あくまでも読売巨人軍の後塵に甘んじようとするから、球界の改革は進まない。
 読売巨人軍に「改革」ができるわけがない。タイガースがリーダーシップを執るべき、なのだ。それを怠っている。(改革派の)野崎球団取締役は内心、忸怩たる思いがあるだろう。

 岡田彰布監督は日本シリーズを目前(目前でもないが)に控え、「時期が悪い」って言っていたが、返って妙な注目が集まって、のんびり練習する選手たちにもピリピリした緊張感が走って、逆にいいかもしれない。2年前の星野前監督「勇退」騒動のときとは「質」が違う。あのときは、選手もファンも激しく「動揺」したが、今回のことは対岸の火事。選手たちも割り切って、日本シリーズに向かっていけるだろう。

阪神タイガース公式サイト