(高知は今や 朝ドラ『らんまん』で春らんまんな感じ ? 万太郎が子供時代学んだ塾の前で)
『 日本のイチゴはデリシャスだが、生産に大量のエネルギーを消費し、温室効果ガスの主要な排出源になっている。』
と 米有力紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
『 イチゴの旬は本来、春だが、日本では消費者の求めに応じて冬場に生産のピークを迎える。』(クリスマス用)と
紹介。野菜や果物のハウス栽培は世界中で行われているが、日本のイチゴ栽培はそれが極端で、その結果、本来の旬の
時期に栽培する農家が減り、海外からの輸入に頼らざるを得なくなったとも伝えている。イチゴの生産・輸送に伴う温室
効果ガス排出量は、ブドウの約8倍、ミカンの10倍以上と報じている。
私たち日本人は各地で作られる甘い美味しいイチゴのブランドを歓迎しています。糖度の高い大粒のイチゴを少々高く
ても買い求めようという思いになります。本来季節商品であるイチゴが冬に何故あるのか どういう生産方法がとられて
いるのか? 普段は考えません。トマト キュウリなどもスーパーで年中買えます。昔は農家のおじさんがもぎたての
トマトを売りに来たものでした。今は温室ハウスで冬場も重油を使い コンピュータ管理して かつ見栄えのいいもの
だけを販売する農業に私たちは疑問を感じていません。外国からみれば極上牛肉にしろ高級メロンやマンゴーにしろ
世の中の動きに逆行する作り方なのでしょう・・。
私も日本の野菜、果物は質がいいと自慢するほどです。精々 『 季節感が無くなったなー』とか 『 値段が高い
なー 』という程度の疑問です。高知でブランド米に一般の米を混ぜる偽装事件が過去にありました。消費者の信頼を
裏切った事件として当時厳しく批判されました。JAの担当者も生産量が足りなかったから 仕方なく・・と弁解して
いました。法令遵守の意識が薄く 不正が常態化していたという報告もありました。混ぜられた一般米が実は美味しい
という話しも後で聞きました。混ぜられた一般米こそいい迷惑で これで売り上げが下がっては農家は踏んだり蹴ったり?
(実はその一般米もそこそこのブランド米でした。) 『 ブランド 』という言葉に固執するところに 問題がある
のかも知れません・・・。
二酸化炭素排出削減に真剣に取り組んでいる外国に較べ 温暖化対策の取り組み方の違いを思います。高くても美味し
ければいいという日本人と 冬に重油まで炊いて夏のような環境を作り 平気で二酸化炭素を排出している 日本式農業
への疑問でしょう。 カーボンゼロ(二酸化炭素排出ゼロ)時代に見合う考え方に 私たちも変えていく必要があります。
高知市の西 JRで1時間弱 佐川町です。今や牧野富太郎博士の生家がある街で有名。
牧野公園。佐川町にあり 牧野富太郎博士のお墓や 博士が名付けた花 山野草が一杯。
春リンドウ。 鮮やかなブルーですね~。
イカリソウ(碇草) いかにもそんな感じがします。名付ける人も楽しいでしょうね。
著莪(しゃが)がまだ咲いていた。この花も仲々カラフル。
バイカイカリソウ ? 名前が分かりませんが それぞれの美しさで貴重です。
黄海老根(きえびね) 根が海老のように見える ?
立浪草(たつなみそう) 波が立って 重なるように見える。
イソトマ。 普段見る紫色では無いのですが 白い色もあるようです。
雪餅草(ゆきもちそう) 面白い形 白いお餅のようです。
梅花黄蓮(ばいかおうれん) 2~3月に咲いていた白い花から 今は実が出来ています。
野カンゾウ。 山の草原でよく見ます。
牧野富太郎博士が編集し 東京帝大が編纂した植物図鑑。1900年(明治33年)
91歳の時の牧野富太郎博士の色紙。 4月24日は博士の誕生日 今年は生誕161年です。