写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

金沢市南部丘陵 カタクリ群生地と白花カタクリ

2017年04月14日 | 写真日記
    [白花カタクリ]

金沢市の山里では一番と言われる春を呼ぶカタクリの花の群生地、平栗集落でそのカタクリの花が終盤の輝きを見せた4月10日のようすです。
写真の花は地域の方たちが大切に保護し、毎年白い花を咲かせている珍しい一株です。
カタクリの花は平安の昔から知られていて、北陸にもなじみの深い大伴家持は次のような歌を残しています。

   『もののふの八十をとめらがくみまがふ寺井の上の堅香子の花』 大伴家持(万葉集)

この歌は春の光をあびて清水を汲みに集う乙女たちの笑い声、そんな乙女たちを象徴するように咲いているカタクリの華やいだ情景を詠ったものだということだそうです。

    [夕方の斜光を浴び群生するカタクリの花]

NHKのラジオ深夜便でおなじみだった歌人鳥海昭子さんはこんなふうに詠っています
 
   『雪解けの山の斜面を埋めて咲くカタクリの花そよぎ止まざり』鳥海昭子

ちなみにカタクリの花言葉は「初恋、嫉妬、さびしさに耐える」などです。

今日ははやくも名残惜しい存在となってきたカタクリの花の写真を二枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]を更新です。



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ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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