私的図書館

本好き人の365日

4月刊行注目本 『アンドロメダ病原体』、『パットの夢』

2012-04-05 19:00:00 | 本と日常

最近忙しくてなかなか行けなかった本屋さん。

久しぶりに見回って来ましたが、新人さんが入ったらしくて古株の店員さんがあれこれ教えていました。

すっかり店員さんの顔も覚えたというのに、もう来れないと思うとちょっと寂しいかな。

4月発売で楽しみなのが、マイクル・クライトンのSF小説、 『アンドロメダ病原体 新装版』 (ハヤカワ文庫NV)

マイクル・クライトン
早川書房
発売日:2012-04-06

 

 

 

 

 

 

人工衛星が郊外に墜落した町の住人が一夜にして全滅してしまう。人類滅亡を防ぐべく、宇宙からの未知の病原体と戦う科学者を描いたSF界の名作、その新装版。

初版は1969年。作者は人気TVシリーズ「ER 緊急救命室」の製作者としても知られています。

発売日を過ぎていますが、残念ながら地元の本屋さんにはまだありませんでした。

 

もう一冊は、4月25日発売予定。

ルーシー・モード・モンゴメリの1935年の作品。

 

『パットの夢』 (角川文庫)

 

2月に角川文庫から発売された『銀の森のパット』の続編です。

新潮文庫でモンゴメリ作品では有名な村岡花子さんが訳した『パットお嬢さん』という本があるので、おそらく同じ内容だとは思いますが、今回角川文庫版の方は谷口由美子さんが翻訳してみえます♪

私は篠崎書林版の『銀の森のパット』(上・下)しか読んでいなかったので、この続編が読んでみたかった!!

ありがとう角川文庫!

映画制作はいまいちだけどこれはよくやった☆

できれば題名をもう少し工夫して欲しかったけれど、まあいいか!

モンゴメリ作品といえば「赤毛のアン・シリーズ」「エミリーブックス三部作」が有名ですが、アン、エミリーに次ぐ人気をほこるのがこのパットです。

美しい銀の森屋敷を愛し、家族を愛し、友達を愛するパット。しかし月日はそうしたものをどんどん変化させてしまう…

子供時代を過ぎ、次々とパットの元を去っていく愛すべきもの。

変化を何より憎み、傷つき悲しむパットですが、自身もやがて大人へと成長していきます…

 

美しい自然と鋭い心理描写。

木々と花々、猫たちをこよなく愛するモンゴメリの作品がまた読めるなんて嬉しい♪

モンゴメリの知られざる名作を次々と再版している角川のこのシリーズ。

調子に乗ってお願いするなら、次はぜひ「果樹園のセレナーデ」を!

絶版で手に入らないんです!

「マリゴールドの魔法」も篠崎書林版の下巻(涙)しか持っていないのでお願いします!