[火龍の如く]
酷暑の続く金沢、私のような高齢者がカメラを持ちだしての撮影行は難しいので撮れる写真は限られています。
同じような条件の中で5年前に見たおどろおどろしいまでに染まり海面から上空に上る火龍のような姿の夕焼雲。
私はたくさんの夕焼け写真を撮ってきましたが、これほどの夕景を見たのは前にも後にもこの日だけでした。
[炎の如く]
金沢市街の灯火の向こうの暗い海面から立ち昇る巨大な火炎が見えます。
その炎のような夕焼も既に夜景と化した日本海を拒否する大男のように立ち尽くしていました。
[闇の世界を招き寄せる]
金沢市街地の明かりが時間の経過に合わせて鮮やかに瞬きだすとともに日本海上空の夏雲はどんどん広がり、深い赤の色もだんだんと闇の世界に溶け込み始めました。
金沢市の高台から見る夕景は本当に見事なものですが、それにしても見るものにれほどの迫力と言葉では表しきれない感情を引き出してくれる「美」に出会えるとは・・・。
5年前に見た日本海上空を染める真っ赤な夕焼雲の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。