写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

吹雪の夜

2012年02月19日 | 写真
冬の夜遅くまで起きていると突然風の音が止まり、音の無い世界に入り込んだような気になることがある。吹雪の夜に突然風が止むと風の音はもちろんのこと降り積もった雪に車両の騒音、その他のいろいろな音が吸い込まれて静寂の世界が広がります。窓から雪の具合を知りたいと窓を開けると街灯の明かりの形に降り続く雪が見え、闇の中ら灯りの中に現れ、また闇の中に吸い込まれていく車が見えていました。屋根に積もった雪がドスンと落ちると、その振動が身体に伝わってきます。翌朝の道路事情が心配になる雪国の夜です。
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兼六園 -滝とアオサギ-

2012年02月18日 | 写真
兼六園には琴柱灯篭のある霞池、時雨亭の庭の長谷池、そしてこの写真の瓢池と三つの池と曲水などの用水が配置され辰己用水の水が園内を巡ってまた辰己用水に流れ落ちます。その水辺に佇み我が物顔で生活の舞台としているこの青鷺は日本で最も多くの写真に撮られる鳥の一羽でしょう。
冷え込んだ朝、金沢21世紀美術館側からの入口、真弓坂口から入って最初に見る池は瓢池ですがその池に曲水からの水が落ち込む滝の下で、この時間はいつも琴柱灯篭の傍にいるはずの青鷺と会いました。少しおもしろい構図にはまり込んでいたのでレンズを向けてみました。
金沢は一昨日から大雪になっていて、今日の午前は一時的に青空が顔を覗かせましたがやはり雪模様の一日でした。明日も予報では雪で寒い日になりそうです。みなさん風邪などに気をつけてください。
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ひがし茶屋街雪景色

2012年02月17日 | 写真
今朝は毎週二回受け持っている「しんぶん赤旗」の配達日、前夜の激しい雪にも驚いたが積雪はそうでもなかったのでまだ暗い街に軽い気持ちで出発、すると間もなくの大雪で瞬くうちに新雪で道路も街も綺麗に雪化粧です。フロントガラスも雪が吹き付ける中で少々苦労はしましたが無事に午前5時頃に配達終了しました。いったん帰宅の後にカメラを持っていつも撮れない街の姿を求めて出かけました。もちろん金沢は雪国ですから雪景色は珍しくないのですが、金沢の古い情緒を伝える西茶屋街・ひがし茶屋街、武家屋敷の並ぶ長土塀町などは融雪装置が完備して道路に積雪という光景を見ることはとても珍しいものになっています。
ところが今朝のような突然の大雪だと融雪装置の作動が間に合わないで道路に雪が積もる光景が現出するはずだと思って出かけました。
行ってみると西と東の両茶屋街はほぼイメージどおりの光景、早い人は除雪作業を始めていたり、朝の散歩をしている人の姿もありました。
写真はその「ひがし茶屋街」の雪景色です。なお、この朝に撮影の浅野川河畔の雪景色は[ぎゃらりーたちばな今週の一枚]でも公開しています。そちらもご覧下さい。
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兼六園霞池の渡り鳥 ーカワアイサー

2012年02月16日 | 写真
久しぶりに夜明けの兼六園へ行ってきた。残念ながら山のほうが雲が多く日の出は見られなかったが、園路はほぼ除雪も出来ていてゆっくり歩いて回ることが出来ました。いつか兼六園は地元のバードウォッチャーにとっては身近に多くの鳥を見ることが出来る格好のウォッチングの場所になっていることを書きました。なにしろ全国でも有名な観光地なので鳥達も、いちいち人の姿を気にするわけにもいかないのか平気で人の近くで普段の姿を見せてくれます。
また普通は街中では見られない思いもかけない鳥達の姿も見ることが出来ます。今朝は山や林で生息する啄木鳥の仲間の「コゲラ」を見かけましたし、兼六園を代表する琴柱灯篭のある霞池では越冬のために本州に渡ってくるカワアイサの若鳥(だと思う)が盛んに水中に潜り餌をとっているのを見ました。
写真はその水鳥である「カワアイサ」の若鳥です。なかなか綺麗な鳥ですね。
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小さい春 み~つけた~

2012年02月15日 | 写真
ようやく私の近所周りの雪が少なくなり、場所によっては地表が現れ始めました。ご近所の家の壁にくっついていた雪が溶けて、積もった雪と壁の間の隙間が広がりその狭い場所に現れた土の部分になんと「小さな春」が顔を覗かせていました。とても窮屈な場所を望遠レンズで覗き込むようにしての撮影だったのであまりいい写真にはなりませんが・・・。とりあえず春のお便りを聞いた証拠写真です。もちろん写っているのは「ふきのとう」の蕾です。ふきのとうの姿を見て、雪国の金沢で春の息吹を感じた今日のマイニュースでした。
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ストリートダンス シーズンの始まり

2012年02月14日 | 写真
金沢に有名人などを招いて石川の味覚と風情を楽しむと言う「フードピア金沢」(石川県・金沢市・商工会など主催)という催しが2月一杯開かれています。もっともこのイベントの中心は料金6000円~高いものでは25000円ほどもかかる料亭やホテルで催される企画で、ほとんどの市民は10日からの3日間だけ金沢市の中央公園で開かれる関連イベント、囲炉裏村、屋台村、そして全国のラーメンを集めた「フードピアランド」で楽しみます。この3日間は中央舞台が設営され、地元のバンドや各文化関係の団体などがその舞台に立ちます。
私はそんな催しで精一杯のパフォーマンスを見せる人たちを撮影することが好きです。なかでも若者達の間で自然発生的に町の広場や道路から発生したと言うストリートダンスが大好きでいつも撮影させてもらっています。いまはそのストリートダンスも中心はダンス教室のメンバーになっていて、かつての荒削りなダンスよりも綺麗で巧みな見栄えのよいものが多くなりましたがそれでも魅力的な存在には違いありません。12日に今年初めてストリートダンスを撮影してきました。
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しいのきコンサート ー入場無料ー

2012年02月13日 | 写真
金沢市にある旧石川県庁舎は改築されて「しいのき迎賓館」といわれる観光施設となっています。二十一世紀美術館の道路向かいにあり、金沢城の三十間長屋や石垣が見られレストランやギャラリーが入っている建物です。広い前庭はイベントなどで使われていて多くの地元の人たちや観光客が集まる場所になっています。毎週日曜日にはコンサートなどが無料で開かれていて、それはそれなりに私も楽しませてもらっているのですが、県民の暮しをそっちのけにしての観光客受けする施設や企業のための公共工事にうつつを抜かす今の石川県政にはうんざりと言う気持ちも持ちながら複雑な気持ちで昨日はロビーで開かれていた管楽器奏者によるコンサートを楽しませていただきました。
写真は雪が降り続ける窓の外を眺めながらのコンサート風景です。
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鷹の仲間「チュウヒ?」ー野鳥の楽園 河北潟で見るー

2012年02月12日 | 写真
いつかこのブログで能登半島の付け根にある河北潟を全国的に知られた野鳥、それも多くの猛禽の種が集まる地域として紹介したことがある。冬鳥のいるこの季節だと干拓地の車道を走っていると道の脇の電柱や畑の畦、干拓地の中の用水の岸に生えている木々の枝や梢に大型の鳥がテリトリーを見張っているのに出会います。そのほとんどは鷹の仲間、ミサゴやノスリ、ケアシノスリ、ハヤブサ、オオタカ、チョウゲンボウやコミミヅク時にはオジロワシやオオワシなども姿を見せる珍しい地域です。
私は鳥の見わけ方に詳しくないので、自分なりのおおまかな分類ですが気になる鳥を見つけてはレンズを向けています。ただ猛禽が多いと言うことはその鳥達の餌になる小動物など多くの生き物がその地域に生息する分厚い自然が保たれていることを示しています。「分厚い自然」とはいってもご多分に漏れず、この地域でも自然の豊かさは潟の埋め立てや工場、住宅の進出の中で砂上の楼閣のようにあちこちから崩れ始めています。
この地域には冬になると北から数百羽のコハクチョウが越冬のために訪れますが、そのコハクチョウたちのねぐらや採餌の場となる水田が住宅地になったりして少なくなっています。このままではやがてコハクチョウの姿がなくなるのではと心配する人もいます。
そんなこともときには考えながら野鳥の姿を楽しみながらのカメラ散歩を楽しんでいると、この日はチュウヒらしい鳥を見つけてカメラに収めました。
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満開の蝋梅ーつかの間の晴れ間にー

2012年02月11日 | 写真
久しぶりに晴れ間が見えたので、ご近所をカメラ散歩です。私の住むところは金沢市の旧市内と郊外の新興住宅地が繋がるところに位置しています。少し歩くとまだ農家の佇まいを残したほんの少しの畑と庭のあるお宅がいくつかあり、花や木の実などが季節の変わり目を教えてくれます。今日はそのうちの蝋梅の木がある一軒まで歩いてきました。足元はまだ雪に覆われていますが蝋梅は期待したとおり青い空に満開の花をつけて大きく背伸びをしていました。
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極彩色のアート?ー実態は飢えた雄キジー

2012年02月10日 | 写真
昨年の雪の白山麓で出会った雄のキジです。昨年もこの時期(2011年2月14日)の白山麓は分厚い雪に覆われ地表で餌を探す鳥達は飢え、少しでも地表が見える民家の庭に姿を現し餌を懸命に探しています。そんなときはよほどの危険を感じない限り通常は避ける人影も気にしないで採餌を続けます。この雄キジも近くにある林から出てきたのでしょう、近くにいる私を気にも留めず懸命に餌を探していました。まあそんな事情にはとても同情しますが、カメラマンにとってこんなチャンスはそんなにあるものではありません。たまたま手にしていたカメラで必死にそのキジを追って撮ったうちの一枚がこの写真です。そろそろ婚姻色になるのでしょうが、それにしても見事な極彩色のアートと化していました。
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