( 毎年見る 針木浄水場の唐楓(とうかえで)。 既に紅葉は始まっていました。)
『 立冬 』から 『 小雪 』という節気にはいっています。北海道初め各地で雪が降りました。高知の山間部
天狗高原でも初雪がありました。 短い秋というか 未だ地域によって夏日がある一方 日本海や東北・北海道で雪と
なっています。 期間の短い紅葉に 人出も多いようですが 自然もきっとこの寒暖差に驚いていることでしょう。私も
近くの紅葉の名所に下見に行ってみました。 結構美しく紅葉していました。 来週位に家族で行って見る積もりです。
先週も書きましたが 21日付けの高知新聞では 昨年の世界温室効果ガスの排出量が最多になったという報道です。
世界で様々にカーボンゼロ(二酸化炭素排出実質ゼロ)を目指している筈なのに 一向に下がることなく過去最多と
なったとは 全く理解出来ない事実であり このままでは パリ協定で約束した世紀末1.5℃実現可能性は14%に
過ぎないと 国連環境計画が発表した。対策が遅れると 3℃近く温暖化が進むという予想・・、それはこの地球上で
どんな深刻な異常気象、 沸騰するような自然破壊が進む・・か!? ということです。
2020年2月まで半年続いたオーストラリアの山火事(森林火災)で 6万匹以上のコアラが死んだり 火傷をした被害が
あったと世界自然保護基金(WWF)が発表している。オーストラリアだけに住むコアラが絶滅危機に瀕している・・。
今年も各地で山火事があった。人命も失われているが 数字に表れない形で 野生生物が死んでいる。草木の被害も当然
ある。生物多様性が失われている。それは人類の生存も脅かすことでもある。
コアラの減少は開発や鉱山採掘 毛皮目的での捕獲もあるが 90年以降の森林火災の影響は大きく 半年続いた19年の
森林火災で 北海道の約2倍の森林・原野が焼失した。気候変動と異常気象の関連性について 気候変動は火災のリスクを
30%増大させていると 国際チームが発表している。私はいつも思うのだが 温暖化が100%大規模な山火事を発生
させているのなら 話しは簡単だが 他の要因も70%あると言われると 温暖化対策をもっと進めよう という動きに
仲々結びつかない。
気候変動による災害の頻度は 飛躍的に高まっており 2030年までに、アフリカだけでも1億1800万人の極貧層が干ばつ
洪水 猛暑にさらされると推定されています。日本から遠いアフリカの異常気象も深刻のようです。東部の干ばつ 西部の
洪水 南部のサイクロン・・。生活の糧である農業への被害が甚大で 経済損失は一人当たり国内総生産(GDP)の伸び率
が15%押し下げていると予測されています(2022年度)。アフリカは温室効果ガスの排出量は世界の4%に過ぎないのに
先進国の排出で引き起こされる気候変動の直接の影響を受けています。 この気候不正義を解決しない限り 世界の温暖化
対策は進みません。
青空に 燃えるような赤色 朱色。 澄んだ空気故か とても色がきれいです。
高知市内 にも 唐楓は結構あります。高木でスッキリ枝が伸びているので 見栄えがします。
まだ緑の木もあり ダイダイ色もあります。ここ1週間寒さが本格化しつつあるので・・。
紅葉・黄葉も一気に進むでしょう・・。
唐楓を近くで見ると 赤色も鮮やかで 黒い実も付いています。
まだ木によって 緑が多いです。
徐々にグラデーションが 変化し 秋の装いを見せてくれます。 高木なのが分かります。
これはイロハモミジ。やはり赤色と言っても 色が全然違います。
京都も今が紅葉・黄葉の盛りでしょう・・。 行ってみたいですが あの混みようでは・・。
ススキもチャンと秋の到来を見せてくれています。
そして高知の名産、 文旦(ぶんたん)。 鈴なりです。