( 高知市の東 2時間ほど電車, バスを乗り継いで 北川村の 『 モネの庭 』 へ行きました。)
GWに入りますね~。 働いている人々にとっては9連休になるかも知れないリラックスタイムです。家族へのサービス
ということもあります。私たち高齢者は混雑するのを嫌い GW中は家に居ようと思ってます。 新型コロナウイルス
ワクチンの6回目の案内が来ました。5日目は参千万人が接種したに留まりました。副作用を気にする人々も多いよう
です。 コロナ感染がもう終わったというのは 早計だと思ってます。 でも3年は確かに長すぎた・・かも。
春 様々な花が咲きます。今年は桜をはじめ 色々な花が平年より早く咲き出し 花をテーマに『 春祭り 』を企画
していた地域は 祭りを早めるなど大慌て・・。 弘前の染井吉野は2週間も早く開花したそうです。5月の母の日
に向けてカーネーションをハウスで栽培する農家も気温が高くなり過ぎて 調整がうまく出来ず 母の日に花が開き
すぎるのを心配をしていました。
自然の変化に合わせて花が咲くのは 草花にとっても大変です。一般に春に咲く花が多いと実感しますが 冬に咲く花、
寒さが好きな花もあります。春のように多くの花が競合するのを避けたい花もあるのでしょう。種が地下で眠り 自分の
季節が来たら起きる・・、不思議ですね。私たち人間は きれいな花は私たちの為にあるように 勘違いしていますが
実は 種を作る為に花は咲いています。種は地面に落ちて咲く時期を待ちますが 他の種と順番を競うのは混み合った
電車で座るぐらい 難しいのではないでしょうか ?? 地中には無数の種や根が 出番を待っています。
花と虫たちも持ちつ持たれつの関係にあります。例えばミツバチは 花から密をもらいますが その時花粉を体につけ 他に
移って受粉を完成させます。もし虫が来なければ 花は命をつないでいくことが出来ません。一つの花の寿命は短いですが
多くの花が順に咲いて 花期を長くし子孫を残すのもあります。タンポポ 白詰草 ハルジオンなど一見一つの花のように
見えて 小花が集まっているのもあります。
多くは地中の温度によって種から芽がふくそうですが 蝶や虫 小鳥などが それに合わせてやってきて 交配を完成
させる訳で それぞれの生き物が気温に敏感なセンサーを持っています。 私も4月末 きれいなオオイヌノフグリの
写真を撮ろうと野原に出かけましたが サギゴケやレンゲ ハルジオンばかりで オオイヌノフグリが見つかりません。
実は比較的温度の低い春の時期に咲き 種は今土の中で休眠中・・。涼しい秋になったら 又芽を出すのです。暑さが
苦手なんですね。 来年の2月頃から又見られるでしょう。
次回はそんな春の草花に目を向けて 彼らの生態に迫って見たいと思います。 自然の中に生きる動植物が巧みにからみ
あって 互いに助け合う姿が見えてきます・・。それを生態系とか 生物多様性とか言っています。
春らんまん 花の庭です。 フランスの画家クロード・モネの庭を20年ほど前に再現 !
以前も来ていますが 高知市からは相当遠く 1日仕事でやってきました。
そろそろバラの季節。 このモネの庭にも沢山有ります。これからが見頃です。
赤いアマリリス。
クレマチス。以前八王子では沢山見ていましたが 何故か高知には少ない ?
少し風変わりの クレマチス。
ポピー ヒナゲシの種類。元は中東の花だそうです。
矢車菊(ヤグルマギク)
アイリス・マグニフィカ。 アヤメの種類ですが 街中でも見られます。
ハルジオン。タンポポと同様 400位の小花が集まっている。 次回もう少し詳しく・・。
可愛い ネモフィラ。瑠璃唐草(るりからくさ)とも。 各地の野原に咲いていますね。
睡蓮が咲き出した。 モネの睡蓮(すいれん)をイメージして下さい。 水辺に菖蒲(しょうぶ)?
とても広く 1回ではお届け出来ません。 次回もたっぷりとお届けします。