野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

神戸に戻って、久々の快勝!(16日・スカイマーク)

2006-06-16 22:03:18 | Inter League
 田之上慶三郎(福岡ソフトバンク・ホークス)や愛敬尚史(東北楽天ゴールデン・イーグルス)には軽く捻られるのに、パシフィック・リーグのスーパールーキー二人、八木智哉(北海道日本ハム・ファイターズ)と平野佳寿(オリックス・バファローズ)は攻略してしまう、タイガース。不思議なチーム、だ。
【2回表】に一挙6点! 中でも2-OUT1,2塁でセンター前にヒットを弾き返した、久々スタメンの藤本敦士には「執念」を感じた。最近スタメンから外されていて、途中出場で送り(犠牲)バントをミスしたりして、落ち込んでいただろう。藤本の「執念」が呼び込んだ一挙6点、だ。

 その後は立ち直った平野に抑え込まれてしまったが、先発の下柳剛が5イニングス3失点で凌ぎ切り、その後はダーウィン・クビアンが2イニングスを踏ん張り、藤川球児、久保田智之のリレーで完勝! 久保田は(楽天3連戦の)後遺症が心配されたが、3番・中村紀洋、4番・清原和博を連続三振! 
 特に清原への初球(151㎞)2球目(150㎞)で連続で空振りを取り、「2-2」からのラストボールも速球勝負! 151㎞で空振り三振! 胸のすくシーン、だった。久保田も今までの鬱憤を晴らしたピッチング。ナイスゲーム、だった。

ダーウィン 完璧リリーフも2軍落ち (デイリースポーツ)

矢野の頭脳で三重殺!(14日・フルキャスト宮城)

2006-06-16 01:12:27 | Inter League
 苦しい試合だった。【3回裏】にまたしても、東北楽天ゴールデンイーグルスに先制点を許して、「0対1」で試合は推移。【6回裏】のキャッチャー矢野輝弘の頭脳プレー=“三重殺”(トリプルプレー)を経て、【8回表】にようやく代打・浜中治のライト線タイムリーヒットで追いついて、延長【10回表】は何だか判らないうちに2点をもぎ取って、「3対1」の辛勝!

 それにしても打線が打てない。4番・金本知憲の(敬遠を含む)5四球が象徴している。5番・今岡誠がブレーキになっている。やはり、金本の後に「絶不調」(大スランプ)今岡を置くのは得策ではないのでは? 前日(13日)の15安打15残塁に続いて、10安打19残塁(!)これは異常事態、だ。こんなタイガース、見たくない。

 そんな中、先発の福原忍が9イニングスを投げ切って、1失点で踏ん張って、3勝目。今や「エース」はこの男か? 安定したピッチング(クオリティー・スタート)が続いている。そして勝ち越して、延長【10回裏】のマウンドに上がったのは、藤川球児。遂に「禁」は破られた。クローザー久保田智之を外して、真の「エース」球児に最後のマウンドが託された。この日一夜限りの特別措置と信じたいが……

福原3勝目 粘った9回1失点 (デイリースポーツ)

田村、6回3失点!(13日・北神戸)

2006-06-14 20:08:32 | Western League
 先発の左腕・田村領平(4年目)が6イニングスを3失点。【5回裏】までは「0」に抑えていただけに悔やまれるが、最近は先発ローテーションに入って、安定したピッチングを続けている。
 打線も「3対3」同点に追いつかれた後、5点を取って、終わってみれば「8対3」で快勝! 4番・喜田剛の久々の爆発「5打数4安打」ホームラン1本(8号)の活躍が光った。永遠に「ファームの4番」で終わらなければいいが……

 1軍の方は初回に4番・金本知憲の先制2ラン(8号)が飛び出し、幸先のいいスタートを切ったが、【4回裏】に逆転され、昨日(13日)の先発は「エース」井川慶。もはや「エース」の名に価しない。「エース」不在の状況が続くタイガース。【5回表】には7番シェーン・スペンサーの2ラン(5号)で同点に追いつくが、その裏に勝ち越され、これでは「エース」と呼べない。

【6回表】に押し出しとスペンサーのタイムリーで「6対5」に引っくり返して、【7回表】にも追加点。「7対5」にして、後は磐石。【9回裏】の久保田智之の心配さえしていればいい、と思っていたら、藤川球児が先(7回裏)に行き、【8回裏】はジェフ・ウィリアムス。そのジェフが打たれて、「7対7」同点に!! 2試合連続で延長戦に突入し、今度は逆にサヨナラ(負け)をやられた!

虎も“ブルー”…あぁ首位陥落 (デイリースポーツ)

今岡、生涯初!代打でサヨナラヒット!(11日・甲子園)

2006-06-12 23:53:35 | Inter League
 初回に1番・鳥谷敬が1,2塁間を抜いて、金本知憲がセンターのフェンスにぶつけて、5番・浜中治が1,2塁間を抜いて、2点を先制。【2回裏】にも6番・片岡篤史がライト線を破った後、2-OUTになるが、9番・江草仁貴がライト線に(まさかの)ヒットを放って、「3対0」。連敗の後、今日(11日)こそは勝てる、と確信したのだが……

 江草が捉まって、「3対4」逆転される。最近、先発投手が持ち堪えられない。先発投手の「不調」が2カード連続の負け越しに繋がっている。しかし【6回表】から藤川球児を投入して、凌ぎ切るタイガース。【8回裏】新「核弾頭」鳥谷が左中間を破って出塁し、3番アンディー・シーツが1,2塁間を破って、起死回生! 「4対4」同点になる。延長戦へ……

【延長11回裏】1-OUT1,2塁で打席には代打で出場、今岡誠。ライト線にヒットを放って、右腕をグルグル回して、バンザイ! 試合にケリ(決着)を着けた後、関本健太郎にジャンピング・ニーパッドを食らって、金本からも膝蹴り!! 手洗い祝福の中、今岡の久々の笑顔を見た。ナインを迎える岡田彰布監督の笑顔も久々に弾けていた。勝利が一番の媚薬(良薬)……「5対4」サヨナラ勝ち!

今岡バンザイ 人生初代打サヨナラ打 (デイリースポーツ)

筒井和5回4失点の怪投(9日・鳴尾浜)

2006-06-10 12:43:16 | Western League
 前日(8日)の2年目の玉置隆の7イニング無失点の快投とは対照的に、先発の左腕・筒井和也が5イニング4失点の“怪投”。最近は好調なので、ようやく大器が目覚めてきたのか、と思いきや、期待を裏切ってくれる。いい時と悪い時の落差が激しすぎる。マウンドに上がってみなければ判らない、厄介なピッチャーを抱え込んでしまったものだと思う。試合も広島東洋カープに「2対4」で完敗! 

 昼間のウエスタン・リーグも負けて、夜のインター・リーグ(交流戦)も負けたタイガース。相手が松坂大輔(西武ライオンズ)だから致し方ない面もあるが、「1対10」の完敗はいただけない。こういうピッチャーはさっさとメジャーリーグへ行くべきだと思う。こういうピッチャーこそが、メジャーリーグへ行くべきなのだと思う。タイガースで「エース」と呼ばれるピッチャーに懇々と諭したいものだ。

松坂にはかなわん…虎 首位陥落(デイリースポーツ)

スペンサー満塁弾!(8日・札幌ドーム)

2006-06-08 22:07:59 | Inter League
 初回に4番・金本知憲の2ラン(第6号)で先制して、3連敗中のタイガース。やはり、こういうときに頼りになるのは主砲の一発だな、と思っていたが、【4回裏】に1点を返されて、「2対1」僅差に。そして、前日(7日)同様、何度もチャンスを潰すタイガース。【2回裏】も2-OUT1,2塁で1番シェーン・スペンサーがファーストフライ。【4回表】も2-OUT1,2塁でスペンサーがレフトフライ。

 悉く、スペンサーがチャンスを潰す。しかし、第2打席の後、両腕でバットを振る仕種を見せていたスペンサー。それが印象的だった。ひょっとしたら、打つのでは? と思ったいた。その為に対左腕投手=八木智哉に対して、1番に起用されているのだから。その希望的観測が【6回表】に叶う。
 2-OUT満塁で打席には、スペンサー。3球目のストレート(139㎞)だった。3球続けたストレート。3打席、討ち取って、もはやスペンサーを舐めていたとしか思えない。打球は「白い」レフトスタンドへ! その瞬間、マウンド上の八木は悔しさのあまり吠えていたが、「プロを舐めている」としか思えない。ましてやスペンサーは元メジャーリーガー、だ。

 先発の福原忍からジェフ・ウィリアムス、藤川球児と繋いで、最後は久保田智之。3点差で久保田は大丈夫かな、と心配だったが、案の定、先頭の小笠原道大にライト線を破られ、4番フェルナンド・セギノールニにも三遊間を破られ、0-OUT1、3塁。
 嫌な予感が漂ったが、マウンド上の久保田は泰然としている(ように見える)。今シーズンの幾多の苦しい経験が生きているのだろう。5番・稲葉篤紀に2球フォークを続けて、3球目に149㎞で「2-1」。追い込んで、最後はフォークを4球続けて(執念!)ファーストゴロに討ち取って、ダブルプレー。
 続く6番・木元邦之を歩かせて、1塁側ダッグアウトの岡田彰布監督をガッカリさせて、久保康生ピッチングコーチもマウンドに登場したが、続く代打・小田智之を150㎞で空振り三振に仕留めて、(同じ智之でも)久保田の方が役者が一枚「上」だった。「6対4」で連敗脱出! 

スペ砲満塁弾!虎 首位奪回や (デイリースポーツ)

沈んだ太陽が2勝目(7日・鳴尾浜)

2006-06-08 19:34:01 | Western League
 ファームに降格した太陽が早速2番手で登板。3イニングスを1安打無失点に抑えて、貫禄のピッチング。やはり、太陽はイニングの先頭から昇らせるべきだ。打線は1番・赤松真人が3打数2安打。核弾頭ぶりを発揮して、7安打で5点を取って、この効率の良さを上(1軍)に見習わせたい。「5対2」で福岡ソフトバンク・ホークスに報復。

 1軍は3連敗! 11安打を放ちながら、2点しか取れず、この効率の悪さ! 先発して3失点で完投した杉山直久を見殺しにした。しかし杉山も相変わらず、立ち上がりの悪さを露呈して、初回に失点。チームのムードの悪さに拍車を掛けてしまった。今シーズン未だ勝ち星なし。(実質)2年目のジンクスに見事に嵌っている。今日(8日)の北海道日本ハムファイターズの先発は、左腕ルーキー八木智哉。苦戦は必至だ。

杉山また先制点献上…遠い「1勝」 (デイリースポーツ)

田村、5回4失点!(6日・鳴尾浜)

2006-06-07 14:57:29 | Western League
 福岡ソフトバンク・ホークスと引き分け。先発の左腕・田村領平(4年目)が序盤に捉まって、4失点。打線が【3回裏】に一挙5点を奪って、最終的には「5対5」。最後の5点目を取られたのは、3番手の相木崇だから、ファーム降格も自然の成り行きだったか? 打線は4安打で5点。実に効率のいい得点の仕方をしている。上(1軍)にも見習わせたい、ものだ。

 この日は(札幌ドームで)北海道日本ハムファイターズと対戦して、先発のダルヴィッシュ有に2安打に抑え込まれて、「0対3」で完封負け! 【6回表】までノーヒットに抑えられていたから、あわや……だった。これで連敗。こういう日もある、と納得して、次の日(昨日)に期待したのだが……タイガース打線を狂わせたのは、日曜日の“悪夢”=田之上慶三郎(福岡ソフトバンク・ホークス)だったか? 

沈黙の虎 わずか2安打完封負け (デイリースポーツ)

赤松4の3!(4日・ナゴヤ)

2006-06-06 12:40:10 | Western League
 中日ドラゴンズと引き分け。先発の左腕・中林佑輔(5年目)が序盤で捉まって、4失点KO。その後、打線が2点ずつ返して、「4対4」。1番の赤松真人が「4打数3安打」しているのが目を引く。上(1軍)で赤星憲広が不調なだけに、この赤松の台頭が望まれる。さらに今岡誠の不調が長引いているだけに、関本健太郎をサードに固定して、この赤松をセカンドで使う手(策)もある。そういう意味でも、ファームではセカンドの練習をさせておくべきだと思うが。

 その1軍はこの日、地元・甲子園で福岡ソフトバンク・ホークスの先発「谷間」の投手、今シーズン初登板の田之上慶三郎に抑えられて、「2対6」で完敗! 5失点の先発・江草仁貴は責められない。打線が早い回に援護してやって然るべきだった。
 2番手で登板した太陽は(結果的に)江草の自責点を増やし、試合を壊してしまい、やはりイニングの途中からの救援は不馴れだったか? この責任を取らされ(?)ファームへ降格。……陽はまた沈んだ。

鳥谷エラーから暗転…虎 首位陥落 (デイリースポーツ)

鳥谷、3日連続のお立ち台!(3日・甲子園)

2006-06-04 20:21:00 | Inter League
 先発の安藤優也が初回に失点して、不安な立ち上がり。【2回裏】同点に追いついたものの、【3回表】一挙3点を奪われて、「1対4」。相手の先発は「天敵」左腕・杉内俊哉。昨日(3日)はこの時点で「負け」試合を覚悟したのだが、【4回裏】8番・矢野輝弘のグランドスラム(満塁ホームラン)で「6対4」逆転。今度は一転「勝ち」試合を確信したのだが……

【5回表】2番手の能見篤史が3点を奪われて、あろうことか「6対7」逆転される。その後は2番手の吉武真太郎に抑えられていたが、セントラル・ルールで吉武に代打が送られ、これがタイガースに好機をもたらすことになる。
【8回裏】2-OUT満塁のチャンスを作って、甲子園の観衆(48,514人)が作り出す異様な雰囲気の中、ルーキー藤岡好明が萎縮したのか、代打・片岡篤史に押し出しのフォアボール(四球)を与え、「7対7」同点!

 そして【9回裏】同じく藤岡から1-OUT満塁のチャンスを作って、この時点でホークスの王貞治監督は「棄て」試合の覚悟を決めたか? ここで2日連続の「ヒーロー」6番・鳥谷敬が1,2塁間を抜いて、「8対7」サヨナラ勝ち! 鳥谷は(前代未聞?)3日連続のお立ち台に!
 鳥谷は昨シーズン「2番」。今シーズンは7番に始まって、この「6番」。チャンスに打席が回ってくる、この打順で持ち前の勝負強さを発揮している。今岡誠が還って来ても、「6番」に定着するようなら面白い。これで「天敵」ソフトバンクに連勝!! 今日(4日)も勝って、3タテも目論んだが、敵わなかった。

鳥肌立った!3度目はサヨナラ打 (デイリースポーツ)