カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

独立記念日。

2008年04月11日 21時51分59秒 | インドネシア / INDONESIA
 インドネシアの独立記念日は8月17日だ。
ジャワ島にある古都ソロ市で、偶然、私はこの日を迎えた。

インドネシア共和国は、紀元前1世紀頃から、
インド商人の影響でヒンドゥー教文化を取り入れていたらしい。
イスラム教の影響を受け始めたのは12世紀頃である。

17世紀にオランダの支配下に入り、
1942年日本軍の軍政下に置かれていたが、
1945年、日本が降伏すると、8月17日独立を宣言した。

      

ソロ市内のメインストリートである
ジャラン・スラマッ・リャディー通りでは、
どこから集まったのか大勢の群集が押し寄せていた。
道路の両脇はもとより、
横断歩道橋の上にもぎっしり人が詰めかけていた。

観光客である私は、出来るだけ邪魔にならないように、
目立たないように様子を伺っていた。

すると・・・パレードが始まった。
トラックに飾り付けをして豪華な衣装を身に着けた人々。
何か神話の登場人物になりきっている人々。

    

そして後半になり異様な雰囲気をかもし出してしたのは、
自慢のマッチョなボディで思い思いのポーズを取る、
ボディビルダーの集団。

インドネシアでは、ボディビルが流行っているのだろうか?

   
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【インドネシアの人々】 ~ ジョグジャカルタ②~

2008年04月10日 21時08分59秒 | インドネシア / INDONESIA
この笑顔が素敵な青年もバティック作家である。

散歩の途中、彼の兄と名乗る男性に声をかけられて、
ちょっと覗いて行く事になった。
もちろん購入する意思も予算もない。

彼は仮面を描くのが好きだそうで、
自宅にあるアトリエには、
様々な大きさ、色、デザインの仮面の絵があった。

人懐っこい笑顔で
「一緒にビールを飲もう。」と誘われたが、
ちょっと待って・・・・。

イスラム教徒が酒を飲んでいいのか~! 

インドネシアはイスラム圏なので、
お酒はご法度かと思いきや・・・・結構みんな飲んでいた。
そのあたりは、インドのイスラム教徒の方がまじめであった。

  素敵なバティックの絵葉書。

ジャワ更紗
吉本 忍
平凡社

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 ≪ 関連記事 ≫ 

【インドネシアの人々】 ~ ジョグジャカルタ①~

   
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【インドネシアの人々】 ~ ジョグジャカルタ①~

2008年04月09日 22時01分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアの土産物としてポピュラーなのが
「バティック」であろう。

バティックとは・・・・
インドネシアのろうけつ染であるジャワ更紗の事。
ろうけつ染めとは、蝋で模様を描き染色する技法で、
18世紀頃から作られている。

最初の頃は一部貴族階級のみ着用をゆるされていたようだが、
やがて一般人にも広がっていった。
そして、華僑やアラブ人の影響を受け、
宗教や文化などの影響も加わり、
土地によって特徴的な模様のバティックが生まれた。
手法としては、型押しと手描きがある。

インテリア用のタペストリーや額縁入りの芸術的作品もあれば、
ベッドカバーや洋服用の布地もある。

          

ジャワ島にあるジョグジャカルタ市内の住宅街をブラブラしていると、
観光客目当ての住民に声をかけられる。
バティック販売の客引きである。

「観るだけタダ。」なので付いて行くと、
こんな具合に制作を観る事ができる。
もちろん気に入ったデザインの物があれば、
その場で購入する事も可能だ。
料金は交渉となるので、頑張って値切ろう。

ジャワ更紗
―いまに生きる伝統 (Shotor Museum)

伊藤 ふさ美,小笠原 小枝
小学館

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【インドネシアの乗り物】~ベチャ~

2008年04月04日 22時24分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドのサイクル・リクシャーや
ベトナムのサムローのインドネシア版がこれ。

サムローと同じで自転車の前に座席が付いている。
一応、幌の屋根が付いているが、恐らく使用する事はないだろう。
幌を広げれば運転手の視野が遮られるし、
風の抵抗が増して自転車を漕ぐのが辛い。

D25 地球の歩き方 インドネシア
2008~2009 (地球の歩き方 D 25)


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ここは、ジャワ島のボロブドゥールと言う、
世界遺産の仏教寺院がある村である。

壮大な世界遺産はこちら。

  ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
  ボロブドゥールの仏教遺跡 その②

その他にも小さな寺院の遺跡がたくさんある。

ベチャは交渉制であるので、
目的地までの距離でおおよその見当をつけて交渉する。
ただしこのボロブドゥールでは、他に交通手段がないので、
だいたいが運転手に有利な値段になる。

さて、なんだか解らないが、
ベチャの運転手のおっちゃんが急に自転車から降りて、
何か言っているではないか。

インドネシア語は解らないのだが、
身振り手振りでどうやら運転を変われと言っている。(らしい。)

仕方がないので自転車にまたがってみた。
すると今度はカメラをよこせと言っている。
どうやら記念写真を撮ってくれるらしい。

振り向けば、なんだか知らないが銅像があった。

   
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【インドネシアの人々】 ~ スクー寺院~

2008年03月28日 22時33分59秒 | インドネシア / INDONESIA
ソロ市から東へ36Kmのスクー寺院で出逢った家族。

私の左側にいる白髪のおじいちゃんが、
手招きをした。一緒に写真を撮りたいらしい。

ジャパニーズ・ビューティフル・ヤング・ガールは、
何処へ行っても人気者だ。(苦笑。)

彼らの持参したカメラで数枚撮ったあと、
私のカメラでも撮ってもらった。

出来上がってみれば・・・・
全員がカメラ目線でないのにシャッターが切られている。

写真を撮られることに慣れていないのか?
カメラの扱いに慣れていないのか?は解らないが・・・。

インドネシア全二十七州の旅
小松 邦康
めこん

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インドネシアのヒンドゥー寺院

2008年03月27日 21時01分59秒 | インドネシア / INDONESIA
ソロ市から東へ36Kmの所にラウ山がある。
15世紀にヒンドゥー教と土着の精霊信仰とが混合して
建造されたスクー寺院である。

正面の中央階段は人が一人通れるくらいの狭さ。

マヤ遺跡(観た事ないけど)のような階段のピラミッド型の寺院の跡で、
さすがにかなりの物好きでないと、ここまでは来ない。

寺院の周囲には、ヒンドゥー教の神話を描いたレリーフや、
ガルーダや、象、亀、豚?、
などのレリーフもたくさんあった。

              

バスの便が良くない場所なので、
ホテルで自動車をチャーターしてもらって、約2時間。
2002年当時で、187,500ルピア。(約2600円)
通行料1500ルピア(約20円)と
入場料1000ルピア(約13円)かかった。

インドネシアの通貨ルピアは、
桁が多いので円に換算するのが大変だ。
2002年当時、72ルピアが約1円。

ボロブドゥール遺跡・ジャワ島
―海のシルクロードで栄えたインドネシア王朝
(旅名人ブックス)

柳木 昭信,邸 景一
日経BP企画

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【インドネシアの空港】 ~ アディ・スマルモ国際空港 ~(ソロ)

2008年03月23日 21時21分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にある世界遺産を訪ねたのは、
2002年の夏休みだった。

ボロブドゥールは世界最大の仏教遺跡で、
プランバナンはヒンドゥー教遺跡である。
どちらも興味深い。

インドネシアといえば首都ジャカルタやバリ島位しか、
思い浮かばなかったのだが、ジャワ島にも国際空港があった。

それがソロ空港である。
シンガポール経由でシルク航空で入国できる。

写真のようにのどかである。
上空からは、田園の中に小さな建物が見えた。
しかも・・・ビルディングではなく、
平屋建てである。

施設も国際空港と言うには貧弱で、
フライトのある時間のみ係員が来るようだ。

免税店もキオスクのような小ささで、
しかもフライトの1時間前にならないと開かなかった。

 ≪ 関連記事 ≫ 

ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
ボロブドゥールの仏教遺跡 その②
プランバナンのヒンドゥー寺院
プランバナンの仏教寺院 その①
プランバナンの仏教寺院 その②

 
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ボロブドゥールの仏教遺跡 その②

2006年03月27日 21時23分59秒 | インドネシア / INDONESIA
遺跡は120mのほぼ正方形の基壇の上に、
9層(基壇含む)の壇が積み重ねられ、頂上にストゥーパがある。
下から6層が方形、その上の3層が円形である。

各層に仏像や本生譚などが刻され、
各層に設けられた回廊をめぐり上るに従い仏教の教義が理解される仕組。
ほぼ方形で、相似形が順次上へ重なっている。

下から第1層は土台のような部分。
第2層から第6層には、回廊があり壁に見事な浮き彫りがある。
仏陀の前世の善行などを題材にしたレリーフは全部で1460面。

また蓮の花の台座の上に据えられた432体の仏像がある。
仏像は向いた方角によって結ぶ印(両手の形と位置)が異なる。

東向……手を地面に付ける「指地」の印(悪魔を追い払う)
     を結んだ「あじゃ如来」
西向……「弥陀定印」または「禅定」の印(瞑想中である印)
     を結んだ「弥陀如来」
南向……「満願」または「施与」の印(何でも願いを叶えてくれる)
     を結んだ「宝生如来」
北向……「無畏」または「施無畏(せむい)」の印
     (人々から恐れを取り除いてくれる)を結んだ
     「不空成就如来」

第5層では東西南北とも「法身説法印」(仏陀が説法中に結ぶ印)
を結んだ「毘盧遮那(びるしゃな)仏」に変わる。

円壇が3段積み重なった上部の3層は、
各層にストゥーパが計72基あり、
その中には写真の様な転法輪の印を結ぶ仏像が入っている。
見やすい様にか(?)ストゥーパの上部が
取り外されている物もある。

最上円壇には大ストゥーパがある。
3月24日の写真では、頂上のストゥーパの先がかろうじて見える。

 ≪ 関連記事 ≫ 

ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
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ボロブドゥールの仏教遺跡 その①

2006年03月24日 22時38分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にある、世界最大の大乗仏教遺跡。
ジョクジャカルタの西42Km。
780~833年にシャイレーンドラ朝によって建造された。

どれくらい大きいかと言うと・・・
全体は、自然の丘を200万個の石で覆った
9段の階段状ピラミッド。この石は規格化された、
質の粗い黒灰色の安山岩ブロック。
底面は119mのほぼ正方形で、高さは35m。

近くに行けば行くほど、そのスケールの大きさに圧倒された。
写真はパノラマサイズだが、
カメラのフレームに入れようと後ろに下がっても下がっても、
全体が入りきらなかった事を覚えている。

建設の目的については、ストゥーパ説、曼荼羅説、
霊廟説などがあるが、わかっていない。
ただボロブドゥールの語源は、
「丘の上の僧房」を意味すると言われる。

            

遺跡の敷地内にあるマノハラホテルに宿泊すれば、
その宿泊日数分の入場料金(10US$/1日)も含まれる。
ボロブドゥールで一番いいホテルだが、
1泊3000円ほどで泊まれる。
コテージ型の部屋は狭かったが・・・。

日の出の前に遺跡に行けるし、
日没後はライトアップされた遺跡を
レストランでキンキンに冷えたビールを飲みながら、
見ることが出来る絶好の立地条件なのだ。
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プランバナンの仏教寺院 その②

2006年03月23日 22時42分59秒 | インドネシア / INDONESIA
プランバナンの北東2kmにあるプラオサン寺院。
その形がシヴァ神殿「ロロ・ジョングラン」と似ていることから、
プランバナン寺院群と同時期に建てられたと言われるが、
こちらは仏教寺院である。

9世紀中ごろ、仏教国のシャレーンドラ王朝の
王女プラーモ・ダヴァルダニーが
ヒンドゥー教国のマラタム王朝のラカイ・ピタカニ王へ
嫁いだ際に立てられた寺院。

北側に236基のストゥーパ(仏塔)と
116棟のペルワラ(小祠堂)があり、
南側には69基のストゥーパと16棟のペルワラがあり、
僧院だったと言われている。

現在は、写真の様な寺院が2つだけ残っており、
ストゥーパとペルワラの残骸に取り囲まれている。

寺院の中には、蓮華座に座った仏像が祀られているが、
外側の壁にはヒンドゥー教っぽい立位の神様(仏像?)が
彫刻されている。その顔は、どれもとても綺麗だった。
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プランバナンの仏教寺院 その①

2006年03月22日 22時08分59秒 | インドネシア / INDONESIA
この写真の寺院は、カラサン寺院。
別名:ワット・ケークとも言われている。

インドネシアのジャワ島、プランバナンの西南西2kmにある仏教寺院で、
出土した「カラサン碑文」によると、
この寺院は778年、ヒンドゥー教国サンジャヤ朝の国王が、
仏教国シャイレーンドラ朝の王女と結婚したことを
祝って建てられたらしい。

当時はシャイレーンドラ朝が、
仏教寺院群ボロブドゥールを建てようとしていた頃
(ボロブドゥールの建設は780~792年) に当たり、
勢いの強かったシャイレーンドラ朝に
従属せざるを得なかったサンジャヤ朝の状況を示しているように思われる。

シャイレーンドラ朝没落(9世紀前半)後、
改築が重ねられ、現在の形になったのは9世紀半ばと言われてる。

ヒンドゥー教と仏教とが融合した寺院で、
壁には仏教的なレリーフが多い。
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プランバナンのヒンドゥー寺院

2006年03月20日 22時40分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にプランバナンという世界遺産がある。
そこはヒンドゥー教寺院の遺跡がある。
それは、仏教遺跡ボロブドゥールと並んで、
ジャワ島観光のハイライトである。
場所はジョグジャカルタから17Km、
ソロからならバスで2時間くらい。

         

856年にサンジャヤ朝のピカタン王によって建造された
写真の一番高い寺院が、シヴァ神殿を持つロロ・ジョングラン寺院である。
高さ47mのピラミッド型の塔をもち、
回廊の欄楯(らんじゅん)壁面には「ラーマーヤナ」を題材にした
浮彫がほどこされている

そして、この寺院には、こんな伝説がある。

ボコ(プランバナンの近隣)の王子が、
プランバナンのロロ・ジョングラン姫に一目ぼれをした。
困った姫は、一晩で1000の寺院を建てたなら、
妻になると言う約束をしてしまった。

ところが王子は精霊の力を借りて、
夜明け前に999の寺院を造ってしまった。
約束の1000まで、あと一つ・・・。

そこで姫は知恵を働かせて、
待女に命じて米を臼で挽かせた。
するとニワトリが、朝が来たと勘違いをして鳴き始め、
日光を嫌う精霊は地中に帰ってしまった。
怒った王子は姫を石に変えてしまったそうな・・。

          

寺院の中には、ヒンドゥー教の神々が祀られている。
東側にシヴァ神、西側にガネーシャ神、
南側に聖者アガスティア(シヴァ神の導師)、北側にドゥルーガ神。
この「ドゥルーガ神」は、姫が石に変えられた姿と言われている。
他にはブラフマー神、ナンンディ像もある。

◆豆知識◆

プランバナンとは、「プラ:たくさんの」+「ブラフマナ:僧侶」、
ロロ・ジョングランとは、細身の処女の意味である。
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