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Hanshin Tigers Series 2024

関本サヨナラHR!(2日・甲子園)

2006-05-03 12:58:43 | Koushien Stadium
 読売ジャイアンツを止められるのは、唯一、阪神タイガースを置いて他にいない。そう感じさせてくれる試合だった。月間MVP受賞(投手部門)4連勝中のジェレミー・パウエルとクリス・オクスプリングの外国人同士の投げ合いは、予想と実力通り、オクスプリングが捉まり、「1対4」。タイガースの劣勢は否めなかったが、【6回裏】「難関」パウエル「攻略」に成功する。

 先頭の藤本敦士がレフト前ヒットで出塁し、【4回裏】に先制のソロホームランを打っている3番アンディー・シーツが倒れた後、4番・金本知憲が3塁線を抜いて、これをレフト清水隆行が打球の処理を誤って、藤本が一気に生還! こういう隙のある野球をやっている限り、ジャイアンツの独走はありえない。
 5番「絶不調」今岡誠がレフトに犠牲フライを放って、1点差。6番「月間MVP受賞(打者部門)」浜中治がライト前に(!)ツーベース(2塁打)。これもジャイアンツの隙のある野球。ここで7番・鳥谷敬がセンター前にタイムリーヒットを放って、「4対4」同点! ジャイアンツは今シーズンも「タイガースは手強い」と感じたことだろう。

 そして【9回裏】代打・関本健太郎のサヨナラホームラン! 何か何となく「打つ」予感がしていたが、それは「希望的観測」だと自分を戒めつつ見ていたが、打球はバックスクリーン(右)へ! この勝利を見届けて、今シーズンも「優勝」(連覇)は可能かもしれない、と思った。開幕当初はその手応えが掴めなかったのだが……少なくとも、ジャイアンツの独走は許さない。そういう矜持を示せた、一戦だった。

ほろ苦デビュー 岩田3回7失点 (デイリースポーツ)