私的図書館

本好き人の365日

上半期ベストセラー

2010-06-07 20:02:00 | 本と日常
6月になりました。

通勤途中で見かける学生さんも夏服に変わり涼しそう。

2010年も半年が過ぎるということで、書籍の取次ぎなどを行う会社、トーハンが2010年度上半期のベストセラーを発表しました。

1位は山本千尋さんの

『バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット』(幻冬舎)

おぉ~、意外。

社会現象にまでなった村上春樹さんの『1Q84(3) 』(新潮社)は2位に甘んじました。

『1Q84(1)/1Q84(2)』(新潮社)は15位。
14位に五木寛之さんの『親鸞(上)/親鸞(下)』(講談社)

読んだことのある本では、

4位 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』 岩崎夏海(ダイヤモンド社)

5位 『日本人の知らない日本語(2)』 蛇蔵&海野凪子(メディアファクトリー)

『日本人の知らない日本語(2)』は読んでいて楽しいし、勉強にもなるので納得ですが、多分ビジネス書に分類される『女子マネージャーとドラッカー』が4位に入るとは驚きです!

すごく限られた年代層にしか受けないと思っていたのに、私の感想が間違っているのか、もはや限られた年代層だけでもベストセラーになるくらい本を読む人が減っているのか…

ま、トーハンのベストセラーですから、実際にどれだけ読者の意向が反映されているかはあやしいものですが。

気になったのは8位に入っている冲方丁さんの『天地明察』(角川書店)

江戸時代、日本初の国産暦制定に奔走する碁打ちにして数学者の主人公。

和算の開祖「関孝和」や碁の名門「本因坊家」などが登場するらしくて、どちらにも興味があるので前から気になっていたんですよね。

これは読むしかないかな?

和算好きな女の子が活躍する遠藤寛子さんの『算法少女』もアニメの企画が進んでいるみたいだし。

ちなみに『天地明察』は「2010年第7回本屋大賞」に選ばれています。

文芸部門では村上春樹さん、五木寛之さん、冲方丁さんに続いてやっぱり強い東野圭吾さん!

『新参者』『カッコウの卵は誰のもの』の2作品が文芸部門ベストテンに入っていました。

ゴメンナサイ。
東野圭吾さん、まだ読んでいません。
(現在放送中のドラマ「新参者」は楽しく見ています☆)

それにしても、ダイエット本が1位とは…

いいんですけどね。

ただ個人的にはちょっとさびしいです。