( 山梨側の富士山。正面の黒い流れが 吉田大沢(崩れ) 私の歩いたのはその左側。剣ケ峰は多分正面?)
実は富士登山は高層ビル350階に相当するそうで 自分の体力 気力 多少の運を
示す挑戦だ!とある本に書いてありました。好奇心の旺盛な私は 挑戦という言葉は
好きな方で 日本一の富士山に登りたかったのです。若い頃何をしていたのか・・?
と昔を悔やまず 今回が最後のチャンス!? と思っての 挑戦 ! でした。
富士下山から 3日間が過ぎて 太ももの筋肉痛も癒えて来ました。。普段はそんな
筋肉を使ってなかったことが 分かります。登山中に絶えず言われたことは 深呼吸
でした。3秒吐き 2秒吸う。心臓に そして体中に酸素を送る為です。よく高山では
酸素が薄いといいますが 空気中の酸素量はどこでも21%で変わりません!
変わるのは気圧で 富士山頂は平地の2/3です。気圧が下がると 空気の密度が下がり
1回で吸い込める酸素の量が減るので 深呼吸などして 酸素を身体に取り入れる量を
平地と同じように 保つのです。 分かったようで分かりにくい話しですね・・。
ともあれ息切れはすごいです。階段のようなところを4~5段上がるだけで もう心臓が
苦しくなり 止まってハアー ハアー言いながら 酸素を取り入れます。身体に酸素が
大事なことを実感します。 本当は酸素が頭にまわらなくなることが 最も危険なのですが・・?
大沢崩れ という斜面が 朝霧高原の方にありますが これは吉田大沢(崩れ) 昔はここを降りていたとか?
2日目 本八合目を目指して 深呼吸を繰り返しながら 登っているところ。上の構造物は 雪崩を防ぐ為。
ロープがはってありますが これは迷子よけ。 触ってはいけないので 慎重に岩場を行きます。
雲の間の わずかの陽の光にも うれしそうです。
ザックが8kg 衣服とカメラなどで2kg 合計10kgを背負ったのは 始めて・・!
深夜でも ライトをつけて 登ってくる人々。 これが普通の富士登山。 私たちは大名登山でした。
八号目辺りの 山小屋。 四畳半くらいの広さに 五人寐 は 参りました・・。
六号目辺りの 樹木。 風のせいで 木が傾いている。 如何に風が強いか 分かりますね・・。
富士山の 石楠花 ! そいうと今年はあまり しゃくなげを 見なかった ??
富士山は 高山植物が少ない? 山の成り立ちに理由があるそうで オンタデやイタドリは 沢山見ました。
帰り道に見た 岩しゃじん、 きれいでした。
可愛いボクが持っているのが 金剛杖。 山小屋の焼き印が よいお土産です。
全国各地に 富士山に登る 講(こう)なる組織があります。 そのメンバー !
遂に 五号目に戻って来て ゴールです。 無事元気に 守られて 戻れたことに 感謝 !!