写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

二つの写真展&ふたつのコンサート

2012年02月27日 | 写真
この日が最終日という写真展を見てきました。石川県写真界の重鎮としていまも精力的に活動を続けている富岡省三さんの「富岡省三 記録展」と同じ場所で開かれていた「蔵明雄・大橋吉郎」写真展です。富岡省三さんは私の参加している地域公民館の写真教室の講師として多くの示唆をいただいた方です。国画会いしかわの代表でもある富岡さんは色彩の豊かさと鮮やかさで抽象的な作品を造り出す作家だとばかり思っていたのですが、今回の作品は1956年~1959年にかけての能登半島を中心とした海に生きる漁師や海女、魚の行商の人たち、そして当時どこにでも居た未舗装のどろだらけの道を舞台に生き生きと活動する貧しいが元気な子どもたちが活写されていました。富岡氏を中心とする国画会の作風には技術的には学ぶものも多いのですが正直言って違和感があるものが多いのですが、今回の「富岡省三 記録展」にはとても惹かれる作品が多くありました。大橋吉郎さんの作品展ではさまざまな人たちの顔の描写に惹かれるものがありました。蔵明雄さんの抽象的な作品には私の感覚ではついていけませんでした。同じ建物のロビーで木村茂子ピアノコンサートもあり、「愛」をキーワードとしたピアノ演奏も楽しみました。また会場に向う途中のデパートのロビーでは大学生のジャズコンサートも開かれていて、ここでも一曲ですが楽しませていただきました。
写真はそのジャズコンサートのパーカッションの見せ場のところです。
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