野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

ダーウィン、7回無失点で5連勝!(17日・鳴尾浜)

2005-05-18 13:21:34 | Western League
 先発ダーウィン・クビアンが7イニングス無失点で5連勝! ファームでは「無敵」のようだ。あのナックルカーヴ(チェンジアップ)が速球とミックスされて決まれば、なかなか打てないだろう。打線では1番「ルーキー」赤松真人が連日(3試合連続)のマルチヒット。ベテラン中村豊も2安打して、2番で渋くアピールしている。そういえば、的場寛一が代打で復帰していた。復帰といえば、明日(18日)のウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦(甲子園)から藤本敦士が復帰。明日CS(GAORA)で生中継があるので、じっくり観させてもらう。

 それにしても、昨日(1軍)は完敗。最後は1点差まで追いつめたが、地元(西京極)の桧山進次郎が、西武ライオンズのクローザー・豊田清のフォークボールに空振り三振でゲームセット! それにしても西京極が「鬼門」と言われているとは……私の故郷、京都。桧山と京都といえば、平安高校の後輩、元読売ジャイアンツの松岡正樹(32)がタクシー強盗で捕まったとか。そういう意味でも、最後、桧山は力が入っただろうが、やっぱり昨日は「災厄」の日だった。

岩隈の幻想に怯えていた!?(15日・甲子園)

2005-05-16 23:12:31 | Inter League
 東北楽天ゴールデンイーグルスのエース・岩隈久志の「幻想」に怯えていたが、初回に1番・赤星憲広が144㎞の棒球をセンター前にヒットして、意外にコントロール・ミスをするピッチャーだな、と思った。2番・関本健太郎が送って、3番アンディー・シーツが倒れて、2アウト2塁で、4番・金本知憲。岩隈の速球で「2-0」に追い込まれながら、3球目の際どい球(146㎞)を「ボール」に判定してもらい、助かり(ありがとう、球審・渡真利克則!)4球目~6球目をファウルで粘り、7球目のフォーク(139㎞)を見逃し、8球目のフォーク(138㎞)が甘く入ったところを捉えた!

 先発・能見篤史が5回3失点でマウンドを降りたが、【6回裏】も1アウト1塁で4番・金本。真っ直ぐ(146㎞)、スライダー(124㎞)、真っ直ぐ(147㎞)で「1-2」の後のまたしてもフォーク(136㎞)。これを捉えて、ライト線を破るツーベース!! 1アウト2,3塁になって、マウンドに小野和義コーチ。岩隈は野手に笑顔を見せながら、直ぐ表情は固まり、顔が引き攣って緊張の様子。次の5番・今岡誠には3球続けた真っ直ぐ(147㎞)を狙われて、1,2塁間を破られ、「3対3」の同点。

 まだ若いな、このエース、と思った。動揺ありあり。それを見透かした6番ベテラン・ベビー誕生(二人目)桧山進次郎。初球のスライダー(121㎞)を狙い打って、右中間に飛び込む、勝ち越し2ランホームラン! 「5対3」。この後、2点を加えて、「7対3」。
 このまま逃げ切るだろう、と思ったが、クローザー久保田智之が【9回表】に連打を浴びて「7対4」。「好調」になったタイガースの唯一の「不安」材料。セットアッパー・藤川球児が「絶好調」なだけに……ともあれ「4連勝」!

浜中、甲子園でも復活!(14日・甲子園)

2005-05-15 13:08:32 | Inter League
【7回裏】2アウト1,3塁で5番・今岡誠が歩かされて、代打・浜中おさむ。ピッチングコーチ(Oh!小野和義!)が出てきて、ピッチャー代わるかな、それはちょっと嫌だな、と思ったら、そのまま左腕・有銘兼久。シメタ! と思った。この左腕なら打てる、と思った。この真っ直ぐ主体で押してくる左腕なら、浜中は捉えられる、そう思って見ていたら、2球目の145㎞を捉えて、三遊間の真ん中を痛烈に破る2点タイムリーヒット!! 自分の予測が当たったら、気分がいい。それに応えて、期待通りに打ってくれる浜中も「たいしたもの」だ。

 試合後のヒーローインタヴューでは、浜中と(今シーズン初の)下柳剛が登場。ベンチで野口寿浩が「ここ」と指差して、桧山進次郎を招き入れ、主力選手がベンチに残って、二人のヒーローインタヴューを見届けていた。その雰囲気のいいこと。3連勝中とあって、チームのムードがいい。しかし、セントラル・リーグの公式戦ではなかなか見られない光景。やっぱり相手が東北楽天ゴールデンイーグルス、ということもあり、相手に「怖さ」が無いのだろう。前日の「2対1」今日(14日)の「3対1」で試合が推移しても、点差以上の余裕を持って戦えていたのだろう。

 それにしても、すっかり下柳もタイガースの一員になった印象。一時はFAで(自宅のある)横浜ベイスターズに移る心の揺れも見せたが、チームに溶け込んで、このままタイガースで骨を埋めることになりそうだ。これで4連勝で防御率1.24。この日も6回1失点の安定したクォリティー・ピッチで、チームに貢献している。井川慶が「不調」の間は、このベテランがエースの働きを見せた。下柳が怪我で登録抹消している時期にタイガースは泥沼の5連敗。やはり今シーズンのエースは、この男だ。

復刻ユニフォームで勝利(13日・甲子園)

2005-05-14 22:02:51 | Inter League
 復刻ユニフォーム、と言っても、そもそも現在のユニフォームが球団発足当時のオールド(クラッシック)・スタイルに戻して、原色を排して、シンプルなデザインにしたのだから、復刻版と言っても……しかも、この頃はタイガースが飛び切り弱かった「第1次」時代。この低迷期を乗り切って、1985年に現在のユニフォームにチェンジして、初心に返って、優勝・日本一を勝ち取ったのだから。球団創設70周年の記念、と謳うが、意味が分からない。岡田彰布監督のデビューの年(1980年)が、このユニフォームだった、という意味しかない。

 それでも、最初に見た印象は感動的と言うか、懐かしい、と言うか……子供の頃に見ていたユニフォームだから、それなりの感慨はあるのだが、交流戦とはいえ「真剣勝負」なのだから。試合が進むに連れ、徐々に違和感を感じてきたような気が……生え抜きの今岡誠や桧山進次郎はともかく、特に金本知憲や(今日の)下柳剛は似合わない。凄い違和感。デザインもバタ臭くて、年代物の雰囲気。やっぱり、現在の白いユニフォームの方が断然カッコいい。

 そんなことはともかく、東北楽天ゴールデンイーグルスとの交流戦(初戦)。まずは(先発の)一場靖弘のピッチングに注目したのだが、もっと雰囲気を持っているピッチャーだと思ったのだが、意外に「ない」。ちょっとガッカリ。タイガースに来るかもしれなかったピッチャーだったが……(遠い昔の話)。フォアボールを連発して、ベンチの田尾安志監督が苦虫を噛み潰していた。今まで爽やかなイメージで売っていたのに、これでは台無し。そういえば、監督自身がベンチでサインを出しているのには、ビックリした。普通はヘッドコーチが出すものだと思うが(?)。こういうところにも新興球団の不慣れさを感じる。

 それにしても、【8回裏】のマウンドに背番号「20」が上がっているので、どんないいピッチャーかと思ったら、谷中真二。タイガースで一時は9勝したものの、その後は中継ぎ、敗戦処理要員に墜して、オリックス・ブルーウェーヴ(当時)にトレード。楽天に拾われて、まだ1軍で投げているのが信じられない。案の定、今岡に甘いスライダーを叩かれ、レフトスタンドに豪快な一発! 今岡の久々の吠え姿を見て満足。個人的には、球児が【7回表】に出てきて、151㎞を出しているのにも唸った。今日(14日)の登板もご苦労さん、と言いたい。

井川、雨中の激投!(12日・千葉マリン)

2005-05-13 12:17:01 | Inter League
 エース・井川慶が激しい雨の中、激投していた。サンディエゴ・パドレスのスカウトも来ていたみたいだし、いいアピールになった、だろう。初回に金本知憲の2ランで先制できたのも大きかった。久しぶりの先制点のような気がする。その後は関大一高出身、甲子園出場時は「阪神ファン」を公言していたルーキー・久保康友(千葉ロッテ・マリーンズ)に抑え込まれた。

 タイガースは昨年、野間口貴彦(シダックス~読売ジャイアンツ)、一場靖弘(明治大学~東北楽天ゴールデンイーグルス)の両獲りを目指していたから……マスコミの報道では「確実」と見られていたのに、二人とも「巨人」を選択して、金銭の授受がなかった(らしい)野間口だけが「巨人」へ。

 仕方なくタイガースは能見篤史(大阪ガス)に方向転換したが、これが大正解。そんな経緯の中で、久保は現実的な選択をして、千葉ロッテを逆指名(自由獲得枠)。ずっと関西にいたから、こっち(関東)で暮らして見たい、と思ったのかもしれない。千葉マリンの熱烈な応援に心惹かれたのかもしれない。投手陣が手薄なマリーンズならチャンスがある、と思ったのかもしれない。その久保にも苦戦……やはり「初者」に弱いタイガースの伝統は、こういう交流戦でなお一層、発揮される。

 そういう意味では、この交流戦で初戦が楽天、2戦目が5位のオリックス・バファローズと当たるジャイアンツは恵まれている。おかげで最近すっかり調子を取り戻したみたい、だ。プロ野球機構側も味方にできるジャイアンツは強いわけ、だ。それに較べ、我がタイガースは「いきなり札幌、千葉か」。金本も嘆いていたが、本当に不利な日程を組まされた。しかし、その苦難を何とか「3勝3敗」の5分で乗り切って、ようやく甲子園に帰れる。楽天に3タテは、3戦目にエース岩隈久志が控えている為、難しいだろうが、久しぶりにタイガースらしい「9人野球」を見せて欲しい。

サーパスに連敗(11日・甲子園)

2005-05-12 21:41:13 | Western League
 ファームが3連敗するなんて珍しい。1軍もその危機だったが、今日(12日)雨中でエースが踏ん張り、「3対0」で勝った(千葉マリンスタジアム)。3タテを食らわなくて良かった。打線の組替えが功を奏したのか? これで久しぶりに1軍の試合のBlog(column)が書ける。
 ファームの方では、先発の左腕・中村泰広が左肩に打球をぶつけ、降板(退場)。ぶつけたのが、塩谷和彦、というのが何とも……何で塩谷がサーパス(神戸)にいるのか? また首脳陣とトラぶったのか? この日3失点した牧野塁と交換で戻ってくるか? (ポジションがないけど…)

甲子園で完封負け(10日・甲子園)

2005-05-11 12:03:10 | Western League
「2対0」で完封負けしていて、2試合続けて、どうしたことか、と思ったら、相手(先発)は吉井理人(サーパス神戸)。それなら仕方ない、と思うしかない。元メジャーリーガー。果たして、今シーズン中の復帰はあるのか? それにしても、いつの間にファームに降格していたのか、ジェイミー・ブラウン? 先発ダーウィン・クビアンの後を受けて(外国人リレー!)2番手で登板して、4回を1安打無失点。代わりに今日の1軍の先発はやはり、杉山直久になりそうだ。

 そういえば、昨日の試合前の始球式は、ロッテと阪神OBの若生智男氏だったようだ(試合自体を全く見ていない)。いいことだ。日ハム(北海道)にも見習えヨ、と言いたい。今日は「深沢恵雄」をリクエストしたい。ミスター・アンダースロー。阪神では伸び悩んだが、ロッテに行って一気に開花。先発でバリバリ働いた。あのアンダースローをもう一度、見てみたい。それにしても、7人目の先発・小野晋吾に抑え込まれたタイガース打線。今日も(先発)小林宏之で苦戦必至か? 

能見の完投!(8日・札幌ドーム)

2005-05-09 22:29:05 | Inter League
 初回の1アウト満塁で、マウンド上の能見篤史の姿が、か細く頼りなく見えて、不安がいや増したのだが、5番のシャーマン・オバンドーが、初球真ん中のスライダー(125㎞)を見逃してくれて……日本人なら絶対デッドボール(死球)の後の初球、狙ってくるのだが、外国人選手で逆に助かったというか……「2-2」に追い込んで、最後はインコースに食い込んで落ちるスライダー(123㎞)で空振り三振。最後に「いい球」が来た。これで能見は今日のピッチングのコツを掴んだのかもしれない。6番ベテラン田中幸雄もキレのあるスライダー(122㎞)でファーストフライに打ち取って、能見の完投ショーが始まった。

 タイガース打線もファイターズ先発・江尻慎太郎に抑え込まれていたが、【6回表】に今岡誠の豪快な2ランで先制。【8回表】にもシェーン・スペンサーのタイムリーで「4対0」。点には絡めなかったが、9番「早稲田の後輩」鳥谷敬が期待通りに「先輩」江尻からヒット2本を打っていたのは気持ちよかった。2本目の2塁打を打った後、何故かレガースを2塁・塁審(東利夫=タイガースOB)に手渡そうとしていた謎の行動があったが(!)。

 最後は能見がオバンドーに一発を食らって、完封を逃したが、完投。この3連戦、2勝1敗で勝ち越して、今度は千葉へ。能見は予定通りなら、1週間後、甲子園で(東北)楽天(ゴールデン)イーグルスの岩隈久志と対決。これも楽しみ。しかし、そうなると、もう一人の先発ローテーション、杉山直久の起用はどうなるのか? 次の千葉ロッテ・マリーンズ戦、ジェイミー・ブラウンではなく、杉山の起用か? マリーンズ同様、先発が「7人」いるチームの「強味」と「余裕」だ。今秋の日本シリーズで対戦することになるかも知れない。そんな予感を孕みながら、明日からの3連戦を楽しみに待ちたい。

稲葉、復活の舞台へ(7日・札幌ドーム)

2005-05-08 13:28:32 | Inter League
 策士、策に溺れる、と言うべきか、延長【12回裏】このイニングさえ抑えれば「1対1」同点、引き分けに持ち込める、というのに、好投の左腕・江草仁貴が1アウト後、ベテラン金子誠にフォークを巧く打たれて、出塁を許した時点で交代。江草は未練たらたら、自分が抑えられるのに、という顔でマウンドを降りて、その時点で嫌な予感がしたのだが……6番手・橋本健太郎が球審の微妙な判定に苦笑いして、この時点でも嫌な予感……。

 2アウト後【8回裏】に値千金の一発を浴びた稲葉篤紀に左腕・吉野誠をぶつけたが、ヒットを浴びて、最後は木元邦之の内野安打……江草の続投で良かった。策を弄しすぎて、失敗した典型的なパターン。しかし、それにしても、稲葉! シーズンオフにメジャーリーグ移籍を志望して、どこからも声が掛からず、同僚アレックス・ラミレス(ヤクルトスワローズ)の「オマエならメジャーでやれる!」の言葉を信じた己が愚かだった……そして北海道日本ハムファイターズに拾われ、背番号「58」で出直して、この日は左腕・下柳剛が先発でスタメン落ち。そして……! セントラル・リーグを知る男、稲葉。交流戦こそが、この男を甦らせる舞台になるか? 

 それにしても、タイガース。10残塁で1点しか取れない、というのはどういうことなのか? 昨日の大勝で気の緩みが出たのか? 今シーズン初登板の入来祐作にあそこまで抑え込まれるとは……この男もセントラルを知る男、交流戦で甦ってきた。そう考えると、怪我の為ファームで調整中の中村豊はさぞ無念だろう。古巣相手に暴れたかっただろう。そういう興味が交流戦の醍醐味。試合前の始球式も、開幕戦がダース・ヴェイダー(STAR WARS)、昨日が高田総統(ハッスル・モンスター軍)等という、おチャラケをやってないで、両チーム縁(ゆかり)のOBとか、そういう人選にすべき、だ。くだらない余興で水を差された。

 これで「1勝1敗」。負け越したくはない。今日こそ勝って、次は千葉に移動。負け越したら、千葉ロッテ・マリーンズにも舐められる。今日の先発はルーキー左腕・能見篤史。何故、杉山直久ではないのだろう? 策士、策に溺れることにならなければいいが……初回の2アウト満塁のピンチは切り抜けたが……。ファイターズの先発は、早稲田大学OBの江尻慎太郎。ここはやはり、後輩・鳥谷敬が撃つべき、だ。

浜中、復活の一撃!(6日・札幌ドーム)

2005-05-07 13:43:25 | Inter League
 何か日本シリーズみたい、だった。妙に気持ちが高ぶって、ワクワクして。この両チームが日本シリーズで戦うことはマズないだろうが(?)この緊張感は大歓迎。交流戦、第1戦。タイガースが「セントラル・リーグ2位」の実力を見せつけ、「10対2」で快勝! 先発の金村暁にはてこずったが、コイツさえ潰せば、後はリリーフ陣はタイガースの方が断然上。何とかなる、と思っていたが。それにしても、浜中おさむの一撃は気持ちよかった。【9回表】のシェーン・スペンサーの3ランも良かったが。

 キャッチャー・スタメン野口寿浩の起用は予想通り。今まで矢野輝弘を酷使してきたから、このパシフィック・リーグとの交流戦、しかも相手が古巣・日本ハムファイターズとなれば、野口の出番。古巣といえば、SHINJO(新庄剛志)は何故、出てこないのか? 怪我(腹筋痛)しているようだが、オープン戦のときもそうだったし。子供が学校に行く前に腹が痛くなるように、古巣タイガースとの対戦が近づくと、怪我をする新庄。スタメン1番で元気な姿を見たかったのだが。そういえば、山田勝彦はどうしてる?