気温の変化が激しいですね。
今日はしとしとと雨が降り続けていて、ちょっと肌寒かったです。
最近反省したこと。
先日、路線バスにも慣れておこうと初めて利用してみたのですが(引っ越したばかりなので)、路線がいくつもあって行きたい場所に行くバスを探すだけで大変でした。しかも田舎と違って同じバス停から何本も行き先の違うバスが出ている。
路線図と首っぴきで料金なども確認しながら…そんな余裕のないのがいけなかったんでしょうね。
目星を付けたバスが到着して昇降口が開いた時、お年寄りがその前に立っていました。
ところが彼女はもぞもぞ体を動かすだけで、すぐに乗ろうとしません。
そのバスが到着する前にも、バスの運転手さんに行き先を訊ねて、結局自分の乗りたいバスじゃなかったというお年寄りがいたので、私はてっきり彼女も自分の乗りたいバスかどうか確認しているのだと思ってしまいました。
それで彼女の横をすり抜けてバスに乗り込むと、すれ違った瞬間、彼女が「あっ」と声を上げたんです。
そう、彼女がもぞもぞ体を動かしていたように見えたのは、体のバランスを取りながら片足を昇降口に乗せようとしていた準備段階の動きだったんです!
あぁ、しまった! と思った時にはすでに遅くて、流れのままうしろの席に座ってしまっていました。
あやまるタイミングも逃してしまった…
すごく反省。
別に急いでいたわけじゃないのに、どうして待てなかったんだオレ!?
バスに乗るという当たり前のことがすごく大変な人もいるんですよね。それがわかっていながら、その時は頭からスッポリ抜け落ちてしまっていました。身についていないってことか…
悪いことをしてしまいました。
最近読んだのは、白水社の 『アーサー・ランサムのロシア昔話』
高柳佐知子さんの本で紹介されてから、アーサー・ランサムの作品にも興味がわいてきて、図書館で借りて来ました。
代表作『ツバメ号とアマゾン号』もいま読んでいます♪
私の好きな作家、梨木香歩さんも、アーサー・ランサムに影響されて水遊びの楽しさを知ったと、どこかで書いてみえました。
この本は、ロシアの民話に引かれたアーサー・ランサムが、ロシアに滞在してロシア語を覚え(!)、集めた昔話を元に書いたお話を集めたもの。
巨人にさらわれた妹を取り返す三人の兄の話とか、ケモノの王の熊と、鳥の王の火の鳥がケンカした時の話、よい行いをしたごほうびに、天国で神様の椅子に座ることを望んだ鍛冶屋の話などが載っています。
妹を探すために次々と独身の老婆と結婚していく三兄弟のお話が面白かった♪(しかもそのうち二人は年寄りの母親付き)
老婆とその母親の知恵でなんとか巨人を出し抜くのですが、終始口ケンカをしたりののしりあって、決してハッピーエンドじゃないところが新鮮です(苦笑)
老婆の正体が美しい娘じゃないのもかえってよかった♪
ロシア民話らしく、熊やキツネ、カワカマスや空飛ぶ暖炉などが登場します。
怠け者が王女様と結婚したり、白鳥を女房にもらうお話、貧しい身なりの老人に自分の食べる分のパンまでわけてやったら、不思議な袋をくれた、なんていう笠地蔵みたいなお話まで。
ロシアの昔話もなかなか面白いです。
…私は自分の行いが恥ずかしい。
次にバスに乗る時は、周りの状況をしっかり確かめてから乗りたいと思います。
自分勝手が一番いけないですよね。
反省反省。