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Hanshin Tigers Series 2024

桧山、雨の空を切り裂いて、同点ソロ!(7日・横浜)

2006-05-08 19:17:31 | Yokohama Baystars
 沈黙する打線……一昨日(5日)22安打した後遺症(リバウンド)が来ているのか? ベイスターズの先発の「谷間」秦裕二を打ち崩せなかったが、【4回表】この日スタメン起用のキャッチャー浅井良にソロホームランが出て、先制。だが、その裏「日曜日よりの使者」先発の江草仁貴が同点に追いつかれ、【5回裏】に勝ち越され、「1対2」。

 しかし【7回表】先頭の代打・桧山進次郎が、ベイスターズの2番手・加藤武治の3球目インコース低目の144㎞を振り抜いて、カシンッ! という乾いた打球音と共に、ライトスタンドへ! 雨の中を切り裂く、気持ちのいい一撃だった。打率.167。最近めっきり老け込んでいた桧山に久々の一発! 値千金の同点ソロホームランで「2対2」。

 そして【9回表】3番手マーク・クルーンから、浅井がレフトフェンス直撃のツーベースで出塁! 代打シェーン・スペンサー三振で2-OUTになって、1番・赤星憲広。前日(6日)3度のチャンスで倒れ、5打数ノーヒットに終わった選手会長。相手はクルーンだけに、今日もチャンスを潰すのか? と不安になったし、「1-1」からの3球目の155㎞を打った打球は容易なセンターフライに見えたが、「赤星シフト」で左に寄っていたセンターとライトの間にポトリと落ちて、2塁ベース上で赤星が満面の笑顔! 

【9回裏】は「デーゲームは眠い」と言うクローザー久保田智之が3人で打ち取って、この勝利は大きい。前日(6日)のデーゲームから急に打線が沈黙しだして、この2戦は苦戦を強いられた。勿論・地元ベイスターズの意地もあるだろうが……特に4月の『月間MVP』浜中治に当たりが消え出したのが気になる。4番・金本知憲も突き指で、5番・今岡誠はバネ指。打線に「不安」を抱えたままで明日(9日)から交流戦に突入する。
 しかし投手陣は新「勝利の方程式」に「N」能見篤史が戻り、新たに「D」ダーウィン・クビアンが加わって、4人の『D.N.F.K』になった。これが強力で安定感が抜群。これならパシフィック・リーグも怖くない。セントラルの誇り、だ。これを引っさげ、まずは地元・甲子園で、昨年の日本シリーズの雪辱を期す!

桧山 待望1号は値千金の同点弾 (デイリースポーツ)