カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

パンク記念日

2005年09月30日 20時29分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
インドの道路は、ガッタガタのボッコボコである。
自動車も多少(多々?)ポンコツでも、平気で走る。

                
写真のワゴン車は、南インドのマイソールから
近郊の町や村へ行くためにチャーターした車である。

正しいバックパッカー(自称)である私が、
専用車をチャーターするとは、
身の程知らずもいいところだが・・それには理由がある。

州政府主催のバスツアーに参加申込をしたのだが、
シーズンオフで他に参加者がいなかったためだ。
私一人のためにバスツアーを催行するわけにもいかず、
不本意ながら仕方なく、車をチャーターする事になったのだ。

バスツアーならば、たった265Rsだが、
1000Rsもかかってしまった。とんだ散財であるが、
ここまで来て足踏みするわけにもいかない。

        

この日は遠出であった。
一番遠くの町ベルールへは、マイソールから約150Kmだ。
そこからハレービートへは約20Km、
シュラヴァナベルゴーラ約50Km戻る。

                
最初のパンクは、マイソールからベルールへの途中だった。
旅にはハプニングがあった方が、面白い。
運転手がパンク修理をするのを余裕で見守った。
この写真を撮った時には、心にはたっぷりとユトリがあった。
次のパンクは、シュラヴァナベルゴーラの村の中だった。
そのまま修理屋へ持っていった。修理の間の時間を利用して、
普通は行かないチャンドラギリに登ることができたので嬉しかった。
まだ心には、ユトリがあった。
3回目のパンクは、マイソールへの帰路だった。
どこだかわからない真っ暗な道の真ん中だった。
インドの田舎道には街灯などない。
街灯も懐中電灯もない所でのパンク修理・・・。
手元も見えない。ムチャクチャ時間がかかってパンクは直った。

マイソールのホテルに着いた時、すでに夜9時を過ぎていた。
ドライバーが気の毒になったので、50Rs余計に支払った。
ドライバーは返そうとしたが、 
私が「取っておいて。」と言うと嬉しそうに笑った。
ついでですが・・・エンストも2回あった事を付け加えておきます。
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双子の美人

2005年09月29日 23時27分59秒 | 日記 / DAIRY
 今夜 咲きました!

双子でした。

綺麗に咲きました。
前回の7月の開花に比べると、ガクの部分が白いのは、
日に当たらなかったせいでしょうか?

母もとても喜んでいました。
父や親戚、友人、看護師さんに見守られながら、
19時頃からゆっくりと開花を始め、
22頃に無事、満開となりました。

多くの人に見守られて、さぞ月下美人冥利につきたでしょう。

      

今後は・・・・ おひたしに・・・。

実は・・・電車で運ぶ途中でサラリーマンのおっちゃんに
話しかけられたのですが、食べられるそうです・・。(マジッ?)

試食の感想は、後日また記載します。
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【インドの寺院】 ~ チャームンダーラヤ寺院 ~(シュラヴァナベルゴーラ)

2005年09月28日 21時11分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
内陸部にあるカルナータカ州の州都バンガロールから、
バスで2時間の街マイソールがある。
マイソールの北80Kmの村シュラヴァナベルゴーラは、
南インド最大のジャイナ教の聖地だ。

シュラヴァナベルゴーラとは、丘の上の僧を意味する。
村には、大小2つの丘がある。
大きい方の丘はインドラギリ、
小さいほうの丘はチャンドラギリと言う。
インドラギリには、ゴーマテーシュワラの像がある。

写真はインドラギリから見たチャンドラギリの様子。
沐浴池の向こうに見える丘には、14のジャイナ教寺院があり、
最も大きい寺院はチャームンダーラヤ寺院。
  (写真左手:丘の平らな所にある白い建物。)

 ≪ 関連記事 ≫ 

【インドの人々】 ~ シュラヴァナベルゴーラ ①~
【インドの人々】 ~ シュラヴァナベルゴーラ ②~
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病室の話題を独り占め。

2005年09月27日 22時20分59秒 | 日記 / DAIRY
彼女の名前は「月下美人」 。(写真)
先日、ぷち帰京した際に、ベランダをのぞいたら、
2Cmくらいの小さなツボミを4ヶもつけていた。

「ツボミがついたら動かすな。」と言うタブーを犯して、
東京から新潟へ約400Kmも電車とバスで移動させてしまった。
そのバチが当たって4ヶのうち2ヶのツボミが落ちてしまった。
しかし2ヶは色白ながら、元気に成長を続けている。

危険を冒してまで移動させたその理由は、
母に見せてあげたかったからだ。
私の期待通りに、母はとても喜んでくれて、
開花を楽しみにしている。

       

彼女は、今では病室の人気者だ。
お医者様や看護師さんの話題を独り占めしている。

母の病室をたずねる際に「お変わりありませんか?」
ではなく「月下美人は咲きましたか?」
と言う言葉が最近のハヤリである。

看護師さんの中では、開花日に誰が夜勤になるのか、
そんな話題で持ちきりだそうだ。

      ラッキーな人は誰かな?

私の予想では、29日か30日。
2ヶ同時に咲くか、1ヶずつ咲くかはお楽しみである。

彼女も我が家のベランダで、誰にも気づかれずひっそりと
咲いているよりは、きっと幸せに違いない。
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今日のNK ~ ブラジルGP ~

2005年09月26日 21時24分59秒 | スポーツ / SPORTS
NK(ナレイン・カーティケヤンのイニシャル)は、インド人初のF1ドライバーである。
今年ジョーダンからデビューした。

         

このレース、実は秘かに期待していた。

その理由は・・・NKが2002年にニッサンのドライバーだった時に、
ワールドシリーズbyニッサンでファステストラップをマークし、
得意としているコースだからだった。
バンピーで起伏が激しいが、左コーナーが中心となっている、
と言うのが好きな理由だそうだ。

しかし予選は17位。(ビルヌーブのペナルティにより、
決勝は16番グリッドからスタートとなった。)
ポールポジションのアロンソからは3秒近くの遅れ、
しかも同僚モンテイロよりも1秒以上も遅かった。
これは、どうしたことか?

           

そして決勝は恵みの雨が降らずに、
優勝したよりモントーヤから3周遅れの15位完走(完走15台)。

このGPで、アロンソ(ルノー)のワールドチャンピオンが決定。
史上最年少の24歳、そしてスペイン人として初めての、
ワールドチャンピオンとなった。
素朴な疑問。
ディープインパクトは武豊騎手以外の誰が乗っても、
速いと思うけれど、ルノーやマクラーレンを、
NKがドライブしたら、やはりそれなりに速いのだろうか?

馬は騎手に合わせて創られてはいないけれど、
マシンはドライバーに合わせてセッティングされているから、
NK仕様になっていれば、ある程度は速いのだろう。

        

がんばれ!NK!! 
       残すは、日本、中国のみ。

 NKの来期のシートは?ジョーダンか?それとも・・・?
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今日のカレー(No.30) ~おいしいカレー工房 ひつじや~(日比谷)

2005年09月25日 22時57分59秒 | カレー / CURRY
名前がなぜ「ひつじや」なのか?
「おいしいカレー工房」と言う事と店名と店構えからしても、
本格的な感じはしなかったのだが・・・・。

インドからスパイスを、トルコからハーブを、中国から漢方を持ってきて、
その3つを使用したカレーらしい。
ふーーむ、深い・・・・。

           

住 所:千代田区有楽町1-22 日比谷シャンテB2
電 話:03(3539)6858
最寄駅:東京メトロ日比谷線&都営三田線 日比谷駅

<食したメニュー>

Aセット 720円(2種類のカレー、ナン&ライス、サラダ、
          ヨーグルト、チャイ)

<店内の雰囲気>

カウンター10席、テーブル6席

日比谷シャンテの中にあるせいかインド色は皆無。
かなり狭さを感じさせる店内だが、
インド人が4人。(多くない?)

<感想と評価>

とにかく値段が安い。日比谷でこの値段でやっていけるのだろうか?
と、心配になるほど安い。Aセット、Bセット共に620円
この両方のカレーが食べられるCセットが、たった720円
しかもナン&ライスは食べ放題である。(驚愕)
その上、サラダとフルーツ入りヨーグルトとチャイがついて来る。(マジ?)

驚くのはこれからで、アルコール類は原価で提供されていて、
  マハラジャビールが292円(絶句)。
 (注)1本につき手数料が、別途100円かかるが、それにしても安い。

セットのカレーは日替わりで、この日はチキンキーマと野菜だった。
キーマはチキン、野菜は大根、人参、グリンピース。
どちらもシャバシャバのスープ状。
キレはアチャールを入れる事で増し、
コクはハーブと漢方が引き出している。かなりいい。
漢方の薬臭さは、全く感じられなかった。

最初にカレーの上澄みをすくってライスをいただき、
具をナンでいただくのがいいでしょう。
ナンはハーフだが、おかわりもハーフで出来る。
  (カレーも150円でおかわりできる。)

サラダは、レタス、人参、キョウリ、キャベツに
しょうゆ味の和風おろしドレッシング。

 評価は◎  コストパフォーマンスを考えても、GOOD!
     (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。
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【インドで飲んだくれる】の巻 ~マハーバリプラム~

2005年09月24日 22時00分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
写真は「クリシュナのバターボール」と言う、巨大な岩。
何故だか坂道で止まっている不思議な岩。
動かそうとしても微動だにしない。

さて、マハーバリプラムの話題になったところで、
久々に【インドで飲んだくれる】の巻をお送りします。

過去ログはこちら。

  【インドで飲んだくれる】の巻 ~アグラー~
  【インドで飲んだくれる】の巻 ~カジュラホー~

「地球の歩き方」にも登場している店がある。
その名をムーンレイカーズと言う。
この店で夕食を食べながらビールを飲んでいた。

2001年当時は、ビール瓶をテーブルの下に隠してくれと、
言われたが、最近ではどうだろうか?

            

食事を終えて店を出ようとしたところ、
従業員がやってきてこう言った。
「屋上で皆で飲むんだけど、一緒に飲まないか?」
指差す中には、白人の女性もいた。イギリス人だと言う。

ここでSさんならば「酒の誘いは断るな。」と思うのだろうが、
私は少し考えた・・・。他の外国人旅行者もいるし安全だろう。
それにホテルは目と鼻の先である。
多少酔っ払ったところで、歩いて帰る自信はあった。
  (結局は、飲みたかったのである。

「インド・ラムはあるか?」と私は聞いた。
するとポケットからラムを取り出し、ウインクする従業員。
「OK!」と二つ返事で微笑む私・・・。
  (インド・ラムの魅力に勝てなかった。

屋上へ上がると、従業員のオジのオーナーだと言う人もいた。
たぶん50代くらいだと思った。なんでも、このオジさんが、
私の事を気に入って一緒に飲みたい、と誘ったそうだ。
  (ジャパニーズ・ビューティフル・ヤング・ガールだからね。)

久々に飲むインド・ラムは、美味しかった。
コーラで割って飲んだ。そして気持ち良く酔った。
英語がもう少し出来れば、もっと楽しめただろう。
と、いつも思うのだが、私の英語は一向に上達しない。

           

インドで飲んだくれた3回に共通することは、
全部がおごりだった事だ。
初対面のインド人にご馳走されるなんて、
「地球の歩き方」的に考えれば、危険極まりない。

ご馳走になった物がチャイやタバコでも、
睡眠薬を一服盛られた話が山ほど載っている。
私は本当に、運がいいだけかもしれない。

しかし、誰にも心を開かずに旅をしていたとしても、
それがいい旅だとは思えない。
ある程度(こればかりは勘。)は心を開いて、
その土地の人や他の旅人たちと交わってみるのも、
旅の楽しみ方だと思う。

(注意)心を開きすぎてトラブルにあったとしても、
     それは自分の責任です。
     旅先では、自己責任で行動しましょう。
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【インドの寺院】 ~ 海岸寺院 ~(マハーバリプラム)

2005年09月23日 20時32分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
世界遺産にも登録されているこの寺院。
南インド・タミルナードゥ州の州都チェンナイからは、
バスで1時間半の距離のマハーバリプラムと言う町にある。

7世紀の後半に建てられたと言うから、
もすでに1400年以上も、海岸で風に吹かれていた事になる。

世界遺産に登録されてからは、防風林も植えられている。
建てられた当時は、7つの寺院があったと言うが、
現在はこの小さな寺院が1つあるだけだ。

金閣寺より銀閣寺を好む人が多いように、
日本人好みの侘寂(わびさび)のある寺院だ。

     

写真でもわかるように、柵の向こう側にある。
それは何故か?

その理由は・・・私が入場料をケチって入場しなかったからである。
私は、決してケチではない。 (本当だってばっ!)

2001年当時は、インド国内にある世界遺産に登録された
寺院や建物の入場料が高騰した時期だった。
現在は最高時の半分になっているが・・・。

当時の入場料はなんと 10US$だった。(当時400Rs)
                  ↑ これだけでも高いと思うのに・・・・。
しかも「外国人は・・」と言う但し書き付だ。
インド人はたった「10Rs」だった。
私が、もしインド人なら40回も入場できる計算だ。(しないけど。)

外国人とインド人の入場料金が違うことは、よくある事だ。
しかし、40倍と言うのは他に例がない。(と思う。私の経験では。)
普通はインド人10Rs、外国人100Rsくらい。
(これでも、どうか?とは思うが。ここまでは許せる範囲。)

あんまりバカらしいので、入場せずに柵の外側から写真だけ撮った。
10US$は、支払えない金額じゃなかったが、
インド人の40倍もの金額を払いたいだろうか

        

ちなみにこの料金は、パンチャ・ラタ(5つの山車型寺院)と共通。
パンチャ・ラタも柵の外から見られるので、入場しなくてもいいかも。
なお、2005年現在の入場料は5US$。
この5US$と言う料金は、インドの世界遺産の入場料の相場らしい。
(インド一有名なタージマハルやエローラ、アジャンター等も同様。)
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今日のカレー(No.29) ~アッチャ~(町田)

2005年09月22日 21時01分59秒 | カレー / CURRY
まずはじめに、謝っておきます。
  「すいませんでした。」

           

今まで食べ歩いた経験から、決め付けていた事があった。
  「有名店に旨い店なし。」
それは、店主がTV出演したり、雑誌に出る回数が多かったり、
本を出版しているような店に、
美味しい店はなかったと言う事だった。

しかし、この店は違いました。
  「美味しかったです。」

           

住 所:町田市中町2-11-10
電 話:042(710)9677
最寄駅:小田急線 町田駅

<食したメニュー>

チキンカレー 1000円(ライス、サラダ)

一応メニューはあるけれど、
夜は3種類くらいのカレーを用意しているようだ。
この日は、チキン、野菜、まざれでござれ(チキン&ダル)。

<店内の雰囲気>

カウンター10席のみ

TVはインドのTVか? と思うくらい映りが悪い。
横にロールする画面は、初めて見た。

店主のロイチョードゥーリさんが、
出演したビデオや雑誌を見せてくれる。
かなり陽気な典型的なインド人で、
初めて行っても常連客のようにもてなしてくれる。
 (日本語ペラペラでユーモアたっぷり。)

<感想と評価>

サラダは、大根、人参、玉葱、キャベツにしょうゆの辛いドレッシング。

まずお皿に盛ったライスの上にサラダと同じ野菜をトッピングし、
その上にカレーをかけてくれる。

カレーは、シャバシャバのスープ状で、固めのライスにマッチしている。
チキンは、柔らか~い大きなもも肉が1本入っている。
ジャガイモは、長野県産の有機野菜で栄養分を考えて皮ごと入っている。
かなりキレがあるのに、コクもしっかりある。
今まで食べたスープ状のカレーの中でもピカイチ!

辛さは、普通、チョイ辛、日本人もビックリ、インド人もビックリの4種類。
チョイ辛でも、ダラダラと汗が噴出す。辛さは調節可能。
注文に応じてチリを追加してくれる。

 評価は◎ 
     (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。
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【インドの寺院】 ~ ビルラー・テンプル ~(デリー)

2005年09月21日 20時20分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
別名「ラクシュミー・ナーラーヤン・マンディール」。
そのまんまだけど訳すると、
ラクシュミー女神とナーラーヤン神(クリシュナ神の別名)の寺院。

リクシャーに乗る時にはヒンディー語の、
「ラクシュミー・ナーラーヤン・マンディール」
と言った方が通りが良い。

ジャイプールやコルカタのビルラー・テンプルが、
白色であるのに対して、クリーム色とエンジ色に塗られている。
他のヒンドゥー寺院の中でも、珍しい色だろう。

入場料は無料だが、金属探知機のゲートをくぐり、
荷物は預けなければならない。内部の写真撮影もNG。

 ◆ 豆知識 ◆

基本的に、北インドのヒンドゥー寺院は、
石造りの自然な色が多い。
南インドは、色鮮やかにペインティングされている寺院が多い。
それは、遊園地やテーマパークのように見える。

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【インドの寺院】 ~ ビルラー・テンプル ~(ジャイプール)
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せめてもの罪滅ぼし?

2005年09月20日 20時59分59秒 | 東インド / EAST INDIA
私とマザーテレサ
私はキリスト教徒ではないし、それほどのかかわりはない。

1997年、初めてのインドの旅で、
コルカタ(カルカッタ)に行った時に、マザーハウスを訪ねた。

それは・・・1997年10月だった。
残念なことに9月にマザーテレサは、
イエス様の元へ旅立たれた。  ショックだった。

       

旅の計画を聞いた友人が、私に言った。
コルカタへ行くなら、是非ともマザーハウスへ行ってくれと。
わずかながら寄付を申し出た。もちろん快諾した。

泊まっていたサダルストリートのホテルから、
マザーハウスへは歩いて行った。
リクシャー(人力車)を横目で見て、
かたわらを行き交う人々に道を尋ねながら。

マザーハウスは、思っていたより遠かった。
およそ30分くらいかかって、ようやく到着した。

しかし、そこには高くそびえる鉄の扉が続いていた・・・。
関係者以外は、入れないのだろうか? どうしようか考えた。
ここまで来て、引き返すわけには行かない。
なんたって友人の善意を携えているのだ。
鉄の扉をしばらく見上げながら、
誰かが出入りするのを待った。
誰も出てこない・・・。誰も入って行かない・・・。

「もう行くしかない。」アポなし突撃だ。
心を決めて、重い扉を開いた。そして足を踏み入れた。
扉の中に人影はなかった。どうしよう・・・。困った。
もうすでに住居不法侵入罪を犯している。
インドの地で犯罪者になってしまうのだろうか?

恐る恐る建物に近づき、中の様子を伺った。
「私は怪しい者ではありません・・・。」心の中でつぶやいた。
建物の入口にはテーブルがあり、書類が重なっていた。

遠くに人影があった。子供を抱いたシスターだ。
 「エクスキューズ・ミー!」
その言葉にシスターが近づいてきた。

しつこいようだが、私は英語が話せない。
 「アイ・ハブ・ドネーション...」

それが住居不法侵入罪で訴えられない為の、精一杯だった。

           

思いのほか事務的にシスターは、写真の書類を差し出した。
そこには、名前と金額を記入する場所があった。
自分のボールペンで記入し、お金を渡した。

お金はインドルピーにした。
友人から預かった金額に上乗せしたのだが、
当時(今でも?)赤貧の私たちには、
大金を寄付することなど出来なかった。
でも金額じゃない、気持ちが大切だと言い聞かせた。

金額が少なかったためか? シスターが忙しかったのか?
寄付に訪れる人が多いせいなのか? は、わからないけれど、
お礼を言われる事はなかった。
 (何かを期待した訳じゃなかったけれど。)

ちなみにこれが、罪滅ぼしになったかどうかは、わからない。
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「being here」

2005年09月19日 22時15分59秒 | 音楽・舞踊 / MUSIC & DANCE
【 広石武彦 LIVE at Shibuya O-West】

待ちに待った、広石武彦LIVE。
1/23以来のソロライヴで、今夜はハジケルぞ。
と気合を入れて行ったのであった。

LIVEもあったし、母の治療は土日祭日は行われないので、
3連休にプチ帰京していたのだ。
3日間は、ヨガ&カレー三昧、間に映画と美容院、
締めくくりがこのLIVEであった。(クタクタダ。)

    

さて今回のLIVEは、9/17に発売されたアルバムと同タイトルであった。
このアルバムは、1年以上にわたって広石くんが手作りで制作したもので、
それだけ彼自身の愛情が注がれているのだ。

音作りからデザインまでを、全て一人で行うと言うのは、
凝りに凝ってるというよりは、
既存のレコード制作や流通に対する挑戦であろう。
(ソロになってからのCDやビデオやHPまでも、自身で制作している。)

ソロになって10年、挑戦し続ける彼を応援し続ける私である。

今夜は1曲1曲を、いつも以上に丁寧に歌う広石くんに、
涙してしまう私であった。

ギター担当の伊藤正さんじゃないけど、
(彼はリハーサルの時「I’LL BE THERE」のエンディングで、
 グッときてしまい思わず涙ぐみ、コードを間違えてしまったそうだ。)
最近とみに涙腺が弱くなってしまった、私・・・。
老化現象かしらん・・・。(心配。

              

  終わりないこの時の中で
  想いだけが永遠を生きる
  命より心のすべてを
  伝えられたなら I'll be there

  限りなく流れる時間に
  僕は何を残せるだろう
  溢れ出す思いのすべてを
  伝えられたなら I'll be there

  ( 広石武彦:I'll be thereより )
                              
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マザー!

2005年09月18日 19時33分59秒 | 映画 / MOVIE
ストーリーがわかってしまうので、
私は映画を観る前にプログラムは買わないようにしている。
この映画「マザー・テレサ」につては、
ストーリーの予想も出来たので、事前に購入し読んでいた。

しかし・・・それが原因で、
私は映画が始まる前から涙が止まらなくなってしまった。

その理由とは・・・マザーテレサ年譜の1行目にあった。
そこには『1910年8月26日誕生』と記載されていた。

年は違えど私の母と同じ誕生日であった。
偶然と言えば偶然だが、何かの縁だろうか?
  (もっとも私は偶然を信用しない。
   何事も全ては起こるべくして起こった、必然だと信じている。)

マザーテレサと比べては、いけないけれど、
神を信じ、自分の運命を神様に任せいる。
信念を持った小柄な(母はわずか32キロ!)老女と言う事も。
いろんな事が映画とダブってしまい、
始まる前から終わりまで鼻水ジュルジュルだった。

        

さて、この映画の素晴らしいところは、
(ストーリーはあえて語るまい。)
オリビア・ハッセイの演技力だろう。

「あー布施明の奥さんだった人ね。」と言ったアナタは、
間違いなく40歳以上でしょう。
「オリビア8世?」と言ったアナタは、
「ルパン3世」の見過ぎです。


年齢を重ねていったマザーテレサを演じている時には、
常に腰を曲げて仕草や表情もそっくりだった。
その上、完璧なまでのインドリッシュ!
さすがは3ヶ国語をあやつる国際派女優である。

インド好きな人も、そうでない人も、
キリスト教徒の人も、そうでない人も、
是非見に行きましょう
そこには日常で忘れてしまっていた、何かがあります。

◆豆知識◆

  インドリッシュとは?
  インドなまりの英語である。単語の「R」を発音する。
    understand・・・アンダルスタンド
    meter・・・・メータル

  私はこう言われて、しばらく考えてしまった事があった。
  「ヒズ ワルク イズ セーリング カルペット イン ザ マルケット。」
  
  「あぁ、彼の仕事はマーケットでカーペットを売ることね。」

マザー・テレサ 愛の軌跡

日本教文社

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【インドの寺院】 ~ ビルラー・テンプル ~(ジャイプール)

2005年09月17日 23時59分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
インドにビルラーと言う財閥がある。
そのビルラー財閥が建設(寄進)したヒンドゥー寺院が、
インド各地にある。代表的な街としては、デリー、コルカタ、
ジャイプール、ハイダラバード、バラナシ・・・がある。

各地の寺院の名前は、
通称としてビルラー・テンプルと呼ばれてるが、
他の名前で呼ばれている寺院もある。

写真はジャイプールにある寺院。
内部にはヒンドゥー教の神々が、ステンドグラスで現されていた。
このへんが伝統的な考え方に囚われない、斬新と言うか、
柔軟と言うか、開放的かつ画期的な印象だった。

基本的にビルラー・テンプルの入場は、
異教徒でも問題ないし、入場料も無料。
ジャイプールの寺院は持ち物の制限もなく、
写真も外部・内部共にOKだった。

ちなみにデリーでは、金属探知ゲートをくぐり、
持ち物は入場時に預ける。内部の写真もNGだった。

たぶん・・・これはテロ対策だと思われる。
デリー市内のショッピングセンター等でも、
持ち物は入場時に預けたり、
金属探知ゲートをくぐるところはある。

 ≪ 関連記事 ≫ 
【インドの寺院】 ~ エーカンバラナタール寺院 ~(カーンチプラム)
【インドの寺院】 ~ ロータス・テンプル (デリー)
【インドの城】 ~ アンベール城 ~(ジャイプール)
【インドの象】 ~ ジャイプール ~
【インドの宮殿】 ~ ハワ・マハル ~(ジャイプール)
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【インドの寺院】 ~ カパーレーシュワラ寺院 ~(チェンナイ)

2005年09月16日 21時38分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
南インドの代表的な寺院と言うと、
マドゥライのミーナークシ寺院なのだけれど、
すみません・・・行ってないので紹介できません。
謹んでお詫び申し上げます。 m(_ _)m

その代わりと言っては何だけれど、
タミルナードゥ州の州都チェンナイ(マドラス)の
カパーレーシュワラ寺院を紹介しよう。

     

この寺院も典型的な「南インド的ドラヴィダ様式」の
ヒンドゥー寺院である。

典型的な「南インド的ドラヴィダ様式」の特徴は、
写真の様な、大きなゴープラム(塔門)にある。

寺院の入口にあるゴープラムは、高さ約40m。ゴープラムには、
カラフルにペインティングされた神様たちが、飾られている。
その様子は、さながら遊園地かテーマパークのようだ。
北インドの寺院に比べると、とても派手なのだ。

2001年当時は入場料もカメラ持込料も無料だったが、
現在ではカメラは有料(10Rs)のようだ。

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【インドの結婚式】 その①

タミル語映画の「ボーイズ」で、この寺院での結婚式のシーンやら、
サドゥに弟子入りするシーンなどで沐浴池が映ったりして、
とても懐かしかった。
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