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安藤、毎回走者を許しながら、6回1失点(13日・福岡ヤフードーム)

2006-05-14 13:33:24 | Inter League
 先発の安藤優也が毎回走者を許しながら、6回を1失点。良いのか悪いのかよく判らないピッチングだった。初回も1-OUT後、2番・川宗則に高く浮いたスライダー(127㎞)を流し打たれ、3塁線を破るツーベース!! 川にはよく打たれる……2-OUT後、4番・松中信彦を歩かせて、5番フリオ・ズレータを外のフォーク(132㎞)で空振り三振! 安藤らしいピッチングと言えば、そうだが。

【2回裏】も柴原洋、本間満に連打を浴びて、今日はどうなるのか? と思ったが、8番、9番を抑えて、2-OUT。1番・大村直之を歩かせて、満塁になるが、川を141㎞、外角低めにズバッと決めて、見逃し三振!
【3回裏】先頭のホルバルト・カブレラに142㎞を打たれ、センター前ヒットを許すが、松中のレフトフライで一挙に2-OUT(カブレラの走塁死)を取り、ズレータは初球のスローカーヴ(116㎞)を打たせて、セカンドゴロ。

 味方が2点を先制してくれた【4回裏】には先頭の柴原を歩かせ、7番・本間に三遊間を抜かれ、失点(同点あるいは逆転)の気配が漂うが……8番、9番を抑え、1番・大村も初球のカーヴ(116㎞)を打たせて、ファーストゴロ。
【5回表】1-OUT後、ショート鳥谷敬の送球エラーで出塁を許すが、「怖い」松中を140㎞で詰まらせ、セカンドゴロ併殺!

【6回裏】1-OUT後、再び柴原、本間に連打を許し、今日はこの二人によく打たれる。1,3塁になって、8番・ルーキー松田宣浩のサードゴロの間に1点入って、「2対1」。安藤はこの回で降板。
【7回裏】2番手の左腕・能見篤史も先頭の大村を「2-0」に追い込みながら、その後にボール4球が続いて、フォアボール(四球)。川に送りバントを決められたところで、「2対1」の1点差、必勝リレーで「切り札」藤川球児、投入。

 藤川はカブレラを初球(149㎞)2球目(147㎞)3球目(147㎞)で空振り三振! 元メジャーリーガー(シアトル・マリナーズ)を3球で仕留め、松中も初球(148㎞)を打ち返されたが、センター正面のライナー。
 味方が3点を追加してくれた【8回裏】も引き続き、マウンドに上がり、先頭のズレータには初球=151㎞で空振りさせた後、3球変化球を続けて、セカンドゴロ。安藤が打ち込まれた柴原には初球(146㎞)でレフトフライ。本間にはフォーク(136㎞)で空振り三振に斬って取り、貫禄のピッチング!

 さて問題の【9回裏】「5対1」4点のリードで、クローザー久保田智之が登板したが、1-OUT後、代打・宮地克彦を歩かせ、1番・大村に高めに浮いた150㎞をライトスタンドに放り込まれ、「5対3」。2点差に……
 打った大村も【4回表】に失点に繋がる送球ミスを犯しているだけに、ここは打ちたかったのだろう。2点差にされ、気が引き締まったか、久保田? その後は川、カブレラをスライダーで打ち取り、ゲームセット!

矢野 ダメ押し満塁一掃二塁打 (デイリースポーツ)