HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

「世界から猫が消えたなら」「プロメテウスの罠」今月の本、

2013-03-06 11:05:19 | 

昨日も今日もとってもいい天気。

最高気温14度くらいありました。

今迄なかなか花がつかなかったパンジーも

それはそれは大きな花をつけて咲き誇っています。

春を告げるもの一杯周りに登場してきましたね。

「世界から猫が消えたらなら、」川村元気楮

新聞の広告で知って、本屋対象ノミネート、本屋にもお勧めとしてありました。

物語は、

自分の一日に命と引き換えに、大事なものを消していくという悪魔との取引

月曜日悪魔がやってきた

火曜日、世界から電話、が消えたなら、

水曜日、世界から映画が消えたなら、

木曜日、世界から時計が消えたなら、

金曜日、世界からが消えたなら、

土曜日世界からが消えたなら、

日曜日、さようならこの世界

なぜタイトルが「世界からねこが消えたなら」なのか?

読み進めているうちにわかります。

この消していくものは、30歳のこの若者にとっての大事なかけがえのないものなんです。

別れた恋人とのつながり、・・

ずッと寄り添う猫、それもお母さんの思いのこもった猫

その猫の名はキャベツ。

命名はお父さん。

亡くなったおかあさん、そしてそのおもいの手紙を恋人から渡されて・

なぜかお父さんの心の手をはねのけて反発して生きていた事にきづく。。

 

猫は消さない、代りに自分が消える!!

自分のいないあとキャベツを頼むためにお父さんのアパートへ・・

 

タンタンとさらりと描かれていますが・・

重い深い意味のことを感じることができます。

読後感も悪くないです。

作者の感性がおしつけがましくなく、自らの生き方を考えることになるといいう本です。

この本の帯の角田光代さんの評に

小説だが、これはむしろ哲学書でないかと思えてくる

という感がぴったりです。

これは立ち読みでなくてじっくり読みこんでもらいたい本です。

もちろん猫愛好家にも・・

朝日新聞連載の「プロメテウスの罠」第3巻も

後世に語り継ぐためにも、読みなおして、所蔵したい本です。

 

読んでくださってありがとう

 


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