JR東海 東京山手線内用団体旅客乗車票

前回エントリーまでJR東日本で発行された団体旅客乗車票を御紹介いたしましたが、東京山手線内用の専用券はJR東日本だけでなく、JR東海でも発行されておりました。


   

JR東海で2001(平成13)年5月使用分として発行された、東京山手線内専用の団体旅客乗車票です。桃色JRC地紋のA型券で、名古屋印刷場で調製されたものです。拙ブログ2016年9月16日エントリーの「JR東海 青山センター発行 団体旅客乗車票」でご紹介いたした券ですが、再度ご紹介いたします。
JR東日本の券と基本的なところは変わりませんが、ヘッダーの前にJR東海で発行されたことを示す「口海」の符号が印字されており、また、ヘッダーの文字も少し大きめの活字が使用されています。


   

ヘッダー部分を切り取って並べてみますと、上のJR東海の券と下のJR東日本の券では大きさがかなり違うことが判ります。その他、地図についても微妙に異なっています。
これは印刷場の活字の違いによるものになります。


JR東海のエリアは東海地区の他に東京~新大阪間の東海道新幹線となりますため、営業エリアの関係から東京山手線内への団体乗車券の発行実績が多かったため、このような専用券が作成されていたものと思われます。
ちなみに、相変わらずですが、「青山センター」という発行箇所がどこにあった営業所なのか不明なままです。

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JR東日本 団体旅客乗車票 ~その3

前回エントリーでJR東日本の東京都区内専用の団体旅客乗車票を御紹介いたしましたが、東京山手線内用の団体旅客乗車票もありましたのでご紹介致しましょう。


   

こちらも年代としては同じ1988(昭和63)年6月使用分として発行された、東京山手線内専用の団体旅客乗車票になります。桃色JRE地紋のA型券で、東京印刷場で調製されたものです。
図示いたしませんが、裏面は東京都区内用のものと同一で、発行箇所名と下車前途無効の文言は裏面にあります。

こちらの券も東京都区内用券同様、団体乗車券の発行需要の多い駅や旅行会社に設備されていたようです。

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JR東日本 団体旅客乗車票 ~その2

前回エントリーでJR東日本の「記入式」団体旅客乗車票を御紹介いたしましたので、東京都区内専用の券を御紹介致しましょう。


   

前回御紹介いたしました券と同年代である1988(昭和63)年1月使用分として発行された、東京都区内専用の団体旅客乗車票です。桃色JRE地紋のA型券で、東京印刷場で調製されたものです。
この券は東京都区内専用の券で、乗車区間が地図で表記されていますので、ゴム印で区間を指定する必要がありません。


   

裏面です。記入式券の場合は表面に発行箇所名と下車前途無効の文言が記載されておりましたが、地図式の専用券の場合、表面には大きく地図が描かれているため、裏面への記載になっています。

ご紹介の券はかつて東京駅にあった旅行センターで発行されたもので、団体乗車券の発行需要が比較的多いため、いちいちゴム印を捺印しなければならない記入式ではなく、記入の必要のない専用券が設備されていたものと思われます。記入式・専用券共に国鉄時代から同じ様式で設備されておりましたが、民営化されてからは汎用性のない専用券よりも、汎用性のある記入式が多く使用されていたように感じられます。

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JR東日本 団体旅客乗車票 ~その1

1988(昭和63)年6月使用分としてJR東日本新宿駅で発行された、東京都区内用の団体旅客乗車票です。


   

桃色こくてつ過渡期地紋のA型券で、東京印刷場で調製されたものです。

団体旅客乗車票は団体客が最寄り駅から集合駅まで、もしくは解散駅から最寄り駅までの区間を乗車するための乗車票で、原券である団体乗車券の区間により発行されます。

ご紹介の券は区間を記入することによって自由な有効区間を設定することのできる記入式券で、「東京都区内JR線内有効」というゴム印が捺印されている通り、東京都区内JR線各駅から集合駅まで、もしくは解散駅から東京都区内JR線各駅までの乗車用として発行されています。
ご紹介のようなゴム印は珍しく、大抵は「東京都区内」だけの印が使用されることが多いようです。


   

裏面です。
表記の区間および乗車日に片道1回限り有効であることと、紛失した場合は実際に乗車した区間の旅客運賃を請求する旨が記載されています。

ご紹介の券は硬券ですが、JR東日本では乗車券類の硬券を平成初期に全廃しており、現在は券売機券のようなA型の磁気券に代わっており、現在では硬券は使用されていません。


今年は新型コロナウイルスの流行により、修学旅行などの団体旅行が軒並み中止され、団体旅行の需要は激減しているようです。来年は東京オリンピックも計画されていることですし、1日でも早く収束することを願うばかりです。

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JR東日本 目白駅発行乗車票

2019(平成31)年1月に、JR東日本山手線の目白駅で発行された乗車票です。


   

白色無地紋の周遊券サイズの軟券で、裏面への印刷は一切ありません。

この乗車票は「(乗車券購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用)」というもので、首都圏の窓口出札業務が廃止された駅において、窓口のある近隣の駅まで無料で乗車できる「救済措置」用の乗車票になります。
改札口でみどりの窓口のある駅まで行きたい旨を申告して発券してもらいます。

目白駅では「近隣の窓口のある駅」は高田馬場駅か池袋駅になりますので、そのどちらの駅にするかを予め決めた上で発券されます。
大抵は改札スタンパーを捺印して発行日および発売(発行?)駅名を表示しますが、この券を発券した係員氏は日付をボールペンで記入し、駅名小印を捺印して発券しています。無料の乗車票ですので、なぜ「発行駅」名欄が「発売駅」となっているのかは不明です。また、右下に発行駅名が印刷されていますので、この欄の意味するところがハッキリしません。

発券に当たっては、目的駅を丸で囲み、そうでない駅を横線で消します。目的駅の一番下にはカッコがありますが、どうしても高田馬場駅か池袋駅では用を足すことができない正当な理由があるときに指定駅を記入する場所だそうで、通常は使用しません。また、高田馬場駅を通り越して新宿駅のみどりの窓口まで行ってしまうと、別途乗越区間である高田馬場駅~新宿駅間を支払わなければならないようです。

今回は有効な乗車券を提示して区間を変更したい旨を申告して交付を受けましたが、申告の言い方が悪かったのでしょうか、「変更」ではなく「払戻」の欄に丸印をしてあります。
そして「高田馬場の窓口で証明を受けてください」と言われて手渡されます。


高田馬場駅に到着すると、有人改札口で提示のうえ出場し、みどりの窓口へ向かいます。乗変の手続きが終わりますと、証明を受けるために乗車票を窓口に提出すると、原券の区間と券番が記入され、記入した日付と時刻を記入のうえ渡されます。


この取扱いは発駅からの往復乗車に対して適用されるようで、通りすがりで高田馬場の窓口に寄り、帰路のみの無料乗車の扱いはないとのことでした。

本来であれば帰路も乗車の上、目白駅に帰って来た時点で目白駅改札で引き渡しをするものですが、当日は天気の良い土曜日の午後であったため、帰路は電車に乗らず、昼食を済ませたうえで「Pokémon GO」をしながら歩いて帰ってきましたので、そのまま手元に残った次第です。

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JR東日本 (中)大久保駅発行 定期乗車券購入乗車票

前回エントリーでJR東日本大久保駅で発行された、乗車券類購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用のための乗車票を御紹介致しましたが、同駅には他に定期乗車券購入乗車票も存在していました。


   


時期を失念しておりますが、平成20年か21年の4月に発行された定期乗車券購入乗車票で、桃色JRE地紋のA型千切り式軟券となっています。


   


裏面です。自動改札機は使用できない旨と券番が記載されています。

現在は前回御紹介いたしました乗車券類購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用の乗車票のみが設備されており、この様式の券は設備されていないようです。
この券を入手した時点では乗車券類購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用の乗車票の存在を知りませんでしたので不明ですが、同駅では2種類の乗車票が設備されていたか、もしくはこの様式から現行の様式に切替えたかのどちらかと思われます。



   


前々回エントリーで御紹介いたしました国鉄時代の定期券乗車票と、若干の変更はありますが、基本的なレイアウトは似ています。

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JR東日本 (中)大久保駅発行 乗車票

年号の記載がありませんが、平成21年9月にJR東日本中央本線大久保駅で発行された、新宿又は東中野までの乗車票です。


   


白色無地紋の周遊券サイズの券で、券紙は比較的しっかりとした厚みのあるものとなっています。
券の名称は「乗車票」となっていますが、「(乗車券類購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用)」という副題の通り、乗車券類の購入や変更・払戻・Suica再発行などの目的で最寄りのみどりの窓口まで行かなければならない旅客に対して交付されるもので、当該区間を無償で往復乗車することができる乗車票です。


同駅は
平成17年3月にみどりの窓口が廃止されて自動券売機と指定券券売機のみでの対応しかできない駅になってしまい、券売機では対応できない場合、近隣のみどりの窓口設置駅である新宿駅か東中野駅まで必要があります。

現在では東中野駅についても平成23年10月にみどりの窓口が廃止されてしまっていますので、着駅が中野駅に変更されているものと思われます。

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JR東日本 代々木駅発行乗車票 ~その2

前回エントリーで平成26年月にJR東日本代々木駅で発行された「乗車券購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用」の乗車票を御紹介いたしましたが、平成30年2月に発行された現行券を御紹介致しましょう。


   
   


前回御紹介した券同様の白色無地紋で周遊券サイズの券ですが、平成26年版の券の目的駅が「原宿・新宿 / 四ツ谷 /(  )」となっていましたが、現行では「渋谷 / 新宿 / 四ツ谷 」に変更されています。

これは、平成29年1月に原宿駅のみどりの窓口が閉鎖されたため、その代わりとして同駅が着駅から外され、1駅先の渋谷駅まで乗車可能区間が拡大されたための変更です。

大抵、どこの駅の分でも何等かの事情で任意の着駅が設定できるようにしているのでしょうか、着駅の最後には「(  )」のように空欄が設けられていますが、この券には空欄がありません。

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JR東日本 代々木駅発行乗車票 ~その1

平成26年11月にJR中央本線代々木駅で発行された、「乗車券購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用」の乗車票です。
白色無地紋の周遊券サイズの券となっています。


   


この券は、同駅ではみどりの窓口が平成26年11月に閉鎖されています関係で乗車券の発行や変更の内容によっては制限があって取扱いできないため、みどりの窓口まで出向かなければならない場合、無料で近隣のみどりの窓口設置駅まで乗車するための乗車票です。

発行駅でスタンパーを捺印して往路みどりの窓口のある駅まで乗車し、用事が済んだあとは復路発行駅まで乗車することができます。

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JR東海 東京都区内ゆき乗車票

平成29年2月に東京駅新幹線乗換精算口で発行された、東京都区内ゆきの乗車票です。


   


桃色JRC地紋の券売機券用紙を使用したA型券となっています。


この券は東京駅の乗換精算口で、東京駅まで有効ではない乗車券を精算した際、原券を回収の上発行されるもので、東京都区内までであれば「東京都区内各駅ゆき」となり、東京山手線内までであれば「東京山手線内各駅ゆき」となります。

様式に若干の変化はありますが、基本的には国鉄時代から使用されていた乗車票の様式を踏襲しています。
この様式はJR東日本でも使用されており、拙ブログ平成19年12月11日エントリーの「上野駅新幹線乗換改札口の乗車票」で御紹介したことがありますので、宜しければご覧ください。

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