私的図書館

本好き人の365日

音のしない音

2006-02-07 23:53:00 | 本と日常
今日、ラジオを聴いていたら、「マンガなどで使われる、音のないことを表す〈シ~ン〉という擬音は日本にしかない」と言っていました。

確かに、言われてみれば音が「ない」ことを擬音で表すってちょっと変かも…

数字の「0(ゼロ)」の概念に近いのかな?
聴いていて「ヘェ~」と感心してしまいました。
なんでも最初にマンガで使ったのは手塚治虫さんだとか。そうなの?

だから外国で日本のマンガを翻訳する時、この「シ~ン」の扱いに困るそうです。
ま、擬音自体もともと個性が強いですからね。

そういえば、演奏者がピアノの前に座り、「無音のまま」演奏するジョン・ケージの『4分33秒』というピアノ曲(?)もあったな。

演奏者は一度も鍵盤に触らずに、だからピアノは一度も音を出すことなく、聴衆はその「無音」の演奏に耳を澄ます…

『4分33秒』というのは最初に演奏された時、無音状態がそれだけ続いたためらしい。

なんか変なの(笑)

でも〈シ~ン〉という擬音の話はなんとなくうなずけます。
さすがはマンガの国、日本!

ちょっとトリビアな体験でした☆