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下柳を激怒させた、今江のスライディング(11日・甲子園)

2006-05-12 19:01:26 | Inter League
 昨日は私がTVの前に座るたびに、タイガースの投手陣が0-OUT満塁のピンチを迎えるので、TVから離れて暫くして見ると、ピンチを脱出して、タイガースの攻撃に切り替わっているので、【7回表】0-OUT1塁もそうしてみたら、【7回裏】藤本敦士が打席に入っていた。【9回表】1-OUT満塁のピンチも試してみたら……「5対3」で試合が終了していた。

【5回表】の0-OUT満塁は、先発の下柳剛が、パシフィック・リーグ「首位打者」3番・福浦和也を「1-2」からのスライダー(125㎞)で浅いレフトフライに打ち取り、4番ベニー・アグバヤニを初球(134㎞)を打たせて、ショートゴロ併殺(ダブルプレー)! 
 このとき、1塁走者の今江敏晃が併殺封じの危険なスライディングを敢行したが、藤本が倒されながらも1塁へワンバウンド送球して、OUT。それを見た下柳が激怒! 「若僧」今江に向かって何事か叫んでいた。ここはメジャーリーグじゃない! 日本の流儀を守れ! という「怒り」だろう。

【6回表】の0-OUT満塁は、2番手の金沢健人が招いたピンチ。1-OUTも取れずに、マウンドを降りる金沢。早々に帽子を取って、下を向き、マウンドの土を均しながら、落ち込んでいる。帽子を取ったままダッグアウトまで走って帰り、その帽子をベンチに叩きつけて見せた。悔しいだろう……【5回表】の下柳の「怒り」を見ているだけに……(シモさんに怒られる!)
 そのピンチは3番手の左腕・能見篤史が(2-OUTを取った後)押し出しのフォアボール(四球)で1点は献上したものの、「憎っくき」今江をショートゴロに討ち取り、窮地を脱出。

【7回表】の1-OUT1塁も、4番手のダーウィン・クビアンが、4番ベニーを150㎞でライトフライに打ち取り、5番・里崎智也をナックルチェンジ(132㎞)でピッチャーゴロ併殺に打ち取り、これも事なきを得た。もう直ぐ「J」ジェフ・ウィリアムスが戻ってくるが、果して「D」ダーウィンは生き残れるか?

【9回表】の1-OUT満塁は、クローザーの久保田智之が、ベニーに甘いスライダー(140㎞)をセンター前に転がされ、2点を献上。里崎にも「1-3」になり、この日の久保田は調子が悪い。甲子園全体が不安に包まれるが、152㎞で取り返し、最後はフォーク(141㎞)で空振り三振! 6番ヴァル・パスクチも「2-1」から151㎞で見逃し三振! 
 最近、安定したピッチングが続いていた久保田だが、久しぶりにハラハラさせる昨シーズンのピッチングが戻ってしまった。2点差にされたが、何とか最後は開き直って、最近の好調さを取り戻したか? 千葉ロッテマリーンズに連勝! だが昨年の日本シリーズの「借り」はまだ残っている。

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