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Hanshin Tigers Series 2024

鳥谷、2試合連発!(2日・甲子園)

2006-06-04 14:39:30 | Inter League
 最近では珍しく初回に先制点を奪ったタイガース。【4回裏】にも先制タイムリーを放った3番アンディー・シーツがレフト前ヒットで出塁して、前日(1日)の「ヒーロー」6番・鳥谷敬の右中間フェンス直撃のツーベースで「2対0」。相手が「天敵」ホークスで「エース」斉藤和巳。「苦戦」を予想したのだが、意外にスムースな展開に驚きを禁じえない。やはり前日の「6.1」の勝利が“スプリングボード”(起爆剤)になっているか? 

【6回裏】には「ノリに乗ってる」鳥谷がレフトスタンドに流し打つ、まるで往年の掛布雅之を思わせるような打球で、第5号ソロホームラン! 「3対0」。やはり“ミスタータイガース”は関東人が相応しいのか? 【8回裏】にも「苦労人」(?)関本健太郎のライト前タイムリーヒットが出て、「4対0」これで磐石。

【9回裏】からは5連投のクローザー久保田智之。先頭の松中信彦に初球=147㎞を振らせ、2球目にスライダーを曲げて、3球目の150㎞で空振り三振! 『WBC』の同僚(全日本の4番)に会心のピッチング! 
 5番フリオ・ズレータはスライダー4球で空振り三振! 代打・城所龍磨には初球のフォークを振らせ、3年目の若者の逸る気持ちを巧みに誘う、キャッチャー矢野輝弘の巧みなリード。2球目の釣り球(147㎞)も振らせ、3,4球目の釣り球と5球目のフォークは見逃され、この若者が只者ではないことを示しているが、最後は150㎞(MAX)! これにはさすがに手が出て、空振り三振でゲームセット! 「天敵」ソフトバンクに先勝!!

不敗神話や!鳥谷 2戦連発 (デイリースポーツ)

久保田、渾身の復活劇!(1日・甲子園)

2006-06-03 13:51:12 | Inter League
 中5日で先発の福原忍が初回に1-OUT後、2番・沖原佳典に「2-1」と追い込みながら、146㎞を左手首に当てて、デッドボール(死球)。2-OUT後、4番リック・ショートに右中間を破られて、イーグルスに3試合連続で先制点を許す。打線もタイガースが苦手そうなタイプ、右横手投げの愛敬尚史に5回まで「0」に抑えられ、この日も苦しい展開。

【6回裏】も先頭のアンディー・シーツが三遊間を破って出塁するが、4番・金本知憲、5番・浜中治が倒れ、2-OUTになり、打席には、この日から6番に上がった鳥谷敬。4,5番が倒れたことへの失望感が大きく、なかなか鳥谷への期待感が高まらなかったのだが、そんなファンの雑念を振り払う、鳥谷の一発! ライトスタンドに高々と舞い上がる(第4号)逆転2ランホームラン!!

 そして【9回表】のマウンドには、岡田彰布監督。投球練習する久保田智之を背後から見つめた。前日(31日)一人で試合を壊してしまった久保田に無言のプレッシャーを与え、最後に一言だけ言い残して、ダッグアウトに駆け足で下がった。
 あの「9.7」を思い出す。あの「9.7」が今シーズン早くも再現された。この「6.1」も後から振り返れば、大変「重要」な試合になるかもしれない。先頭の憲史に3球スライダーを続けた後、149㎞で見逃し三振! 代打・関川浩一も初球(150㎞)を打たせて、セカンドゴロ。
 磯部公一には151㎞をセンター前に弾き返されたが、代打・西村弥にはストレートを4球続けて、タイガースファン渾身の「あと一球」コールが響く中、久保田もそれに応えるように「渾身の」147㎞で空振り三振! 「2対1」楽天に辛勝……!

岡田の仁王立ちに久保田立ち直った (デイリースポーツ)