JR東日本 原宿から120円区間ゆき片道乗車券

前回エントリーでJR東日本山手線原宿駅から150円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしました。
その記事の中で、「同駅の硬券は昭和63年が最後」と申し上げましたが、その翌年に購入した臨発用券も手元にございましたので御紹介致しましょう。



   


硬券乗車券の翌年である、1989(昭和64)年1月に原宿駅で発売された、120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のA型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製された千切り式軟券となっています。
前年に過渡期地紋の硬券を購入したため、今度はJR地紋券を購入するつもりで同駅を訪問したのですが、窓口の中は予想外の展開で、硬券ではなくなってしまっていました。


この頃の常備軟券は現在の同社常備軟券とは違って活字による印刷となっており、硬券乗車券の時代の雰囲気が残されています。また、券番は表に記載されており、裏面への4桁附番はされていませんでした。

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JR東日本 原宿から150円区間ゆき片道乗車券

1988(昭和63)年1月に、JR山手線原宿駅で発行された原宿から150円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつ過渡期地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

この券が発売されていた当時は、正月三が日の明治神宮初詣混雑時には神宮側の臨時ホームが使用され、そのにある出札口で近距離用の硬券が発売されており、そこで購入したものです。出札所には券売機も10台くらい並んでいましたが、まだIC乗車券が登場していない時代ですので、それだけでは大勢の参拝客を捌き切ることが出来ず、窓口にも列が誘導されて硬券が発売されていました。

国鉄時代の昭和59年頃には本屋窓口にも、近距離用の硬券が数種類常備されていて日常的に購入出来ましたが、窓口の軟券化に伴って常時購入することは出来なくなっています。


この券は臨発用として設備されていたようで、国鉄民営化から9か月が経過していてもまだ過渡期券が使用されており、正月三が日で売切られてしまえばJR地紋券が登場していたかもしれませんが、あまりの混雑ゆえ、そこまで確認することはできませんでした。
同駅の臨発用硬券はこの年が最後でしたので、もしかすると口座によってはJR地紋券での発売は行われていなかったものが存在するか、もしくはJR地紋の硬券は全く登場しなかったかも知れません。

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流鉄 金額式乗車券セット ~その2

前回エントリーで、流鉄が発売した金額式乗車券セットを御紹介いたしましたので、今回は各々の券を御紹介いたしましょう。


   


まずは、流山駅から200円区間ゆきの券です。青色JPRてつどう地紋のB型金額式大人・小児用券で、通常の硬券と同じ印刷場であれば、山口証券印刷で調製されたものということになります。
日付は発売開始日である「29.11.-7.」となっており、「平成30年3月14日まで1回に限り有効」という文言があります。

この券は「金額式乗車券セット」という特段何かを記念して発行された記念乗車券ではありませんので、個人的には発売の際に日付を入れ、文言は「発売当日限り有効 下車前途無効」というものにして頂きたかった感があります。


   


2枚目の券は幸谷駅から170円区間ゆきとなります。様式的には1枚目の流山の券と同じになります。


   


3枚目は馬橋から130円区間ゆきの券になります。やはりこれも流山の券と同じ様式です。



   


流山の券の裏面です。発行駅名の他に「流山から200円」の表記があります。本来であれば「200円」ではなく「200円区間」と記載する方が正しいように思いますが、料金機に券を投入する必要のない同線の乗車券ですから、裏面の記載にはさほど重要視されるものではなさそうです。


   


馬橋の券の裏面の同様に「馬橋から130円」と記載されています。
そして、発行駅名にはきちんと頭に「〇社」の符号が付いています。

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流鉄 金額式乗車券セット ~その1

記念きっぷなのか企画乗車券なのか分からないのですが、2015(平成27)年11月に流鉄が発売した金額式乗車券セットです。


   


台紙に金額式硬券が3枚付いているもので、額面通りの500円で発売していました。
特に何かの記念というわけでもなさそうで、発売経緯が意味不明な記念乗車券ですが、同社の硬券乗車券は相互式か両矢印式となっており、金額式は券売機券だけですので、珍しさのあまり購入しました。

それでは次回、それぞれの券の仔細を御紹介いたしましょう。

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陸奥鶴田駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

1976(昭和51)年8月に五能線陸奥鶴田駅で発行された、陸奥鶴田から120円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用券で、新潟印刷場で調製されたものです。

前回エントリーで同じく新潟印刷場で調製された羽後本荘駅発行の金額式券を御紹介いたしましたが、陸奥鶴田駅の券の方が金額の活字が大きく、少し目立つようになっています。
これは、この時期に新潟印刷場では金額式券の様式を改定しており、羽後本荘の券が旧様式で、陸奥鶴田の券が新様式となります。


   


裏面です。裏面については特段変更は無かったようです。

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羽後本荘駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

1976(昭和51)年6月に羽越本線羽後本荘駅で発行された、羽後本荘から120円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、新潟印刷場で調製されたものです。
新潟印刷場の金額式券は金額を表す文字のフォントが比較的小さ目で、なんとなく小児断片の占める割合が大きかったりします。


   


裏面です。
裏面には券番と発行駅名の他、発駅名と金額が記載されているのが特徴です。新潟印刷場と仙台印刷場を除き、札幌・東京・名古屋・大阪・広島・高松・門司の各印刷場で調製されていた券にはない、独特のものです。ただし、1970(昭和45)年9月の国有鉄道公示文書を見ますと、国鉄の金額式券の正式な様式には裏面にこのような記載をするものと記載されておりますので、新潟と仙台印刷場の様式が正当で、他の印刷場は不要であるとして省略してしまっていたのかも知れません。

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京王帝都電鉄 運賃着駅払証

昭和50年代に京王帝都電鉄(現・京王電鉄)井の頭線東松原駅で発行された、運賃着駅払証です。


   


青色けいおうていと自社地紋のB型千切り式券となっています。印刷の感じから、シンコー印刷で調整されたものではないかと思われます。

この券は発駅の出札にて、券売機になんらかのトラブルが発生して乗車券が発売不可能となった際、旅客を無札で乗車させるために発行する乗車証明書のようなものになります。
運賃を着駅または乗継駅で支払うように記載されており、当時はまだ車内での車掌による精算も行われておりましたが、一度に多くの旅客が車内精算を申し出た際の混乱を避けるためでしょうか、車内での精算についての記載はありません。


   


裏面です。
券番が2か所と案内文があります。ここには、「自動券売機の点検中のため」という発行理由が記載されています。現在となっては随分とぶっきらぼうな言い回しですが、「大変ご迷惑をおかけいたしますがご了承願います」とあります。何となく、「券売機が点検中なんだから仕方ないだろ?」とも取れてしまいます。

案内文の下には「(00)」という循環番号と「(京王帝都電鉄)」と社名が印刷されています。

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JR東日本 長岡駅発行 東京都区内ゆき片道乗車券

2019年月にJR東日本信越本線長岡駅の自動券売機で発行された、東京都区内ゆきの片道乗車券です。



   


桃色JRE地紋の感熱式券で、縦型の85mmで発券されています。
経由は上越線経由となっていますが、殆どの旅客が上越新幹線を利用するものと思われます。

この券は長岡駅から東京駅までの区間を上越新幹線利用で使用致しましたため、長岡駅と東京駅の新幹線中間改札の自動改札機によって、赤インクでの入出場の記録が印字されています。

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烏山駅発行 烏山線気動車運転50周年記念入場券 ~その2

前回エントリーで烏山線烏山駅で発行された「烏山線気動車運転50周年記念入場券」 の全容を御紹介いたしましたので、今回はその中に封入されています券を御紹介致しましょう。


   


上から1枚目の券です。
白色無地紋の小児専用D型券で、東京印刷場で調製されたものです。

この記念入場券は発売日が1984(昭和59)年7月25日でしたが、券の日付は50周年となる翌月8月15日という前売り券でありますため、「発売当日1回限り有効」の文言の前に前売り券であることを示す「(前売)」の表示があります。

右側には烏山線に初めて導入された気動車であるキハ40000形気動車の写真になっています。


   


裏面です。
キハ40000形の簡単な説明があります。



   


真ん中の2枚目の券です。こちらは白色無地紋の大人専用D型券で、同じく東京印刷場で調製されています。
右側にはキハ10形気動車の写真になっています。この車両はキハ40形が入線する2代前の車両でした。


   


裏面です。なぜか形式は記載されておらず、ただ「昭和48年頃の烏山線の気動車」とだけの説明です。


   


一番下の3枚目の券です。こちらも白色無地紋の大人専用D型券で、同じく東京印刷場で調製されています。
右側には当時の最新税気動車であったキハ40形の写真となっています。


   


裏面です。こちらも形式は記載されておらず、ただ「現在の烏山線気動車」とだけの説明です。

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烏山駅発行 烏山線気動車運転50周年記念入場券 ~その1

1984(昭和59)年7月に烏山線烏山駅で発行された、「烏山線気動車運転50周年記念入場券」です。



   


A5版くらいの台紙にD型硬券が3枚挟んである、大変シンプルな構成です。ただし、発行(発売)されたのは7月ですが、券の日付は8月となっています。

台紙の左上には、地元烏山町(現・那須烏山市)の「山あげ祭」の写真があり、その下には当時の最新鋭車両であったキハ40形2000番台の写真があります。



   


裏面です。

それでは次回、各券の仔細を御紹介致しましょう。

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