カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ タイガー3(日本語字幕版) ~

2024年05月10日 21時35分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年の作品で、2012年のタイガー(日本語版サブタイトル:
伝説のスパイ)、2017年のタイガーは生きていた(蘇る伝説のスパイ)
に続くシリーズ3作目である。日本語版は、裏切りのスパイだけど、
そもそもこの映画はインドの諜報機関(RAW)のスパイであるタイガーと、
パキスタンの諜報機関(ISI)のスパイであるゾヤが指令を無視して恋に落ち
結婚して家庭を築いていると言う設定だから、根本的に裏切ってるのだ。
特にゾヤはパキスタンからは裏切り者として敵視されている。まぁいいけど。

  <ストーリー> 

1999年にゾヤ(カトリーナ・カイフ)の父親が暗殺されるシーンから始まる。
ここで初めてゾヤの父親もパキスタン諜報部(ISI)のスパイだった事が判明。
父親の意志を継ぐゾヤの元にアーティシュ(イムラン・ハシュミ)が現れ、
自分もゾヤの父親に育てられたスパイである事を告げゾヤはアーティシュの
一番弟子となる。3作目にしてゾヤがスパイになったいきさつが解る。

タイガー(サルマン・カーン)は同僚ゴーピーの救出を求められ任務に就くが、
ゴーピーはタイガーに「ゾヤは二重スパイだ、気をつけろ。」
との言葉を残して死ぬ。家庭に戻ったタイガーだがゾヤを疑い始める。

任務でロシアに向かったタイガーはそこでゾヤと対峙し、
アーティシュが国家を乗っ取るために作った組織に捕らわれてしまう。
そしてゾヤが息子ジュニアの命と引き換えにある重要な任務を受けざるを
得なかった事を知り、タイガーも協力する事になってしまう。

タイガーは任務遂行のために自分のチームをインドから呼び、
真実を隠して仲間を騙していく。

タイガーとゾヤに騙された事に気づくチームのメンバーだが、
ゾヤを追うISIのメンバー達と協力してゾヤとタイガーを追って行く。

 おおっ! なんでここにこのお方が?
 インド映画でのスパイと言えばタイガー、パターン(シャールク・カーン)と
 リティック・ローシャン演じるカビールである。
 
 ロケ地はインドの他、オーストリア、ロシア、トルコと
 スケールが大きい。お金のかけ方が違うね、さすがボリウッド映画。

 インド映画に共通する特徴だけど、と
 他の映画のエッセンスが所々にちりばめられている。
 いろんな映画を観てる人じゃないと解らない事も多い。
 インド人なら知っててうふふっとなるけど・・・みたいな感じ。
 タイガーをシリーズで観ていると解るって事もあるけど。

 一番の感動の場面は・・・
 パキスタンの子供たちがインド国歌を演奏するシーンである。
 インド国歌を知らないと全く気付かないし、
 インドとパキスタンの対立の歴史や国民の感情を知らないと
 見逃してしまうだろう。
 実際のところパキスタン人がインド国歌を知ってるとも思えないが。
 
 この映画ではインドもパキスタンも過去は水に流して、
 新しい友好的関係を築いていきましょうと伝えている。
 政治に興味がない両国民も映画を観て共感すればいいけれど。

 日本公開に先駆けてBSでタイガー1・2を放送したけれど、
 劇場はガラガラだった。サルマン・カーンと言う大スターの作品で、
 しかも新しい作品なのに寂しい限りだった。
 宣伝してないからかな。

 

 

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【インド映画】 ~ パドマワット(日本語字幕版) ~

2024年03月27日 21時34分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年のヒンディー語映画。
タイトルは主人公の名前。インドで上映前にすったもんだあったため、
当初は「パドマワティ」だったのだが、「パドマワット」に変わった。

すったもんだのいきさつは2018年に書いてある。

「パドマワティ」

そしてストーリーはこちら。

「パドマワット」

なんだかわからないのだが、
インド大使館で日本語字幕版が上映されると聞きつけて
申し込んだのだった。しかも無料!

 

映画館じゃないのでスクリーンは小さいけど、文句はない。

ちょっと前に「バージーラーオとマスターニ」を観たばかりだった。
主人公のキャスティングは同じ、ディーピカ・パドゥコーンと
ランヴィール・シンである。

 

今回はディーピカが主役のパドマワットであり、
一方的に自分の物にしようとするのがランヴィール演じる
アラーウッディーンである。

王妃パドマワットの美しさと聡明さに対して
アラーウッディーンは冷酷で残虐で凶悪な暴君である。
極悪非道人を絵に描いたようなイスラム教徒として描かれている。

もう一人の主役はパドマワットの夫:メワール国のチットール城の
主ラタン・シンは典型的な誇り高きラージプート族として、
描かれている。インド映画でよくある構図、
ヒンドゥー教徒(善・正義)VSイスラム教徒(悪・不義)。

これも難しい歴史は理解しないとしても、
豪華絢爛な衣装と宮殿と踊り、戦国絵巻を楽しめばよいだろう。

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【インド映画】 ~ バージーラーオとマスターニ(日本語字幕版) ~

2024年03月22日 21時20分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年のヒンディー語映画。タイトルは原作では
主人公の2人の名前「バージーラーオ・マスターニ」であるが、
日本語版は解りやすくするためか「バージーラーオとマスターニ」である。

2015年の封切りの時にインドで観ており、
その後たしか日本で英語字幕版を観たような気がする。
今回は日本語字幕版だったので観てみた。
日本でもそうだが時代劇は現代劇と違い言葉が難しい。

ストーリーはこちらにも書いている。

「バージーラーオ・マスターニ」

                  

舞台は1700年頃のインド、
社会科で習ったムガール帝国が北インドを納めていた。

バージーラーオ1世はマラーター王国と言う、
現在のマハラシュトラ州プネー辺りを治めており、
領土拡大のためデリーまで攻めて行く。

最初の出征の際にブンデルカンドと言う小国からマスターニが
助けを求めに来る。ブンデルカンドはプネーとデリーの中間
(マディヤ・プラデシュ州とウッタル・プラデシュ州の州境)にある。
デリーに行く前にブンデルカンドを助けたバージーラーオは、
マスターニに惚れられマスターニはプネーに押しかけて来る。

ブンデルカンド王はイスラム教徒の妻がおり、
マスターニもイスラム教徒であったことから、
バージーラーオの家族や僧侶たちの反感を買う。
実際はどうだったか解らないけど・・・
この映画ではそういう事になっている。

インドはもともとヒンドゥスタン=ヒンドゥの国と言う。
つまりヒンドゥー教徒の国であったところに、
1200年頃にアフガニスタンからイスラム教徒が攻めて来て、
デリーに都を築いた。その後、1526年にモンゴル系のバーブルが、
デリーを攻め落としムガール帝国を築いたのだった。

このあたりからヒンドゥー教徒VSイスラム教徒の確執があり、
インド人(ヒンドゥー教徒だけじゃないけど)はイスラム教徒を
敵対視し嫌っている。

なのでムガール帝国時代ではイスラム教徒は侵略者であり、
ヒンドゥー教徒が嫌っていたというのも納得できる。

劇中ではこのマスターニに対する憎悪が、
バージーラーオとマスターニの愛の炎を燃え上がらせている。

時代劇は戦争の映画であるとともに王族の映画でもある。
伝統的な豪華な衣装、宮殿や城の煌びやかな装飾、
ボリウッドダンスではない伝統芸能が基盤となった踊り、
この辺りを大いに楽しめば良いと思う。

3回目でストーリーが解っている私も、
このあたりを楽しんで観た。

余談だが、バージーラーオ役のランヴィール・シンと
マスターニ役のディーピカ・パドゥコーンは夫婦である。
この時点では結婚していなかったけれど・・・。

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【インド映画】~ ストリート・ダンサー (日本語字幕版)~

2024年03月14日 21時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品。タイトルからして・・・
ただのダンス映画かと思ったら・・・。
その裏に友情あり、若者の成長あり・・・
一番大きいのは、時代は変わってきていると言う事を、
インド映画のストーリーで知った事だ。

インド人にとって踊りは古典から現代まで重要である。
歌えない人は多い(ひどい音痴、笑)が、
踊れないインド人はいない、と言っても過言でない。

この作品は、そんななくてはならないダンスを通じて、
人々に大切な事を伝えている映画だった。

主人公たちは、ロンドン生まれでロンドン育ちで、
国籍はイギリスだが両親もルーツもインド、パキスタン、
と言う現代の若者である。この辺が変わったと言える一因だ。

  <ストーリー> 

サヘージ(ワルン・ダワン)は兄(プニート・パタック)と共に
ダンサーを志す若者である。3年前のダンス大会で兄が足を負傷したため、
兄の夢を叶えるためダンススタジオを設立した。

サヘージは同じロンドン生まれでロンドン育ちのインド人の若者達と
ストリート・ダンサーと言うチームを結成しているが、
同じ境遇のパキスタン人のルール・ブレーカーズとライバル関係にあり、
リーダーのイナヤット(シュラッダー・カプール)らと
行きつけのラーム(プラブ・デーヴァ)のレストランで喧嘩をしている。

 クリケットのインド対パキスタン戦を見ながらやり合っているシーンでは、
 出た出た・・・インド(善=勝利)VSパキスタン(悪=敗北)だよ、 
 インド映画の定番中の定番と思ったのだった。

サヘージは他のチームメイトとは違い、インドに行った事があり、
そこで古臭いインドを見下し、セレブな我が身から優越感に浸る。

 ロンドンに住む移民であるインド人もパキスタン人も、
 みな成功者(セレブ)・・・やっぱり映画の中は一般人とは違う。

親戚の結婚式でインドの古典的な太鼓演奏者をイギリスで売り出すよう、
依頼されたサヘージは持参金に目がくらみ安請け合いする。
このお金でダンススタジオを設立したらしい。しかしサヘージは
演奏者たちをロンドンまで連れて行ったが面倒は一斉見なかったため、
見放された演奏者たちは衣食住も金もなく路頭に迷っていた。

サヘージはダンスの才能を見いだされロンドンの有力グループの
ロイヤルズに引き抜かれ3人の仲間と移籍する。

イナヤットはある夜、ラームのレストランで、ラームが残飯や食事を
不法滞在となった移民の路上生活者たちに与えているところを目撃し、
同じルーツを持つ人々の境遇に心を痛める。
祖国に帰りたくても帰れない・・・そんな移民たちは
生きるために国籍も宗教も超えた集団となっていた。

この人々を祖国に帰国させるためにイナヤットはラームに協力し、
ダンス大会に優勝し賞金10万ポンドを手に入れる事を決める。

優秀なダンサーだったラームの指導でルール・ブレーカーズは、
決勝に駒を進めロイヤルズと対戦する事になる。

サヘージは自分が騙した太鼓奏者たちと再会したことや、
友達が自分のエゴでなく困っている人々の為に行動している事を知り、
決勝を前にロイヤルズからルール・ブレーカーズに移籍する。

サヘージを得たルール・ブレーカーズは見事なチームワークで
優勝を勝ち取る。

 サクセスストーリーではあるが、個人の物語ではなく、
 もっと大きな、国が抱えている問題を解決すべきである、
 成功者は偉ぶるのではなく、弱者の為に働くべきである、
 そんな事を教えてくれた作品だった。

 時代は変わった。
 インド人であっても国籍はインドではない。
 血もルーツもインドであってもインドへ行った事もなければ、
 インドの言葉も話せない、そんなインド人が増えている。
 (この作品中ではヒンディー語を使用していたけど。)

 何年か前に日本でインドのイベントに参加した時に、
 インド人の若者が全く訛りのないネイティブの日本語で話していた。
 姿を見なければ日本人だと思っただろう。
 聞けば、日本生まれで日本育ちでインドには行った事がない、
 ヒンディー語は話せないとの事だった。

 この映画を観て、その時の事を思い出した。
 もし日本人の私が別の国で生まれて、その国で育ち、
 日本に行った事がない、日本語も話せない、国籍もその国だとしたら、
 どうだろう・・・・。私は日本に生きたいと思うだろうか。
 自分が日本人だと思うだろうか・・・。

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沈黙のパレード

2023年11月09日 21時52分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年刊行の東野圭吾の推理小説。
探偵ガリレオシリーズの第9弾の長編。

2022年に公開された映画ガリレオシリーズの第3弾。
通常、原作と映画は違っている事も多いのであるが、
この作品は登場人物が多いので映画の方が解りやすかった。
本だと、名前が苗字とファーストネーム、あだ名だったりして、
同一人物なのか?迷うところもあるのだが、
映画では顔で判断できるから解りやすいのである。

東京の郊外・菊野市の食堂なみきやの娘・沙織が失踪し、
3年後に全く関係のない静岡県の火災現場で
遺体となって発見される。

現場では沙織の他に家の主であった老婆の遺体も発見され、
警視庁の草薙刑事が捜査にあたる。

その家の息子・蓮沼が逮捕されるが、蓮沼は23年前にも、
少女を殺した容疑で逮捕されていたが、完全黙秘を貫き、
証拠不十分で無罪となっていた。

その事件を担当していた草薙は苦い思い出から、
なんとか蓮沼を有罪にしようと証拠を固めて行くが、
蓮沼はまたしても完全黙秘し釈放されてしまう。

湯川は菊野市にある大学の研究部門に勤務しており、
食堂の常連でもあり毎年行われている仮想パレードを見物し、
パレード当日に死体で発見された蓮沼の事件に関与していく。

誰が、どんな手段を使って、蓮沼を殺したのか?

湯川は現場の状況や死体の状態から推理を始める。
やがて湯川はなみきやの沙織の事件と23年前の事件の間に、
結びつきがある事を探り出し、蓮沼殺しの真相に到達する。

蓮沼殺しのからくりがわかったのが映画の半分くらいで、
このままじゃ終わらないよ・・・と言うのが解るのだった。

沙織は祭りで歌った歌が認められて夢だった歌手になるために、
音楽家の元でレッスンしていくのだったが、
よりによって恋人ができた事で歌よりも家庭に入りたいと
あっさり夢を捨ててしまう事が背景にあった。

現代では、スターも結婚もして子供も持つのは当たり前だし、
デビュー前に歌手の夢をあっさりすてて家庭に入るってのは、
どうだろうか・・・と思う。才能は認められていたわけだし。

結婚はその気になればできる事だし、
デビューはその気になってもでもできない事なのに。
その辺が気になった。

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真夏の方程式

2023年11月07日 21時44分59秒 | 映画 / MOVIE

東野圭吾の推理小説でガリレオシリーズの第6段で、
シリーズ3作品目の長編小説。2011年発行。

2013年に映画化された福山雅治主演(ガリレオ:湯川学)を観た。
草薙刑事は北村一輝。

湯川が美しい海辺の町を仕事で訪ね、
そこで起きた殺人事件から過去の事件までを解いていく。

この映画のテーマは「一事不再理」である。

これは「同一刑事事件について確定した判決がある場合には、
その事件について再度の実体審理をすることは許さない」
と言う事である。

夏休みのある日、小学4年生の恭平は、
両親が多忙のため親戚が旅館を経営する瑠璃ヶ浦に行くが、
列車の中で湯川と遭遇する。

湯川は海底鉱物資源開発の説明会に招かれ行く途中だった。
開発会社の経費で呼ばれてはいたが、学者として中立の立場で
物事を見たい湯川は予約されたホテルではなく、
恭平の伯父の旅館に宿泊する事にした。

そこで・・・宿泊客が転落死してしまう。
酒に酔って岸壁から転落したと処理されそうになったのだが、
人物が東京の元刑事だった事から事故死はありえない、
何かが隠されている・・・と。

子供が近くにいると蕁麻疹が出るというほど大の子供嫌いの湯川が
恭平とは気が合ったようで、一緒に実験をしたり勉強を教えたりする。

湯川は元刑事の死因が一酸化炭素中毒であった事から、
その原因を想像し推理して行く。

元刑事はなぜ瑠璃ヶ浦に行ったのか?
なぜ事故死に見せかけて殺されたのか?

草薙は16年前に元刑事が扱った事件から、
瑠璃ヶ浦との関係を暴いていく。

16年前の事件は犯人も逮捕されており、
服役した犯人は出所していた。
しかし元刑事はその事件に疑問を持っており、
自分が逮捕した犯人が誰かの身代わりになったのではないか、
と独自に調べていた。

湯川は真相を突き詰めて行くが、思いもよらない展開に・・・。
そしてその事件の真犯人が判るのだが・・・

16年前の事件はすでに終わっており、
今になって真犯人がわかったところで、
何もできないのである。

その真犯人が憎むべき凶悪犯ではないけれど、
でもなぁ・・・殺人を犯しているわけだし。
16年間、苦しんだとはいえ・・・・。
と、なんだかスッキリしないのだった。

しかも殺人を犯した犯人が何も知らない自分の身内に
片棒を担がせたと言うのは、やっぱりしっくりこないなぁ。

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容疑者Xの献身

2023年11月03日 21時38分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年に出版された東野圭吾の推理小説、
ガリレオシリーズの第3段で直木賞受賞作品。

小説の方は面白く読んでいたが、
今回、2008年公開の映画版を観た。

そもそもガリレオこと物理学者の湯川学は、
佐野史郎をイメージして書いたと聞いている。
映画版では福山雅治であるが・・・・
カッコ良すぎるだろ(笑)。

そして湯川が天才数学者と呼ぶ大学の同級生で、
今回の主役である数学にしか興味がなく、
学生時代から外見を全く気にしなかった男:石神哲哉は、
私のイメージ的には清潔感がなく服装にも髪型にも無頓着で、
他人からどう思われようと気にしない男・・・
演じるのは堤真一・・・・いや、ちゃうやろ。
もっとなんて言うか、誰が相応しいかと言われると、
難しいけど。

でも観て思ったのは、堤真一があの風貌でできる限り
カッコ悪い男を演じきっていたと言う事だ。
報知映画賞の主演男優賞だけど、
日本アカデミー賞でも良かったと思う。
2003年度はおくりびとの本木雅弘だったけど、
私は堤真一だな。

2012年に韓国版、2017年の中国版が制作され、
インドでも映画化されるらしい・・・
女優はカリーナ・カプールらしいけど、
肝心の天才数学者役は誰や? 観たい。

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【インド映画】~ ショーレイ (日本語字幕版)~

2023年10月24日 21時00分59秒 | 映画 / MOVIE

1975年のインド映画でタイトルはヒンディー語で「炎」。
インド人なら一度は観ていると言われているインド映画の名作。
今回は日本語字幕版で観たのだが、前回観たのが2014年で、
当時よりヒンディー語が解るようになっているのと、
さすがに日本語なので詳細まで理解できた。

ストーリーは2014年1月に観た時に書いてるので、
長くは書かない事にして、新たに感じた事も書いておく。


              
若き日のアミターブ・バッチャンはジュリアーノ・ジェンマに見え、
ガンアクションやファンション、岩山の舞台も西部劇だった。



  サンジーブ・クマールは、千葉真一に似てたなぁ。
昔の映画なので非常に長い・・・3時間半位あったが、
なんのなんの長く感じなかった。

 <ストーリー> 

現状と回顧録を交えて進んで行くのとで、
これが長い理由かもしれない。

とある駅に蒸気機関車が到着するシーンから始まる。
降りてきた男は元警官のタクール(サンジーブ・クマール)。
犯罪者であるジャイ(アミターブ・バッチャン)と
ヴィール(ダルメンドラ)を探すように依頼する。

タクールが警官だった頃、2人を護送中に列車強盗に襲われた。
3人で協力して何とか列車を守ったが、タクールは撃たれてしまう。

   ヴィールとジェイは運命を決める場面で、
  必ずコイントスを行うのだが、終盤でそのカラクリが解る。

お金のためなら何でもする2人は村長になったタクールに雇われ、
ガッバル・シン(アムザード・カーン)と言う大悪党から
村を守るように依頼される。 ↓ ガッバル。



二人はラムガール村にやって来てヴィールはヴァサンティ
(ヘマ・マリニ=5年後にダルメンドラと結婚)に恋をし、


ジャイはタクールの義理の娘で未亡人のラーダ
(ジャヤ・バドゥーリ=前年にアミターブと結婚)に惹かれる。

  このサイドカーのシーンは超有名!!

最初はお金のためだった二人だが、
タクールの執念と情熱にうたれ、村の為に戦う。

一味に捕まったヴァサンティを助けに行った
ヴィールも拘束されてしまう。絶体絶命のその時、
ジャイが二人を救出するために現れるが、
逃げる際に撃たれて命を落としてしまう。

ヴィールはガッバルを追い詰めるが、
タクールが自分に任せるように伝え
タクールがガッバールに止めを刺そうとした所で警察が駆けつける。



泥棒だけど勇敢であることでヴィールとジェイはタクールに買われ、
泥棒と元警官だけどお互いに認め合い信頼関係で結ばれている。

泥棒だけど(笑)人を愛する気持ちは純粋である。
泥棒だけど(笑)何の関係もない村人を守ろうと、
自分より悪人のガッバルに正義で(笑)立ち向かっていく。
            
村人はガッバルを恐れ服従しようとする者も少なくなかったが、
息子を殺されたイスラム教徒の一言で恐怖に立ち向かう。

ヴィールとジェイの友情は家族と同様であり、
お互いの為に命を投げ出すほどである。

タクールがガッバルを捕えたい理由は、
警官の時に取り逃がした事や悪党をのさばらしておけないと言う
正義感や村を守ろうと言う使命感よりは、
ガッバルに家族5人を殺された復讐であった。

あと「命ある限り」と言うシャールク・カーンの名作があるが、
この映画の主題歌にも同じ歌詞がでてくるのだが、
まぁ良くある文章だからね。

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メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第4話

2023年09月27日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE

フランスのニースを舞台に俳優同士の結婚式。
なんと!メイドインヘブン社、急に国際的になったものである。

女優のライラ・シラーズが俳優のサルファラーズ・カーンと結婚する。
インド通であれば名前を聞けば宗教が判るのだが、ライラは
ヒンドゥー教徒でサルファラーズはイスラム教徒である。
一般的には異教徒同士の結婚は許されないのだが、
ボリウッドをみると映画界には多い。なので、ここは
セレブだから一般社会とは違うと言う事だ。

ライラとサルファラーズを見た感じで言うと、ライラは大女優で
サルファラーズはちょっと下と言う感じ。ライラの方が背も高く、
オーラがある。サルファラーズはパッとしない感じ。

式はライラが全ての段取りを決め、レストランも料理も
全てに最高級を求める。サルファラーズはライラをおだてながら、
次作で夫婦初共演を求めるライラを騙し若手女優との共演を決める。
式の直前でそれがバレたためライラは結婚を破談にすると言い出す。

一方、母親の死期が近づき関係が悪化している事で、
精神的にどん底のカランは博打で大きな借金を抱え、
返済の当てもなくコカインと行きずりの男性に溺れている。
カランは会社のお金を使い込む。タラと金庫番のブルブルは
カランの仕業に激怒するが、金策の当てはない。
仕方なくタラは離婚調停中の夫の母親に頼み込み急場をしのぐ。

このままでは会社に大打撃を被ると考えたタラはライラに、
結婚をしてお金を巻き上げる作戦を授ける。

なんとか結婚式は終わるが・・・・
タラとカランはどうなる??

しかしニースまで社員ほぼ全員でいく必要ないと思うけど。
タラとカランは代表だから当然としても、
カメラマンのカビールは必要、あとは経理全般のブルブルまでか。
アシスタントもやればいいからジャズはいらないな。
それともう一人トランスジェンダーのマヘルもいらないな、
4人行けば十分なのに・・・経費節減じゃない。

あとカランとマヘルは出会い系サイトを利用しており、
(まぁそれは良しとしても)マッチングアプリと言うより、
本当に出会い系で(笑)会ったその日に関係を持ったり、
ゲイ方面の人は数が少ないから、機会を大事にしてるのかな。

インドと言う日本より保守的な国でここまで開放的に、
恋愛(恋愛なしで肉体関係だけか?)を軽く自由に楽しむのは、
ないな・・・と思う。セレブ階級だけの特権か?
またはインパクトが強い方がウケるからか。

インドでは大麻は身近な感じなのだが、コカインは・・・
そんなに出回っているのだろうか?

インドはお堅い国である。
これを観ている人は勘違いしないで欲しい。

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メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第3話

2023年09月26日 21時48分59秒 | 映画 / MOVIE

第3話、ハッピーエンド。
密会する熟年の男女。グルシャンとクリティ。こともあろうか
グルシャンの娘とクリティの息子が結婚する事になった。
そう二人は不倫関係にある。

学生時代に二人は恋人同士だったが親に反対されて、
別々の人と結婚していた。運命のいたずら・・・
1年前二人は再開し、焼け木杭には火が付いてしまった。

クリティの息子には1か月前まで別のGFがおり、
まぁ早い話が財産に目当てで鞍替えしたのだった。

結婚式の話し合いの途中でグルシャンとクリティの関係は、
スタッフにバレてしまう。二人は別れを決心するが、
結婚式の前日に! なんと! 駆け落ちする! 爆。

結婚式は中止になるが・・・・
カランはグルシャンに提案する。「あなた方が使いませんか?」
グルシャンは受け入れ、クリティと結婚式を挙げる。

まぁどちらも離婚していないのだけれど。

若い二人の方は破談になり、不倫の両親は駆け落ち(爆)。
ないわぁ・・・・。

今回からヒンディー語の副音声を聞いている。
文法的にも正しいヒンディー語で聞きやすい。
まぁ英単語はけっこう使われているのだけれど。
これも世の中の流れだから仕方ない。

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メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第1話

2023年09月24日 21時10分59秒 | 映画 / MOVIE

アマゾンプライムで2019年にシーズン1(全9話)が
放映されたが、その続編(全7話)である。

主人公はウエディング・プラン会社を経営するカラン
(アルジュン・マートゥル)とタラ(ソビタ・ドゥリパラ)。
インドでは結婚はマストであり、結婚式は誰もが憧れている。
そんな夢のような一世一代の晴れ舞台を企画する。

シーズン1では、しょせんお金持ち相手で、
庶民の結婚式とはかけ離れている事を書いたが、
4年後のシーズン2はどんなエピソードが書かれているのか?

第1話は「鏡よ鏡」。インドでは美男美女の第1条件は色白だ。
昔は日本でも色白は七難隠すと言われたものだが同じである。
ある結婚を控えた女性が美白を始めたところ、
なぜか婚約者がナーバスになってしまうと言う話。

生まれつき白かろうが、努力して白くなろうが、
どっちでもいいと思うけど・・・。
子供が黒かったら・・・とか思うのかね。
整形手術みたいなものか。

第1話はストーリー自体は大したものではなく、
シーズン1から6か月後の変化を中心に説明していた。

例えば・・・

メイドインヘブン社のオーナーや場所が変わったとか、
スタッフが入れ替わったとか、
タラが夫のアデルと離婚調停してるとか、
タラに新しいBFができたとか、
アデルが不倫相手でタラの親友だったファイザと続いてるとか、
ゲイのカランが母親と相変わらず上手く行ってないとか、
そしてゲイの集まるクラブで相手を探しているとか、
そこでコカインを常用しているとか。

さてさて、第2話はどうなっていくのか?

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片思い

2023年09月22日 21時44分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年発行の東野圭吾の小説で2017年にドラマ化された。
ストーリーは小説の時に書いたから割愛する。

中谷美紀が性同一性障害の主人公の美月を演じた。

第1話を観た時に思ったのは、中谷美紀・・・
ショートカットで頑張ってるけど、
・・・・女性にしか見えないなと思った。

実は以前の職場に性同一性障害の女性がいたのだが、
見かけは男にしか見えなかった。
声は女性のようだけど、見かけが男性だったから。

と言うわけで、演じるのは難しいよね。
演じているわけだし。

帝都大学アメフト部のチームメイトは、
毎年11月の第3金曜日に集まっていた。
13回目の会合の後、クォーターバックだった西浦哲郎は、
須貝と一緒に帰る途中で女子マネージャーだった日浦美月に会う。

ここから物語は始まる。
驚く事に美月は男性になっていた。哲郎は須貝と共に
美月を自宅に連れて行く。
哲郎はマネージャーだった理沙子と結婚していた。
美月が男性の姿になった事だけでも驚くのだが、
さらに美月は殺人を犯したことを告白する。

3人は美月を匿い逃亡させる事にする。
美月が殺した男は、美月がバーテンとして働いていたクラブの
ホステスにストーカーとして付きまとっていた客だった。

第2話では、自分が生まれながらにして男である美月が、
女として生きて行こうと決めて、男性と付き合い、
男性と結婚をし子供をもうけた。この苦痛がどれほどなのか?
実際には理解できていないと思うのだが、少し解ったように思う。

 最終回まで観たが中谷美紀は(完全ではないが)、
 だんだん男性に見えて来た。慣れただけか?

 また各話に性同一性障害の人々が登場するのだが、
 中には完全に性別を超越しているかのような役者がいて、
 驚いた・・・それらしい役者を揃えたのだろうけど、
 さすがだわ・・・。

 元アメフト部のメンバーは誰もが主役であった。
 クライマックスシーンはストーリーを知っていても感動した。

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ミッションインポッシブル・デッドレコニングPART ONE

2023年09月10日 21時57分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年7月公開のトム・クルーズ主演の、
ミッションインポッシブル・シリーズ、第7作目。

ちなみに1作目は1996年、以降2000年:MI2、
2006年:MI3、2011年に4作目、2015年に5作目、
2018年に6作目が公開されており、
本作と次作は2部構成となっていて来年に続編が公開される予定。

 

 

 

 

デッドレコニングとは推測航法のことで、
航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから、
過去や現在の位置を推定しその位置情報をもとにして行う航法のこと。

<ストーリー>

ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリの映像・・・
デッドレコニングを用いた新しい航行システムを試験運用する為、
高度なAIシステムを採用した。しかし、この新型AIが自我を得てしまい、
乗務員達をかく乱させ、自らが発射した魚雷が暴走し、
セヴァストポリに命中し乗務員全員が死亡する、

イーサン・ハント(トム・クルーズ)はIMF(インポッシブル・
ミッション・フォース)より指令を受け、AIの「実体」を制御する
2本の鍵を入手するよう指令を受ける。

このAI(エンティティ)がコンピュータに侵入すると、
世界の防衛、情報、金融などにとって大きな脅威となるため、
イーサンはIMFのメンバーであるルーサー(ヴィング・レイムス)、
ベンジー(サイモン・ベッグ)の協力を得て鍵を追う。

鍵を売って大金を得ようとする武器商人のホワイト・ウィドウ
(ヴァネッサ・カービー)や謎の男ガブリエル(イーサイ・モラレス)、
天才的なスリのグレース(ヘイリー・アトウェル)らがイーサンを
追って行く。

死闘の末、2本の鍵を入手したイーサンだが、
鍵の使い方は謎のままである。

この鍵の使用方法が沈没した潜水艦セヴァストポリにあるとわかるが、
どこに沈没しているのかは謎のままであった。

続編では、このあたりから始まるようである。

 トム・クルーズも60歳である。スタントを使用せずに
 アクションをこなすのは凄いと思うが、 
 そろそろこのシリーズも終わりが近いように思う。

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祈りの幕が下りる時

2023年09月09日 21時12分59秒 | 映画 / MOVIE

2013年発行の東野圭吾の推理小説。
刑事・加賀恭一郎シリーズの10作目。

小説を先に読んでいるのだが、小説では気にならなかったが、
映画では加賀は何度も自分が「マザコンだから。」と言うのだが、
12歳の時に突然いなくなった母親を慕うのはもっともだと思う。

加賀がなぜ日本橋署に身を置くのかと言う理由も明らかになる。
16年後に仙台で母親が病死。その時28歳の加賀は、
教師生活を経て刑事なっていた。そこから10年・・・
40手前に差し掛かっているが、母親の遺品から日本橋にこだわり、
母親が残した荷物から日本橋に縁があったと思い、
日本橋署に籍を置き、地元に密着したのだった。

話は仙台から始まる。
田島百合子と言う36歳のわけありの女性を、
宮本康代が自分のバーで雇う事になる。

百合子は12歳の息子を残して家を出たと言う。
妻としても母親としても至らなかったと言うのだが、
どうもうつ病であったようだ。

生活環境が変わったおかげで百合子は元気になり、
百合子の働きで康代の店は繁盛したが、
十数年後、百合子は病死してしまう。

康代が百合子の身寄りを捜し、
加賀に辿り着く・・・・・。
加賀は百合子の荷物を引き取り、
母親の人生に想いを馳せながら現在に至る。

10年後、滋賀県から上京した押谷道子の死体が発見される。
道子の捜査にあたるのは加賀の従弟の松宮だった。
道子は明治座に演出家の浅居博美を訪ねた後、
死体となるまでの足取りが不明だった。

博美は道子の中学の同級生だったが、
家庭の事情で転校していた。
道子は地元の施設で身元不明の女性を見つけ、
それが博美の母親だと確信し博美を訪ねて来たのだった。

博美は不幸な子供時代を送ったが、
相当な苦労をして現在の地位を築いており、
過去を蒸し返されるのは苦痛であったが、
アリバイがあった。

河川敷で浮浪者と思われる男性の他殺死体が発見される。
松宮はなぜか道子の事件とに関連性を疑う。
一見、関係のなさそうな2つの事件だが。
そして仙台の加賀の母親との関連はあるのか?

松宮が道子と浮浪者の事件を追っていくと、
博美と加賀が面識があった事に辿り着き、
加賀は持ち前の嗅覚から仙台と関係があったと思う。

 すっかり刑事・加賀恭一郎=阿部寛だわ。

 私はこの作品を読み始めてすぐに思った。
 これ松本清張の「砂の器」だわと。
 かなり昔だが松本清張もほとんど読んだ。

 

 不遇の子供時代に知られざる出来事(本人にしてみたら、
 ない事にしたい出来事)があり、まぁ犯罪だが、
 それを隠しとおそうとする本人の心に闇、
 暴かれる事を恐れて暮らす毎日。
 
 ある日、その触れられたくない部分に、
 近づいてくる人物。知られないようにするために、
 重ねてしまう嘘と犯罪。
 
 映画でもやっぱり「砂の器」だと思った。

 

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【インド映画】 ~パターン~

2023年09月05日 21時08分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年1月25日に封切られたインド映画界のキング、
シャールク・カーンの映画で、タイトルは「主人公のコードネーム」。
そもそもはアフガニスタンやパキスタンに住む、
パシュトゥン人の事を指す。

シャールク・カーン演じるインド諜報機関(RAW)の
敏腕諜報部員が赴任先のパシュトゥン人の村で命を救われた事から、
(パシュトゥン人の命をも救ったのであるが)、
そう名乗っており、RAWでは伝説的なヒーローである。

RAWが題材のインド映画ではサルマン・カーンのタイガー、
リティック・ローシャンのカビールが3大ヒーローで、
この映画でもそう言われている場面がある。

タイガー役でパターンを助けにやって来たサルマン・カーン。
すっかり仲直りしたようで最近は共演している。

  <ストーリー> 

2019年、インド政府はパキスタンの国境にある、
ジャンム・カシミール州の自治権を無効にした。それに激怒した
パキスタンのカーディル将軍はインド攻撃を画策し、
謎の男ジム(ジョン・アブラハム)に連絡する。

ジムは元々RAWの諜報部員だったが、インド政府がテロ組織に
身代金を支払わなかった事で妻子を殺された事から逆恨みし、
インドに敵対するテロリストに協力する立場となっていた。

パターンはRAWの過去のエージェントで怪我を負っても、
国に対する忠誠心が衰えていないメンバーを集めJOCRと言う、
舞台をRAWの中に作る。

パターンはジムがスペインにいる事を突き止めスペインに向かう。
ジムはロシアにある謎の物体を盗み出す事を計画し、
いろんな国々から精鋭エージェントを集めていた。その中にルバイ
(ディーピカ・パードゥコーン)と言うISI(パキスタンの諜報機関)の
エージェントがいた。ルバイはジムが盗もうとしている物体の
横取りをパターンに持ちかける。

まんまと物体を盗み出したパターンだったが、ルバイに騙されており、
ロシアにつかまってしまう。単独でやった事でインド国は関係ないと
インド側はパターンを突き放す。ここでタイガーが登場し、
パターンを助け出す。

3年後・・・パターンはジムの手下をアフリカで見つけ、
盗んだ物体が恐ろしい新種の天然痘ウィルスに変わった事を知る。
ジムはウィルスを使ったテロを画策していた。

パターンの活躍でシベリアの研究施設にあったウィルス株1個を
入手したRAWだったが、ジムの作戦でRAW施設内でウィルスが、
外気に触れてしまい室内にいたメンバーが感染してしまう。
メンバー達はウィルスを根絶するため自ら施設を破壊する。

残りのウィルスを回収するためパターンはジムを追い詰めるが、
ジムはウィルスをデリー行の航空機に積み拡散しようとしていた。
パターンはジムと格闘しウィルス拡散を寸前で止める。

 SRK作品では久々にスカッとするいい映画だった。
 58歳でもアクションバリバリのヒーローだし、
 やっぱりカッコいいし、惚れ惚れした。
 同行のインド映画通はストーリーが古臭いと言ってたけど、
 私はそんなこと気にならないほど満足したのだった。

 ちなみにお土産として劇場でこのポスターのA4サイズ版と、
 葉書をもらった。得した気分!

 RRRは南インド映画で家族愛をテーマにしてるけど、
 ボリウッド映画はハリウッド映画のコピーと言われても
 お洒落でカッコいいのであ~る。
 
 スカッと爽やか、インド映画入門として見るべし!
 ラブロマンスもいいけど、今回はアクション前回で。

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