夏だ!! ビールだ!!

南の方から梅雨が明け始め、ビールが本当においしい季節になってきました

夏本番になりますと、屋上ビアガーデンなるものがありますが、会計の煩雑さを回避するためか、時間制限を設けた「飲み放題食べ放題」のシステムを採用しているところが多いようです。

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これは、ライオンビアガーデンで発行されていた硬券の食券(硬食)です。

最近はレジのレシートみたいな食券が多い中、このような硬食を出されたら、きっぷヲタの変人である私は、ビールは飲みたいけれど、券を出さないで持ち帰るべきか、とても悩ましいところです

話は変わりますが、牛めしの「松屋」で定食を食べた時、お店の人が食券の回収を忘れてそのままにされたことがありました。

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なぜか、「おっ」と思いながらコレクションに入れてしまったのも、きっぷヲタの定めかもしれません…

 

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JR東海の株主優待割引券 ~その3

前回に引き続き、JR東海の株主優待券を使用して購入した新大阪→東京間の新幹線特急券を御紹介いたします。

images (優待券使用の特急券)

images (優待券未使用の特急券)

上が優待券を使用して購入した特急券で、下が同時に購入した、優待券未使用の小児用特急券です。

優待券を使用したものは「海優2割76」と優待券を使用して2割引になっていることが明記されています。実際、新大阪から東京までの繁忙期特急料金は5,740円ですので、2割の1,150円が割り引かれています。
また、「N」から始まる「ひかり」「こだま」限定の特急料金と「のぞみ」加算後発売額の差を見ましても、優待券使用のものは発売額4,590円に対して「N04350」となっており、のぞみ加算額についても通常300円から240円に2割引されていることがわかります。

特急券の場合は乗車券のように特定都区市内制はありませんので両者とも乗車区間の表記は「新大阪→東京」となっており、一見して「海優2割76」という優待割引の表示のあるなしだけの違いに見えますが、よく見ると券番の表示方法が異なっています。

images (優待券使用のもの)
images (優待券未使用のもの)

拡大するとよくわかりますが、優待券を使用したものは券番の後に「席」という表示があり、通常のものはありません。
この「席」の文字が意味するものはよくわかりませんが、指ノミ券に表示される「○席」というものとは明らかに違いますので、また別の意味を持っているのかもしれません。

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JR東海の株主優待割引券 ~その2

前回、JR東海の株主優待割引券を御紹介いたしましたが、今回は、優待券を使用して購入した乗車券を御紹介いたします。

優待券裏面の注意書きによりますと、優待券利用での乗車券類の購入窓口はJR東海の窓口もしくはJR東海ツアーズに限定されていますし、管内12路線ではマルスで発券できないほど込み入ったルート作成も難しいので、出補での優待割引発券はかなりハードルが高いという気がします。

images (発売箇所についての注意書き)

今回は、東京駅のみどりの窓口にて新大阪→東京間の乗車券および新幹線特急券を購入いたしました。

images (優待券使用の乗車券)

images (優待券未使用の乗車券)

上が優待券を使用して購入した乗車券で、下が同時に購入した、優待券未使用の小児用乗車券です。

優待券を使用したものは「海優2割76」と優待券を使用して2割引になっていることが明記されています。実際、新大阪から東京までの通常運賃は8,510円ですので、2割の1,710円が割り引かれています。

通常、新大阪→東京間の乗車券の場合、乗車区間は「大阪市内→東京都区内」と明記されますが、

images (特定区間取り扱いについての注意書き)

優待券裏面の注意書きにありますように、名古屋市内以外の特定都区市内および東京山手線内発着の乗車券は優待割引では発売できませんので、優待券使用では「新大阪→東京」と明記され、駅名が特定されています。そのため、「券面表示の都区市内各駅下車前途無効」の注意書きがありません。

また、経由欄も通常発売では「新大阪・新幹線」となっているのに対し、優待券使用のものは「新大阪・新幹線・東京」という表記になっており、細部が微妙に異なっています。

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JR東海の株主優待割引券

JR東海発行の株主優待割引券を使用する機会がありましたので、御紹介いたします。
JRでは各社共に独自の株主優待割引制度を設けているようで、JR東海では割引優待券1枚につき片道運賃および諸料金を1割引、2枚で2割引となります。

JR東海の株主優待券の券種は1種類ですが、細かく見ると2種類の券があります。

  images (A券:再度クリックすると鮮明に表示されます)

これは右上にある6桁の券番が「」から始まる券です。1枚1枚単票になっている様式で、表紙はありません。
大株主など大量に交付する場合や、奇数枚交付する時に使用されるようです。

  images (B券:再度クリックすると鮮明に表示されます)

それに対し、これは券番が「」から始まる券です。これはA券とは違い、2枚一組になっており、写真ではわかりづらいかもしれませんが、左端が冊子状に綴じられており、点線で表紙から切り取れるようになっています。

  images (裏面:再度クリックすると鮮明に表示されます)

裏面には注意書きが印刷されていますが、内容はA券B券共に共通です。

  images (B券の表紙:再度クリックすると鮮明に表示されます)

これがB券の表紙です。表紙の裏面および裏表紙は何も印刷されていない白紙になっています。

JRの株主優待割引券は各社独自に優待適用区間が定められており、例えばJR東海の場合は、JR東海管内路線しか使用できません。
そのため、「名古屋市内」を除く管内の「特定都区市内(東京都区内・横浜市内・京都市内・大阪市内)」および東京山手線内においてはJR東日本やJR西日本の区間は適用外となります。そのため、他社線区間の乗車券を別途購入するとかえって割高になってしまうこともあるようですが、盆暮れ正月関係なく通年使用することが出来、使いようによっては有益な制度です。

JR東海の株主優待割引券制度についてはこちら

 

 

 

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最近のJR東海MV券

従来、JR東海の熱転写マルス券やMV券は、印刷ヘッドが悪いのか、とても印字の不鮮明なイメージがありました。

images(JR東海券) 

images  images(JR東日本券)

例えば上の券は、以前JR東海東日本リースMVで発券した乗車券です。
写真では見づらいかもしれませんが、下のJR東日本のものより券紙は白っぽいですが、逆に印字はかなり擦れて不鮮明です。

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ところが最近、上の連続乗車券のように、JR東海のMV券の印字はかなり改善され、鮮明になっています。

以前、東京地区のJR東日本の券紙は鮮明に印字できるように表面を樹脂加工してあると聞いたことがありますが、JR東海の券紙も樹脂加工するようになったのでしょうか?
となると、樹脂加工された券紙は時間が経つと黄ばんで変色してくる傾向がありますので保存に苦しみますが、JR東海のものも同様に黄ばんできてしまうのでしょうか?
MR32のような感熱券は印字そのものはきれいですが、印字の耐久性についてはまだまだ疑問の残るところです。いったい、どれが保存性に優位なのやら…

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南部縦貫鉄道の往復券

今回御紹介いたしますのは、2002年8月正式に廃止された、南部縦貫鉄道の往復乗車券です。

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これは廃札として放出されたもののひとつです。
末期に発行された硬券乗車券は日本交通印刷製の一般式B型片道乗車券しかなかったように記憶していますが、このほかにもいくつかの区間があり、最盛期にはかなりの口座があったものと思われます。

さて、この往復券ですが、他の区間の券も同じ状態になっていたのですが、ヘッダーに使用されている「(南部縦貫鉄道)」の「」の活字が、左右異なった活字が使用されているのが特徴でした。

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上が「復券」、下が「往券」のものです。
往券のものは前後の活字と同じ大きさで均等がとれていますが、往券のものは「縦」の文字だけが若干大きく、しかも「縦」ではなくという活字が使用されています。
特に理由はないのでしょうが、なんだかバランスが悪いです。

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補往の報告片(乙片)

JRの補往の報告片をまじまじとみていたら、ふと、くだらないことに気づきました。

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これは、JRになった直後に発行された、国鉄地紋時代の補往です。
廃札になったものをスキャンしました。

images(再度クリックすると、画像が大きく表示されます)

こちらは、現行の補往です。
東日本管内の「とある駅」にて、受託者様のご好意により、デジカメで接写させていただきました。

双方とも旅客に手渡す「甲片」部分は地紋以外に変化ありませんが、報告用である「乙片」の一部に変化があります。

では、乙片の一部分を拡大して見ましょう。

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JR発足当初は自動車線(JRバス)が旅客鉄道会社線の一部であったため、運賃内訳を記入するところに自動車線の運賃を記入する欄があります。

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ところが、現在、各旅客鉄道会社の自動車線はすべて子会社として分社化され、さらにはJR東日本・東海・四国・九州の各旅客鉄道会社においては連絡運輸そのものの取り扱いが全く無かったり、もしくは定期券のみの取り扱いとなっていたりしており、不要となった自動車線の運賃を記入する欄が消えています。

現在でも連絡運輸を行っているJR北海道・西日本の乙片を見たことはありませんが、もしかすると自動車線の欄が残っているかもしれません。

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○企 カートレインきっぷ

国鉄時代の1985年頃より、カートレインという自家用車を旅客と同一の列車で輸送するというカーフェリーの列車版のような長距離列車がありました。

images (カートレイン積込風景…Bird様のHPより)

東京~東小倉間を結ぶ「カートレイン九州」を始め、東京~白石間の「カートレイン北海道」、「カートレイン釧路」「カートレイン札幌」「カートレインユーロ名古屋」などの列車が存在したようです。 

 images (← 再度クリックすると大きく表示されます)

これはJR東日本町田旅行センターで発行された「カートレイン北海道」の乗車券です。「○企 カートレインきっぷ」と名づけられた乗車券は、なぜかマルス発券ではなく、出札補充券が使用されていました。
列車の性格上、発行枚数はさほど多くは無かったものと思われますが、わざわざ「○企 カートレインきっぷ」や「浜松町」「白石」といったゴム印が用意されていました。

当初、カートレイン北海道は山手線の恵比寿駅構内の旧サッポロビール恵比寿工場貨物ヤード(現在の恵比寿ガーデンプレイスが建っているあたり)から発着していましたが、今回御紹介いたしますものは、再開発による同ヤードの閉鎖に伴い、東海道本線浜松町駅構内のヤードに変更されてからのものです。

カートレインきっぷは出札補充券単体での発行ではなく、他に通常の乗車券とは違う、各種登録関係の券が添付されておりました。

 images (A券)

添付された1枚目は「A券」と呼ばれるもので、「カートレイン予約券」というものです。
これは指定を取るためのもので「指ノミ券」のようなものと解釈しています。
発車の1時間前までに発駅へ出向くよう、注意書きが記載されています。
L型マルスでの発券ですが、M型で発券されたものもあります。

 images (B券)

添付された2枚目は「B券」と呼ばれるもので、「名簿券」というものです。
これは予約内容に乗車する旅客の氏名データを紐付けするもので、モザイクのあるところに旅客(=運転者)の氏名が印字されています。

旅先への往復は鉄道を利用した自家用車の旅を提案したカートレインは画期的な列車のように見えましたが、自家用車を積載する車輌は高速貨物列車の廃止で余剰になったワキ10000型貨車が使用された関係で、積載できる車の寸法が全長4.6m・幅1.6m・高さ1.9mまでという制約があり、これが災いして利用台数は伸び悩み、2005年頃には廃止されてしまっています。

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日高町駅の乗車券

菅沼天虎様のブログ「菅沼天虎の紙屑談義」7月5日エントリーの『札幌印刷場 「高」の活字の俗字体』にて御紹介されておられます券につきまして、170円になってからのものが手元にありましたので、御紹介いたします。

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これは菅沼天虎様が御紹介されておられます券の約2年半後のものです。
この間には昭和59年4月20日、昭和60年4月20日および昭和61年9月1日の3回の運賃改定が実施され、昭和59年では140円であったものが、この時には170円になっています。
140円券と170円券の双方を比較すると区間等の記載事項は運賃を除いて全く同一に見えますが、140円券では日高岩内の「」の字が俗字体になっているのに対し、170円券では当用漢字の「」が使われている点が異なります。

意識的に修正されたのかは定かではありませんが、版を改版した際に「高」の字は当用漢字に統一されてしまったようです。

実際に日高町駅で購入した際、「日高の文字が3つ書かれた珍しい乗車券を記念にどうぞ」、的なポスターが窓口に貼られていた記憶があります。
また、日高町駅分の他、穂別駅・富内駅・振内駅の入場券も券箱に設備されていて、硬券収集家の財布の紐を緩ませる駅でした。
しかしながら、これらの増収策空しく、ちょうど2ヵ月後の昭和61年11月1日に富内線は廃止され、日高の文字が3つ書かれた珍しい乗車券も過去のものとなってしまいました。

この記事は、菅沼天虎様のブログ「菅沼天虎の紙屑談義」7月5日エントリーの『札幌印刷場 「高」の活字の俗字体』にトラックバックさせていただきました。

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千曲バスの国鉄連絡乗車券

長野県の佐久を始めとする東信地区を中心に路線網を巡らしている千曲バスは、かつて国鉄線との連絡運輸を行っていました。

 images(表) images(裏)

これは、上田~奥鹿教湯間を結ぶ、鹿教湯線の鹿教湯温泉駅発行の上田駅接続の東京山手線内ゆき乗車券です。
JPR「してつ」地紋のA型硬券で、裏面を見ますと、東京山手線内は下車前途無効の「おきまり」の注意書きと、日本交通印刷のD型券にありがちな字体の券番が振られています。

上田駅から東京山手線内までの営業距離は189.2kmであり、辛うじて東京山手線内ゆきの範疇に収まりますが、千曲バス区間の営業キロを加算した通算キロが100kmを超えるため、有効日数が鉄道区間乗車券の有効日数「2日間」に+1日を加算した「3日間」となっています。

鹿教湯温泉駅は昔、「鹿えた」として江戸時代から栄えた温泉地であり、同社バスの側面には鹿の絵が描かれているくらいに重要な観光地ですが、特に案内所らしきものはなく、乗車券の発売は千曲バス区間の他、国鉄線連絡乗車券が駅隣の商店で委託発売されていました。
しかし、地方にある民間のバスのりばで東京までの「通しきっぷ」を購入する一般の乗客はさほど多くはなかったようで、せっかくの常備券も発売枚数はさほど多くはなかったようです。

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