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Hanshin Tigers Series 2024

太陽、復活への第一歩(18日・甲子園)

2006-05-19 20:20:37 | Inter League
 アンディー・シーツでしか得点が取れないタイガース。昨日も【3回裏】に3番シーツのタイムリーで先制したものの、【4回表】先発の下柳剛が2-OUTを取ったものの、3番・小笠原道大を打ち取って、ホッとしたのか、慎重になり過ぎたのか? 4番フェルナンド・セギノールを歩かせ、5番SHINJO(新庄剛志)にセンター前ヒットを食らい、6番・田中幸雄にもストレートのフォアボール(四球)……

 日本ハム・ファイターズ時代の同僚=“小幸”には、全盛期の「勝負強い」イメージが強すぎたのだろう。2-OUT満塁になって、7番キャッチャー鶴岡慎也にも「0-3」にして、窮地に陥るベテラン。「1-3」に戻した5球目を狙われて、三遊間を抜かれて、2点が入って「1対2」逆転。
【5回表】にも9番ピッチャーのダルヴィッシュ有に三遊間を抜かれ(1塁ベース上でニヤニヤ)、1-OUT後、ホゼ・マシアスに左中間、3番・小笠原にはライト線を破られ、この日でパシフィック・リーグ「首位」に躍り出たファイターズの「強さ」が際立つ。

 その後もタイガース打線は「若造」ダルヴィッシュに抑え込まれ、「1対4」で完敗! 僅かに希望を見つけるとしたら、2番手で今シーズン初登板の(藤田)太陽だろうか。【6回表】先頭の“小幸”をフォークで空振り三振! 口元を引き締める、その表情が印象的だ。
 先発の下柳が散々痛打を食らった7番・鶴岡には高めに浮いた速球(144㎞)をセンター前に痛打され、3本目のヒットを献上。8番・金子誠にも「0-2」にして、ストライクを取りに行った速球(142㎞)が高めに浮いて、これもセンター前ヒット! 
 甲子園に不安が拡がるが、若造を見逃し三振の後、1番・森本稀哲にも「0-2」にするが、スライダー2球でカウントを整え、最後はフォークのスッポ抜けを振らせて、空振り三振! 自分のピッチングに納得が行かないのか、思いっきり首を振っていた太陽。

【7回表】2番マシアスのドラッグバントはピッチャーゴロで阻止し、3番・小笠原には(徹底して)速球でインコースを突き、最後は(同じく)インコースにフォークを落として、空振り三振! 4番セギノールを高めの釣り球(143㎞)でサードゴロに打ち取り、3者凡退。
 この回は首を捻らなかったから、一応は満足のピッチングだったのだろう。中継ぎで活躍した金沢健人が(疲労で?)登録を抹消されただけに、金沢が務めた役割を太陽は期待されている。今シーズンこそ、復活の年にしてもらいたいものだ。陽はまた昇るか? 

虎「阪神の新庄」にやられた! (デイリースポーツ)