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Hanshin Tigers Series 2024

巨人に10連敗への導き!(30日・東京ドーム)

2006-07-01 00:36:16 | Tokyo Giants
 現在9連敗中の「難敵」読売ジャイアンツ。「大型」連敗中だけに、そろそろ連敗が止まりそうだから、そういう意味でいえば「難敵」。連敗中は初回に失点しているそうだから、先制点が欲しかったが、先発のベテラン左腕・工藤公康が1-OUT後、2番・関本健太郎の背中にデッドボール(死球)を与えて、思わぬ形で向こうから「きっかけ」(契機)を与えてくれた。

 3番アンディー・シーツが工藤のカーヴを捉えて、レフト前ヒット! 1-OUT1,2塁にチャンス拡大して、金本知憲が「4番の仕事」ライナーでセンター前にヒットを放って、1-OUT満塁。ここで5番・浜中治。
 浜中に懸かってきたが、「2-0」に追い込まれて、3球目を打って、ボテボテのサードゴロ。レフトスタンドからは巨大な溜息が降ってきたが、ライトスタンドのジャイアンツファンは密かに瞑目したかもしれない。サードのジョー・ディロンがホームへの送球を(3塁ランナー)関本のヘルメットに当てて、関本は大当たり! この間に2者還って「2対0」。さらに6番・矢野輝弘のショートゴロの間に3点目。先制点はタイガース!

 こうなれば、タイガース先発のベテラン左腕・下柳剛の「術中」にジャイアンツ打線が嵌ってくれる。タイガースは【3回表】にも浜中の「0-3」から打ったライトスタンドへのソロホームラン(第12号)! 「4対0」。【5回表】には3番シーツがセンター(バックスクリーン)右に第11号ソロホームラン! 「5対0」。

【6回表】先頭の浜中がセンター前ヒットで出塁。そろそろ浜中には「5番」に定着してもらわなければならない。この試合がその契機になるか? 1-OUT後「左」対「左」をものともせずに、7番・鳥谷敬、8番・藤本敦士が連打で繋ぎ、1-OUT満塁。ここで9番・下柳が「左」対「左」をものともしない「究極」で(前進守備を嘲笑う)センター前に抜けるヒットで「7対0」。ここで工藤をKO(降板)。

【7回表】フォアボールで歩いた金本を置いて、6番・矢野がライトスタンドへ第10号の2ランホームラン! 「9対0」。【9回表】にも相手のワイルドピッチ2つで2点が入って「11対0」。東北福祉大学の大先輩、矢野にとんでもない頭付近のボールを投げ込んで、ベースカヴァーも忘れた、ルーキーの福田聡志。思いっきり動揺したのだろう。申し訳無さそうな顔をしていたのが印象的だった。

 先発の下柳は完封のチャンスを辞退して(?)【8回裏】から2番手・能見篤史にマウンドを譲り、その能見も2イニングスをパーフェクト・リリーフ。何をやっても上手くいったタイガースが「11対0」快勝! かつてのライヴァル=ジャイアンツはこれで泥沼の10連敗……強さの面影も無い。

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