( 市中に咲く 初夏に似合う 立葵(たちあおい)。 これから楽しみです。)
サステイナビリティー(持続可能性) という言葉 皆さんの日常になっていますか ?
今世界で私たちを暗くしているのは コロナ禍 ウクライナ戦争 異常気象など色々あります。サステイナビリティー(持続可能性)は
豊かな恵まれた社会を これから先100年も200年も 維持出来ますようにと願う気持ちが根底にあります。
過去100年 人間の活動によって地球温暖化は進行しています。温室効果ガス排出量と温暖化の進行は一致しており 二酸化炭素を中心
とした温室効果ガス排出を減少させることが 温暖化を抑え 異常気象 気候変動を弱める為の人類共通の課題になっています。TVで
竜巻の報道があり アメリカ西部では干ばつ 乾燥が進んでいること バングラデシュ過去20年最悪の洪水 日本で野鳥や野草が減少して
いることも 時折報道されています。オーストラリアでは温暖化対策に消極的な保守党が総選挙で敗北 日本の企業家の一人が『 日本は
地球温暖化に消極的だ !』と言い SDGs(エスディジーズ)も多くの企業が体裁だけ・・という意見も聞きました。
環境問題への本格的な取り組みは50年前に始まっています。日本の公害問題への取り組みは60年以上前からです。公害国会 環境省の
設置 自然環境保護法など環境対策の基礎が整備されたのは1970年代でした。COP(国連気候変動会議)京都会議で世界が環境に取り組む
『 京都議定書 』が採択されたのも 日本の先進性を示すものでした。
1972年ローマクラブの『 成長の限界 』が発表され このまま人口増加や環境汚染が続けば 100年以内に地球上の成長は限界に達する
と警告しました。同年ストックホルムで『人間環境会議』が開かれ 世界が協調して『国連環境計画』がスタートしました。COPは継続
され 多くの国が2015年『パリ協定』にサイン 世界の気温上昇を1.5℃以下に抑え 多くの国が2050年脱炭素(カーボンニュートラル)を
目指します。
コロナ禍で経済が停滞し 削減目標は何とか維持されていますが ウクライナ戦争の勃発からエネルギー確保の為 各国は再び 化石燃料に
依存する動きが出ています。背に腹は代えられないというのか 膨大なエネルギーに依存する現代社会は経済成長を前提とするシステムを
変えておらず クリーンエネルギーへの転換も未だ十分ではありません。
地球環境を守り 未来につなぐ持続可能な循環型システムの構築への転換は大きな困難にぶつかっています。しかし地球環境の危機は
待ったなしです。『 経済を地球の限界内に 』すること。大気や海洋、森林など地球の共有財産を守ることは必須で 言行不一致の
温暖化対策では この危機に対応出来ません。ウクライナ支援に多くの国が一致して協力しています。温暖化対策は更に多くの国が協力
する必要があります。
『 既に人間活動の影響は地球の限界を超えており このままでは臨界点に達して 世界の破局をもたらす・・。』60年前の公害問題は
深刻でしたが 生態系の限界を超える迄には 至っていませんでした。今や経済や社会システムを根本的に変える必要があります。その為の
SDGs( 持続可能な開発の為の2030年目標 )です。2030年迄に生物多様性の消失に歯止めをかけ 温室効果ガスを半減させ
なければなりません。 コロナ対策、ウクライナに平和を回復させることと同時に 気候危機対策も岐路に立っている課題です。
( 参考 独ポツダム気候影響研究所長 新聞投稿 )
夏の暑さに負けない立葵。 こちらも頑張ろうーという気になります。
すっかり つつじから皐月(さつき)になった! その変化の早さに 驚きです。
ジギタリス。手袋の指が語源とか ? 別名は 狐の手袋。 釣り鐘状の花が一杯です。
石の隙間から咲く サフランモドキ。 落ち葉が溜まり 水も貯まって 快適なのでしょう。
ユリオプスデージーだと思います。
いよいよ本格的なって来た ランタナ、七変化(シチヘンゲ)
マキバブラシの木。 オーストラリアに多いとか。
花菱草(はなびしそう) 或いはカリフォルニア・ポピー。
牧野植物園のこんこん山広場には 季節の花が混載されています。
これがこんこん山広場。 ほんの一部ですが・・。遠くにジギタリス。
酔仙翁(すいせんのう)もあちこち見られます。
矢車菊( やぐるまぎく) 春から夏にかけて 色とりどりの花が咲きます。
今最も人気があるのは ガンゼキラン( 岩石蘭 ?)ランの種類。 エビネに似ている。
黄色く可愛い。公園のひのき林の中に群生しています。 絶滅危惧種なので 大切に育てられています。