ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  『 らんまん 』の後は 『 あんぱん 』 です !  

2024年02月28日 | 自然 花 写真

( もうじきおひな様です。 これは高知城博物館に飾ってあったもの。 春を感じます。)

 

三寒四温というのか 時に寒い日もありますが 春の花が色々咲き出しているのを見ていると 春が来ているんだな~ という

実感がします。もう今週末は3月ですものね~~。 今季節的には雨水と言って 降る雪が雨に変わり雪解けが始まる頃です。

高知市内はまず雪が無く 先週は雨ばかりで 珍しく 週3回グランドゴルフが中止となりました。 雨の多い高知ですから

驚きませんが バイクで出かけられないだけに 退屈な日々でした ?!

 

鏡川堤防は 早咲きの桜が満開でした。緋寒桜とか河津桜 時に陽明桜とも言うようです。染井吉野より色がピンクで青空に

映えています。そこには水仙や椿 菜の花、タンポポと共に ミツマタ マンサク ジンチョウゲ ギンモクセイ(白い木犀)

コブシ 蔓日々草も咲き始めていました。長く咲いている水仙にも色々な種類があり 香りもそれぞれです。 私が探していた

フキノトウも大きく背を伸ばしていました。もう土筆(つくし)が伸びてくる頃と土手を歩きながら探しています。

 

牧野富太郎博士が観光面で頑張ってくれ 昨年は多くの観光客で高知は多いに賑わいました。 国内外から472万人という

大記録になりました。朝ドラの効果が大きかったことは間違いありません。台湾との定期チャーター便や多くのクルーズ船の

来港も増加の原因です。昨年は53隻高知新港に来高したそうです。そして高知に朗報は 来年4月から今度は アンパンマン

で有名なやなせたかしさん夫妻が主人公の 『 あんぱん 』が朝ドラに登場します。

 

やなせさんは高知県香美(かみ)市出身で アンパンマンの生みの親 1919年生まれ(大正8年)。昭和15年に徴兵され

日本の戦争の正義を信じて戦うが 敗戦を迎え 彼の正義が崩れてしまう。『 戦争はとにかく腹が減る。人間一番つらいのは 

お腹が減っていることなんだ。 』 漫画家を目指すが 遅咲きで舞台美術やテレビの司会などにも手を広げ 昭和48年に

初めて アンパンマンを登場させる。

 

やなせさんが50代の頃『 てのひらを太陽に 』の唄を作りました。『 ♫ ぼくらはみんな 生きている 生きているから 

うたうんだ。てのひらを太陽にすかしてみれば 真っ赤に流れるぼくの血潮 ミミズだって オケラだって アメンボだって

みんな みんな 生きているんだ 友達なんだ ♬。 』覚えやすく希望の持てる歌で生物多様性が一言で歌われていますね。

 

戦後80年を迎える来年に向け 『 あんぱんー愛と勇気の物語 』 についての記事が時々登場してくると思います。

どうやら少し自信のなさげな夫とハチキンおのぶという強い妻が登場するようです。 らんまんとおなじようにフィクション

として新しい夫婦の物語になるようです。高知の様々な地域が描かれることを期待します。アンパンマンが人気になるのは

70代 高齢化時代の鏡になりますね・・。激動の時代を生きた夫婦の物語を楽しみにしましょう。作家は中園ミホさん、

のぶさん役の女優は今田美桜(いまだみお)さんです。

 

琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら) です。下向きですが 紅が冴えています。

鹿児島紅(かごしまこう)という紅い梅も鮮やかでしたが やはり南国に映える !?

この桜は 河津桜です。陽明桜と呼んでいるところもあるそうです。

そう 季節的には 椿が盛んな時です。 ヤブツバキとも。 この赤も鮮やかです。

絵日傘椿(えひがさつばき) 鮮やかな絞りが人気です。

幾つか見てきたのですが ようやく登場 !? マンサクです。 志那マンサクとも。

雪柳(ゆきやなぎ)です。 小さい白い花の集まり。 あっという間に咲いて来ます。

この花も又見たので・・・。 みもざ 長く咲いています。

ピラカンサ・・かと思います。 雰囲気から違うようにも思うのですが・・?

ナズナが密集しています。春の七草の一つ。

春にタンポポは定番ですが 白バナタンポポ。昔はこの白花が主流だったとか?

もう時期を過ぎてきましたが ふきのとうです。 この頃が美味しいのでしょうか ?

1年ぶりに撮った蔓日々草(つるにちにちそう) ムラサキの羽根がきれいです。

        

      

         最後に 我が家で咲いた 小さいクロッカス。

 

 

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  高知龍馬マラソン スタート !!  2月でもう 花が一杯です。

2024年02月21日 | 自然 花 写真

( RKCTVから拝借した第10回 高知龍馬マラソン大会のスタート。)

 

季節外れの暖かい冬の日々です。高知の梅が咲いたのは1月14日 平年より13日早く 過去20年で最も早い開花でした。

花の追っかけマン? としてはうれしいことですが その後も異例の暖かさが続いており TVでもこの夏の暑さを心配する

声が上がっています。高知城の桜の開花は3月16~18日だそうです。去年も17日に開花しました。今や桜は入学式と

いうより 卒業式を飾る花になりました。 高知龍馬マラソンも暖かい日射しの中で行われ 8395人の人々が走りました・・。

私も 前日太平洋岸や春野の総合運動場までのコースをバイクで走ってみました。

 

世界の平均気温が昨年観測史上初めて年平均で産業革命以前に比べて1.5°以上上昇していたことが、欧州連合のコペルニクス

気候変動サービスの研究で明らかになった。世界各国は2015年にパリ協定を採択し、気候変動による深刻な影響を回避する為

世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5°以内に抑えようとしてきた。残念ながら既に世界は今世紀末を待つまでも

なく パリ協定の目標を超えてしまった・・!? 

 

私はこの自然ブログを始めてからも 温暖化対策はそう難しい問題ではないと思っていました。国が、企業が、個人が 二酸化

炭素(温室効果ガス)排出を抑えれば 気温上昇はストップするという科学者達の発言があるからだ。事実各国もパリ協定に

則って脱炭素化を進めている。しかし発表されるデータでは 一向に排出量は減少しない。それどころか コロナ禍が落ち着

いて? 経済活動を活発にする国が増え 『 脱炭素化 』 は単なるスローガンに過ぎなくなっている。

 

『 気候不正義 』、『 気候難民 』という言葉が使われている。温暖化における不平等の問題だが『 汚染者 』が二酸化

炭素を排出し続け 産業活動が未だ低水準の国々の人々を苦しめているという不正義だ。 国家間のこの矛盾をCOP会議は

討議し 調整してきた。毎年COP会議を開いても 仲々議論が進まないのは 国家間に不公平、不正義があるからだ。

 

2070年迄に現在30億の人々が暮らす地球上の19%の土地が 人の住めない場所になると科学者は推論する。人々は立ち退きを

迫られ 気候難民となる危険がある。今迄も人類は地球上を移動し 人口を増やしてきた。しかし何十億の人々が生まれた

地域に住めなくなる現実を想像するのは難しいが ガザの人々の現状を見れば分かる。それも50年を待たないで起こる事態で

ある・・。これは空想だが 大農業生産地となる北海道へ移住する人が増えるだろう。しかしその北には ロシアがいることを

忘れてはいけない。 80年前もロシアは スターリンの野望として 北海道への侵略を考えていたと言われる・??

 

多くの科学者達は 世界の平均気温が1.5度に近づくに連れ 世界中で洪水や干ばつ 熱波 森林火災が起きたと言っている。

2018年度の国連の報告書では気候変動の様々なリスクは平均気温が2度に達した時の方がはるかに高いという。私もこの冬の

想定以上の暖かさに身体は喜んでいても 心ではこれは不味いと不安を高めている。いや今より5年後 10年後 更に言えば

30年後 50年後に生きる人々にとっては 我慢出来ない程の気候変動が起こることを心配している。その被害は国や経済力

の差ではない人類全体 そして他の生物へ危険が及ぶ・・・。

 

仁淀川河口大橋。 この先に折り返し地点があるので 両側通行になっている。

今高知各地で 梅が満開 !   

そして早咲きの 河津桜も満開になってきました。 ピンクがきれいです。

香りはありませんが 花が梅より沢山付いています。

鏡川の土手に咲く 早咲きの桜 陽明桜とも 昔聞いたことがあります。

これは 木瓜(ぼけ)の花。 地味ですが しっかり咲いていますね。

         ミモザの花もきれいです。 以前見ていた木が何故か切られており ガッカリしました。       

黄梅(おうばい)も負けていません。 江の口川沿いに広がって咲いています。

     

     久し振りに見た 黄水仙 ゴールデンダッフォデル。

フキノトウも出て来ました。 あっという間に背丈が伸びていきます。

ジンチョウゲは早くも 満開。

観梅を楽しむ人々も お城の梅林を楽しんでいます。

 

 

 

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高知城の梅林 枝垂れ梅は今年はハズレ ??  自由民権運動 続き  

2024年02月14日 | 自然 花 写真

( 多くの人々が訪れる高知城の梅林 その目玉になっている 枝垂れ梅 ! )

 

150年前 明治7年板垣退助らが集まり 明治政府に『 民撰議院設立建白書 』が提出された。国会を開いて人々を政治に

参加させよ!という要求だった。17年後帝国議会が開設された。最初の民選議院はわずか1%の国民しか参加出来ない不十分

なものだったが 四民平等の方針、『人民平均の理』が発令され 士農工商の職業で身分を差別せず 国民を平等に扱うことを

宣言するものだった。だが民主主義国家の国民と言う概念は広まっておらず 統治権は天皇にあり 実権は薩摩長州の藩閥政府

だった。

 

自由民権運動は、日本で最初の国民的な民主主義運動であり 高知の人々が中心となった。 政治結社『愛国公党』が結成

され 自由民権運動の起点となった。政府は激しい弾圧を行ったが 政治参加を求める声は全国に広がり 明治23年帝国議会

開設につながる。 日本は大国中国(清)が欧米列強の植民地化されるのを見て 富国強兵、殖産興業を急速に進めた。

 

その結果 日清・日露戦争 第一次 第二次世界大戦と相次ぐ戦争に追い込まれ 国民の自由・民権は狭められ 軍国主義化

していくのを止められなかった。国民が主権者となり 男女の別なく 投票出来るようになったのは 敗戦後の現憲法下に

おいてであった。

 

78年前の日本国憲法では 男女同権がうたわれています しかしジェンダー(社会的性(差)別)があり 先日も上川外務

大臣をおばさんとか 美しくないとか言った自民党副総裁がいました。 女性だから大臣には向かないが如くの発言でした。

自由民権運動の時代に 高知に楠瀬喜多(くすのせきた)という女性がいました。『 民権ばあさん 』とあだ名された人

です。当時は女性に選挙権がありませんでした。しかし彼女は戸主であり 税金を納める者が選挙権が無いのはおかしいと

考え 選挙権が無いなら納税しないと 国に訴えを起こし 2年後に日本最初の選挙権を高知で獲得しました。男女同権が

部分的に実現しました。 (朝ドラ らんまんでは 島崎和歌子が演じていました。)

 

『 自由は土佐の山間から 』と言いますが ジョン万次郎や河田小竜 坂本龍馬 中江兆民 そして植木枝盛など自由や民主

を求める声が 脈々と高知(土佐)に流れています。植木枝盛は21才で板垣退助が興した立志社に入り 自由民権の理論家と

して主権在民の憲法草案『 日本国国憲案 』を書きました。その基本思想が敗戦後の日本国憲法に引き継がれました。中江

兆民は日本のルソーと呼ばれ フランス革命の自由 平等 博愛の精神を日本に紹介した人です。 

 


ところが折角勝ち取った? 民権である投票権が今有権者である国民にないがしろにされています。 民主主義が名ばかり

になりつつあります。変わるべきは有権者だ !と 作家の高村薫さんは書いています。『 私たちには選挙という手がある。

腹が立つなら裏金を受け取っていた政治家に票を入れないことだ。 記憶に無いなどとふざけたことを言っている政治家を

選挙で落とすことだ。下手なことを言っていると落選するという緊張感が政治家に生まれるよう投票に行くことだ。』

無投票は一種の抗議かもしれないが わずか30%の投票率で かつその半分で当選するようでは 政治家は 余りに気楽な

職業ではないか ? 名前の通った二世議員が多く当選するのも 無理ないな~ と思います。 


私は日本に本当の意味で民主主義が定着していると思いません。フランスのように勝ち取った権利でないせいでしょうか ?

程度の低い政治家を非難する前に 変わるべきは私たち有権者だと思います。ある意味で民主主義が壊れていく危機に今ある

ように思います。第一次大戦後のように世界で独裁者 専制主義者が多く生まれ 第二次大戦が引き起こされたような状況に

似ています。

当時は第二の明治維新をという声がありました。今再び自由民権運動の精神を ! 私たちが取り戻す時だと思います。

 

他の紅梅 白梅はしっかり咲いています。 

他のところで見た梅を紹介します。 

教会近くの家に咲いている ピンクの梅。 手入れされているので 万遍に花がついています。

桜切るバカ 梅切らぬバカ・・と言いますが 伸びた枝の先まで 花が付いています。

手入れされている梅と そうでない梅の木があります。 どちらがいいのでしょう ?

黄梅(おうばい)も お堀端に広がって咲いています。

いつもより早く 白木蓮(はくもくれん)が咲き出した !

沈丁花(じんちょうげ)もあちこちで・・。

ミツマタも 3つに分かれて 咲き出した。

高知中央公園にある石碑。 自由民権運動発祥を記念して置かれています。

 

 

 

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 春の花が出そろってきました !! 自由民権運動 続き。

2024年02月07日 | 自然 花 写真

( 高知城と梅の木。 どうやら青空が戻って来ました・・。 お城の裏にある黒鉄門と白梅 )

 

3日の節分では年齢の1/10程の豆を食べ 雨の中の立春を迎えました。季節を4つに分けて春の到来が立春です。

暦の上で春が始まる日。私にとってはうれしい日です!? 冬至の日も この日から昼間が長くなり 春が来る最初の日

ですからお祝いに値します。古代のヨーロッパでもお祭りがありました。冬至から小寒 大寒を経て 2月4日は立春、

東風解凍(東風氷を融く)冬至の日から40日程たって 確かに朝の明け方が10分程早くなり 30分程日没が遅く

なって来ました 

 

有り難いことに高知では 朝の空気がヒンヤリする程度で 昼間鏡川土手では ポカポカする暖かさがあります。今日も

15℃くらいになるので 小春日和の感じです。高知城の梅園を時々見に行きます。花もチラホラ 客もチラホラでした。

梅の甘い香りがただようだけで 幸せな気分になります。ウグイスやメジロはまだ見ませんが・・、春が立つ喜びは感じます。

 

前回の自由民権運動の続きです。長い封建時代の終わり頃 幕末の動乱期を経て 日本が近代化する明治時代 高知には真の

自由と民衆の権利を求めて 真剣に戦った民権活動家たちがいた。『 自由は土佐の山間より出づ 』という言葉があります。

高知 昔の土佐藩は特に身分差別がひどかった。それは江戸時代の初め 現在の掛川から高知へやって来た山内家に 元の

支配者である長宗我部一族が抵抗し 270名もの人々が惨殺された歴史にあります。その後山内家も懐柔策で 掛川から来た

者を上士 長宗我部一族を下士とし 江戸時代270年を通して 身分差別を厳しくしたのです。 結局我慢出来なくなった

郷士は脱藩したりしました。 明治維新を通して 身分差別の無い自由で平等な社会をつくろうとしたのです。

 

日本では坂本龍馬が有名ですが 今回は板垣退助に焦点を当てたい。彼は上士の家に生まれた。土佐の軍隊を率いて上京、 

戊辰戦争で会津若松城を攻めた司令官だった。大河ドラマにもなったが この時新政府軍と戦ったのは籠城した武士だけで

一般庶民は戦いに参加せず逃げていた。板垣は庶民が戦うには民衆の心をつかむ政治の必要を痛感したという。民権とは民主

主義を目標とする運動であった。

 

坂本龍馬が考えた船中八策の中に 上下の義政局をつくり 政策を公議で決めるとある。これこそ現在の民主主義制度の基礎

ですが 土佐藩は坂本龍馬の案にのって 大政奉還を幕府に提案する。新政府も明治元年 五箇条のご誓文で 広く会議を興し

万機公論に決すべしと民主主義の原則をうたっているが 外国に近代国家であることを示したいだけで 富国強兵が新政府の

目標だった。一方自由民権運動家は 議会制度や選挙で議員を選び 間接的な民主主義を実現し 国民の自由や権利を獲得

しよう運動を推進した。 専制政治を批判し 民選議院設立建白書が提出された。150年前のことである。 (続く)

 

早咲きの桜。10月桜とも。春には咲かず 秋冬に咲く・・。

椿(つばき)があちこちで 咲いています。

沈丁花(じんちょうげ)が咲いて来ました。 香りがいいですね。

春の始まりを告げる花とも言われます。2月の末頃から咲くとおもっていましたが・・。

鉢で咲いているので ためらいましたが 笛吹き水仙(ふえふきすいせん)とも。

春と言えば オキザリスの黄色も・・。 春が黄色がよく似合うと思っています。

オオイヌノフグリ。 今年初めて見つけました。 

ホトケノザも始めて。 春の花が出そろってきました。高知はやはり南国です。

公園の池に 緑の藻が大発生・・。 

きれいな本宮川に 小魚を求めて アオサギが時々現れます。

 

 

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