ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  高知城の桜 !

2022年03月30日 | 自然 花 写真

( 江戸時代から270年 今もすっくと立つ 高知城天守閣 ! )

 

世界各国の科学者でつくる国連のIPCC=「気候変動に関する政府間パネル」は、気候変動の自然や社会への影響に関する報告書を

8年ぶりにまとめ、公表しました。食料の供給や健康など広範囲にわたって悪影響が広がっているうえ、気候変動に適応していく

ことも限界が近づいているとして 警鐘を鳴らしています。

 

今回の報告書では「人類が引き起こした気候変動は、自然と人間に対して広範囲にわたる悪影響と、それに関連した損失と損害を

引き起こしている」と結論づけ、前回の「気候の変化が自然や人間に影響を引き起こしている」という表現から 大きく踏み込み

ました。

 

気候変動に伴い、食糧安全保障の問題も深刻化しています。農業生産性は増加しているものの、過去50年で豪雨や干ばつなどの

異常気象の増加によって生産性の伸びは鈍化していると指摘。 アジアやアフリカ、中南米などで数百万人が深刻な食料不足に

直面し、世界人口の約半数が深刻な水不足に見舞われているという。

 

今回のウクライナ戦争によっても 生活インフラの重要性が明らかだ。水 食料 寝起きする場所・・。ロシア軍は マリウポリ

包囲して 橋や道路を壊し 勿論制空権も奪い 補給をストップした。脱出もままならず 民間施設への空爆も続き 多くの市民

が寒さと空腹 そして希望が見えない状況に追い込まれている。 難民が国民の1/4となった。

 

ロシア聖教の大主教(トップ)がプーチンの戦争を祝福していると伝えられている。多くの他の聖教や教会が反対し 非難して

いるが 政治と宗教が一つになって戦争遂行している現実に私は大変失望しています。世の中余りに不条理 ! 弱者が悲しみ 

強者は栄えるなど あってはならないことです。 世界の信仰者はもっと声をあげるべきです。

 

地球温暖化の問題からウクライナ戦争の現実へと話しは飛んでしまいましたが この世で起こっている出来事としては共通です。

私たちもその時代に生きています。北朝鮮のミサイルの問題もありますが 専制主義者が世界を支配するようになっては 世界は

終わりです。 桜が咲く美しい日本の春ですが 未だ雪に閉ざされた国々が多くあります・・。

 

高い石垣はもう400年。 まだ敵に一度も攻撃されたことはありません。

石垣の桜も 1年に1度の春を迎えています。

裏門への道 ここの桜もほぼ満開 です。

高知城の裏に当たる所。 近くに梅林。 これは少し散りだした ヤマザクラ。

少し種類の違サクラ。

ひっそりと咲く桜も。ここにヒヨドリのような小鳥が沢山来ていました。

咲き誇るサクラも・・。

ハナズオウの木。毎年石垣のソバに咲きます。 漆喰の壁に 銃眼 石落とし 雨樋など見られます。

こじんまりと花見の風景。

裏の城西公園にもサクラが多くあります。

土手には 色々な春の雑草が芽吹いています。

染井吉野は つぼみの時はピンクですが 花は白っぽい。 よく見るとピンクが残っているのもあります。

まだ若い枝垂れ桜。 10年後、20年後が楽しみですね。

最後にもう一度 天守閣を眺めます。この日は薄曇り サクラ七七分咲きでした・・。

 

 

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桜と一緒に 春の花も咲き出しています。 二回目

2022年03月26日 | 自然 花 写真

( 鏡川土手の花桃(ハナモモ)です。 染井吉野の前に咲きます。 )

 

ウクライナ戦争は開戦から1ヶ月が過ぎた。 当初は数日でケリがつく ? とロシア側は考えていたようだが ウクライナは

国を挙げて 多くの犠牲を払いながらも必死に抗戦している。一部制圧された地域を奪い返しているという報道もある。市民が

持つドローンとかインターネットが大きな役割を果たしているという話しも。 軍事力とは武力だけでなく 国民の意志や働き

まで含むもののだと思った。 一方でロシア兵士の士気は低下しているようだ。死者も増え 家族の不安も高まっているという。

欧米の軍事支援も効果を上げている。ウクライナ大統領は 『 独立戦争 』だと言っている。本来兄弟のような関係がプーチン

によって敵対化された。『 錦の御旗 』ではないが 大義名分も戦争も大きい要素だと思う。ロシアの言い分はほとんど無い。

 

何度か書いている映画『ひまわり』はウクライナの南部ヘルソン地域で撮影されたらしい。今はロシア軍が制圧しているようだが

いつか平和が戻った時 畑一面に ひまわりの花を見たいと思う。 その日が一日も早く来ますように・・。

 

私は今でも新聞記事の切り抜きをしています。牧野富太郎博士のように採集した植物を乾かし 保存するために膨大な古新聞を

使う人もいるが 大抵は古紙回収に回してしまう。新聞も樹木伐採でつくられるので 資源という観点からすると 自然破壊に

つながる・・。それは今置くとして 家に25年以上前の新聞切り抜きがあった。1996年8月の朝日新聞には『 取り戻せるか

 青い地球 ! 環境問題の現場を歩く 』 という地球プロジェクト21(世紀)の特集記事があった。 私が自然ブログを

始める ずっと前の新聞記事である。

 

『 最近の地球は灰色がかり 青色が薄れてきていると、宇宙飛行士達は話す。温暖化をもたらす二酸化炭素の増加や大気汚染の

進行、海洋生態系の破壊、森林の伐採 砂漠化の拡大・・、その背景にある人口爆発 人間活動の拡大に伴って、地球のあちこち

で 環境破壊が進行している。消費大国 日本の責任も大きい・・。 』 

 

最近の記事ではないかと思う程 現在の問題と似ている。 四半世紀前の認識と今も変わっていないし 問題の解決もされて

いない・・ということか ? そこには 『 サンゴ殺す爆弾・毒物漁法、 狙われる北の森 熱帯雨林から 「伐採」シフト、 

後退する氷河 温暖化で融解加速 年平均20m後退・・ 』などと見出しが付いている。 IPCC(気候変動に関する政府間

パネル)の報告書はこれらの現実が 人間の所業だとようやく断定したのだが・・。 次回 IPCCの報告書を紹介します。

 

同じ木に 白やピンクの花が咲きます。 白い花にもピンクが混じるのもあります。

この花も モモではないかと思います ?

咲き始めたカラー。 いつも白いのにカラー ? でも白色も 色の一つと思い直しています。

花梨(カリン)の花。 この間まで黄色い実がなっていたのに・・。 この木もバラ科。

マンサクの花も 陽にあたってきれいです。 もう1月から咲いていました。

白いマンサクもあります。

黄色い連翹(レンギョウ)の花。 細長い花びらですが 目立ちます。

久し振りに見た感じの 著莪(シャガ)。 アヤメ科の花で 5月初めまで咲きます。

もう終わりに近い ミツマタの花。

モクレンの後はコブシ(辛夷) この花を見ると 北国の春 を思い出すのは 何故か ?

鈴蘭水仙(すずらんすいせん) 又は スノーフレーク。スズランのような花が幾つも咲きます。

そして染井吉野です。 2~3分咲き。 満開は来週初め。

少し早めですが 第一回の花見に行きました。 次回は高知城のお花見です ! 

 

 

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 染井吉野の開花 ! 春の花々の開花 !!

2022年03月23日 | 自然 花 写真

( 染井吉野が一輪 鏡川の堤防に咲きました ! 春が本当にやって来た !! )

 

地球温暖化についての 世界各国の科学者でつくる国連のIPCC=「気候変動に関する政府間パネル」の新しい報告書についてお届けしようと

思っていましたが どうしても 日々深刻化する マリウポリ初めウクライナの戦争状況 について書かずにいられません・・。

牧野富太郎博士の伝記についても未だ途中だったのですが 本当に高知の偉人について調べたり書いたり出来るのも 平和故 安全故と

思うと マリウポリの現実 希望まで失われつつある状況を思わざるを得ません。今夜ウクライナのゼレンスキー大統領が国会で日本人に

向け演説されるという。 隣りの隣りの国として どう応えるべきでしょうか ?

 

女性や子供を含む多くの住民が避難していた市内の劇場や美術学校が空爆された。 劇場の横に ロシア語で『 子供達 』 と大きく

書かれていたにもかかわらず ロシア軍は無視して空爆した。まさに人道無視の所業・・。逃げ出せた人々は少なく 多分今も生き埋めの

状態で 亡くなっている人々も多いだろう。 救出活動は難航しているようで 言わば見殺し状態に置かれている・・。

 

マリウポリの制圧を目指すロシア軍は 民間施設も標的に攻撃を続けており、8割以上の住宅が爆撃され 学校、病院も破壊されたと

伝えられる。マリウポリを 包囲 破壊する 言わば見せしめとしてマリウポリが狙い撃ちされている。未だ30万の人々が市内におり 

包囲されており 避難する人々にも容赦の無い攻撃が仕掛けられている。マリウポリの陥落を狙い 制海権を奪うこと ウクライナ南部を

制圧し 戦争の成果を挙げるのがプーチンの狙いのようだ。

 

ウクライナ大統領は 『 マリウポリの包囲は戦争犯罪の歴史に残る。平和な都市に占領者がしたことは何世紀にもわたって記憶される。

と強く抗議している。目標は破壊!皆殺しだ!と上官が叫ぶ声があった。既に 水 食料 電気 ガスが止められ 市民の多くが空腹の、寒い夜を

過ごしている、 民間人がいるから標的として爆撃する、、、戦争とは 何と残酷か!! と思います。

 

市民の強制連行も伝えられている。ウクライナ大統領への暗殺計画も色々あったようだ。クリミア併合8周年の式典などもヒトラーを

真似ている。核使用による第3次世界大戦の危険があり アメリカ大統領も慎重なのはよく分かる。 世界大戦は最初小さな争いから

始まった。

それを繰り返してはならない。ただ侵略者は大国が無力だと思うと ますます増長する。ロシアまで軍事侵略を行ったヒトラーの如くだ。

チャップリンの映画に 『 独裁者 』『 殺人狂時代 』というのがある。『 100万人の殺害は英雄を生む! 』もう殺人狂となった

プーチンに何を言っても通じないのか ??  

 

 

卜伴錦(ぼくはんにしき) 少し変わった椿の花。 結構高知で見ることが出来ます。

外の花びらに 内の花びら ? 

雪ヤナギがあっという間に 満開。

枝に沿って 無数の小さな花が付いています。

ムスカリー。 野生なので少し雑然としていますが・・。

ツルニチニチソウも美しい紫色を見せてくれます。 他の地域の方には申し訳ないですが 春を感じます。

春と言えば チューリップ。

雑草ですが 姫蔓蕎麦(ひめつるそば) ヒマラヤ地方原産とか・・。年中咲いている・・。

運動公園の紫木蓮(しもくれん)

ビワの木に もう小さな実がなって来ています。

1月以上早い 芝桜(しばざくら)

モクレンの後は 辛夷(こぶし)でしょうか。

ボケの花も今が満開 ! この花も桜と同じバラ科。 でも長く咲いています。 

 

 

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  早咲きの桜が 満開の高知 !! 

2022年03月19日 | 自然 花 写真

(早咲きの河津桜です。 ピンクの強いのと 少し白っぽいのと2種 あるように思います・・?)

 

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次報告が最近あった。『 人間が原因の地球温暖化が広範囲に悪影響を与えている。』と

断定している。環境問題ブロガーとしては是非この内容を伝えなくてはならないと思いますが コロナ禍とウクライナ戦争など 緊急な

課題に世界の目が集まり 温暖化問題は影を薄くしている。しかし人類という大きな視点に立つ時 気候危機が一刻の猶予もない程 

深刻さを深めているのを この報告書は示している。 温暖化の原因が人間にあるという断定は 戦争を起こしているのは人間だ !

というのと同じ意味がある。人間が気候変動を起こしているという恐ろしい事実は ロシアがウクライナを侵略しているという事実と

同じで 世界は何としてもこの愚かしい行いを 止めなくてはならない・・。 改めて報告書の内容を紹介します。

 

今日は早咲きの桜特集です。実はもう染井吉野が高知で咲き出しています!? 17日福岡で開花宣言がありました。一番を競う訳では

ありませんが 私は慌てて 先に早咲きの桜を皆さんに紹介しなくては・・と思ったのです。 こんな競争なら平和で歓迎すべきですが 

3月中旬で4~5月の気温になるというのは やはり温暖化 異常気象の現れでは ? とも 心配もしてしまいます・・。

 

ウクライナの人々の祖国を守る決意と行動。隣国の難民を心から受け入れるポーランドはじめ受け入れ国の人々。自宅を提供し 食事を

提供し 更に教育 医療 仕事まで提供しようとしています。欧米が一致してウクライナを支持 ロシアに反対の姿勢を示しています。

日本も今迄になく積極的で 1年間の就労も含む滞在を認めようとしています。今回の戦争で改めて知ったのは 世界がグローバル化して

いるということ。 日本にも多くのウクライナ人、ロシア人が住んでおり ウクライナ 東欧諸国にも日本人がいるということです。

 

今激戦地となっているマリウポリは ウクライナの東部にあって先日ロシアが承認した親ロシア系の国家の隣りに位置します。 当然

ロシア人も多く ロシア語を話す人々がほとんど、言わば兄弟 親戚のように暮らしていた人々でした。プーチンは以前併合した

クリミア半島のように ロシアにすぐなびくと考えていたようですが 今激しい抵抗にあっています。ロシアは何をしてもこの街を陥落

させたいのか 人道的に許されないジェノサイド(大量虐殺)をしかけています。 一方で多くのロシア兵士も死んでいます。これは

ロシアにとって 想定外だったようです。 民族的に近くても 国家の独立は守る という決意が見えてきます。

 

先日話した イタリア映画 『 ひまわり 』の再上映が話題になっています。家内も見たと言っていました。戦争が引き起こす悲劇が

ストーリーですが 私はロケ地ウクライナの美しい農村風景 ひまわり畑がとても気に入り 是非その地に立ってみたいと思ったのです。

今ウクライナで起こっている戦争の惨劇と重なり 戦争は人々の人生を大きく狂わすもの 絶対にしてはならないものだ・・と思います。

私も改めて アマゾンでレンタルして 観てみたいと思っています。

 

標本木は 染井吉野ですので 今咲いている桜は 全て早咲き ?です。 ヤマザクラ ?

お蔭で高知では もう3月初めから 青空の下 サクラを 楽しめています。

少し小粒のサクラ。 忍野村では 富士桜という小粒の桜がありましたが・・。

この桜も河津桜だと思いますが 右側は実は白モクレンで こちらは2,3日で咲き 散って行きました。

教会の生け花にさしてあった 早咲きの桜。

鏡川の土手に 枝を一杯広げて咲く 河津桜。 ホントすばらしい !!

街中でも 桜の花は多いです。 染井吉野を待たないでも こんなに早くから桜を見られて幸せ !!

メジロが桜の花にもやって来ます。 どうも私には この季節だけ見るような感じですが・・?

高台にあるお家に咲く桜。 家から見下ろせるのは 何とも贅沢ですね・・!

染井吉野に比べると ピンクが強いようですが 私には この方がサクラらしい・・?

牧野植物園に咲く 河津桜。 上品な感じです。

遠くに高知市内の家並み。

サクラは平和のシンボルでもあります。 空の青 山の緑 そしてピンクの桜・・。

 

 

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  真っ白な心 白モクレン特集です。 

2022年03月16日 | 自然 花 写真

(  ふくらんだ 白木蓮(ハクモクレン)のつぼみから 花びらが広がって来ました。 )

 

ロシアがウクライナに侵攻して20日が過ぎる。マリウポリでは明らかに一般市民を対象としてミサイル攻撃をしている。

死者は2500人を超えている・・。ロシアは核兵器だけでなく生物、 化学兵器もちらつかして ウクライナを威嚇している。

いよいよ首都キエフを包囲し 殺戮攻撃をするかも知れない・・。

 

不謹慎な話しだが ニュースの画面を見ていて ウクライナでは未だ雪が降っているなー と思ったりする。ウクライナ兵士が

銃を持って ロシアの戦車を狙う場面でも 雪の積もった地面に体を投げ出して 待機している。 吹雪のキエフを見ていると

北海道でもここ数日雪が降る天気ですが 北緯50度のキエフは北海道よりずっと北に位置しているのだと 納得しました。

雪交じりの街中には 未だサクラやアンズなどの花は見られない・・、 春は遠い・・などと考えたりしています。

 

ロシア国営TV局の女性が 命をかけて 戦争反対を訴えていた。占領された町でも 多くの住民が国旗を持って 抗議をして

いた。勇敢な行為だ。女性も武器を取っている。国民が一つになっている。多くの人々がウクライナの人々の為に祈っています。

世界でも多くの人々が支援している。一方でプーチンのやり方を非難せず ロシアを支援している国も多い。専制主義の国家の

方が 実は世界に多いと言われる。  ロシアは『 大きな北朝鮮 』になるとも言われる・・。

 

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、千葉県柏市の映画館ではウクライナで撮影され戦争の悲しみを描いた映画『 ひまわり 』

が緊急上映されているそうです。私もこの映画を見て ウクライナへ行って見たいと思い ツアーをつくって訪ねた・・、と 

以前書きました。 既に広いひまわり畑は 種で黒く様変わりしていましたが 今もオデッサなどと共に思い出に残っている。

売り上げの一部はウクライナの人道支援のために寄付されるということです。

 

今日はモクレン特集です。気温が5月上旬並みに夏日を超え 27℃にもなり 花はあっという間に開いて 地面に落ち始めて

います。清純な白い花びらも シミが付き始めています。『 花の色は移りにけりな いたずらに・・』 という和歌そのもので

す。ウクライナの人々には 春はまだまだ先のことでしょうが 自然の恵みと共に 何とか世界が連帯して 結束して この侵略

戦争を止めさせたいものです。
         

 

純白の花びらがふくらんで来ました。 こんなつぼみになるまで 長い時間でした。

春の陽気に誘われて 目覚めるように咲きます。 つぼみは 秋の内からありました・・。

本当に一斉に咲き出します。それまで長い冬でしたが 一気に厚いコートを脱いだ感じ。

花が少し斜め向くのが 特徴です。北向きを指すそうです。花びらの幅が広く 厚みがあります。

一点の汚れもない純白 こんなきれいな心を持ち続けたいですね・・。

こんなモクレンもあります。 紫木蓮(しもくれん) 花びらの外はムラサキ 内はシロです。

どうやらこの紫モクレンが モクレンの主らしい。 ハクモクレンより 10日程遅い。

英語では マグノリア。 この花に似た花に 辛夷(コブシ)があります。

花の時期が夏日と重なり もう白も紫も 大きく花びらを広げ 白い肌もシミが見え出します。

夏日を超えて 昨日は27℃もありました。一斉に咲くのも 当然です。

私は2、3輪咲くのが好きですが 花期が短く 一斉に花開きます。

こんなに花を一杯付ける木も あります。

こんな 大きなモクレンの木が あります。 白い 花火 ですね。 

 

 

 

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  この世には 喜びも有りますが 困難もあります・・。

2022年03月12日 | 自然 花 写真

                          

                  (  帽子と蝶ネクタイ  植物採集する容器?を持って 笑顔の牧野富太郎博士 )

 

昨日は3.11東日本大震災の日から11年の祈念の日でした。未だ3.8万人の方が避難されているとの記事がありました。高齢になる程 

故郷への想いは強くなります・・が ますます故郷へ戻るのが難しくなっています。 故郷と言えば ウクライナの人々も既に200万人が

故郷を後にして外国へ避難しています。こんな不条理なことがあるのか・・と思います。かつこれは人災です。その怒り 悲しみを

どこにぶつければ いいのでしょう・・??

 

牧野富太郎博士は22才で東京大学植物学教室へ出入りできるようになり 自由に書籍や資料、標本を見ることが出来るようになりました。

25才の時祖母が病死 翌年奥様になる壽衞(すえ)さんと暮らし始めました。植物学雑誌や日本植物志図篇の刊行を開始するなど順風満帆に

見えましたが 突然大学の教授から教室への出入りが禁止され 一時ロシアの先生を頼ってロシアへ行く気持ちになりましたが その先生も

亡くなり 研究の機会が失われ 失意におちました。

 

牧野博士は西洋から入ってきた植物学を学んで 日本の植物を正確に分類して 植物図鑑を作りあげようと考えていました。その為に

野山に出て 植物を採取し 標本作りから始めるのです。高知牧野植物園にも幾つか展示されていますが 当時の新聞に多くの草花が

挟み込まれています。家に置いたら底が抜けてしまいそうです。それでも引っ越しを数十回しているのですから 本や標本の移動だけ

でも大変です。

 

何故引っ越したか? 家賃が払えず 立ち退きを要求されたからです。貧しさは大きな困難でした。普通なら失意であきらめてしまう

ところを 博士の努力 功績に手を差しのべる人も現れ 多くの人々の援助もあり ため込んだ標本を預かって貰える有徳の士に助け

られて借金を返し 更に研究を進めていきました。関東大震災や戦争中も大変でした。標本と離れる疎開も拒みました。奥様も子供達を

抱えながら 商売をして家計を支えました。 戦後自宅に残された標本、資料を使い 又研究が再開されました・・。 

 

 

ようやく見つけた土筆(つくし)。正しくは スギナの胞子茎(ほうしけい)。

もう  終わりかと思っていた水仙は 未だ未だ元気。

ひさし振りに ムスカリー。 私はふだん むすかりと書いていますが 正確にはカタカナだそうです。

野原にポツポツ。 別名グレープヒヤシンス。 そういうとヒヤシンスは滅多に見ません・・?

ヒメリュウキンカです。あまり見ませんが 姫立金花と書きます。 珍しいのをみると うれしい!

黄色が鮮やかです。

今尤も咲いている ホトケノザ。 紫蘇科(しそか) 5月末迄 咲きます。

群生して咲いていると 紫色がはっきり見えます。

白花タンポポ。  蝶がよく集まるのは タンポポの蜜が甘いからだそうです。 

菜の花も春の代表的な花。 黄色が目立ちます。

次回はようやく白木蓮特集 !?  早咲きの桜の写真も集まって来ていて 迷っています・・?

        

       牧野富太郎博士のサクラの絵。本当に正確に描かれています。

鏡川。 右の山辺りが 牧野植物園のある五台山です。

 

 

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 牧野富太郎博士のこと(続き)。 梅特集 No 4

2022年03月09日 | 自然 花 写真

       

  ( 若い頃の牧野富太郎博士。 高知の自由民権運動の影響もあり 弁士として活動した時代もありました。)

 

今日は3月9日 サンキューの日だそうです。 だので ? いつもブログを見て下さっている皆さんに感謝して スタートです。。

前回のトップにあった蝶ネクタイに丸いメガネ。 外へ出るときは大きな鞄を下げて・・。 なんだかうれしそうな牧野富太郎博士。

彼が植物採集にいくつ行く時は いつも 立派な帽子と蝶ネクタイをしていました。植物への尊敬の気持ちのあらわれで 大好きな植物に

会えるのが嬉しくてたまらない・・。 自分は草木の精かもしれない・・と言う程でした。  


生涯集めた標本は40万点。調べて分類し、名前を付けた植物が1500種類。 多くの本の出版や研究雑誌に関わり、『 牧野日本植物図鑑 』

を残しました。 その為には お金をどんどん使い。 裕福だった実家の店を潰してしまいます。 多くの子供がいました。妻や家族は

借金取りに追われる貧乏な暮らし。しかし、どんなに苦労しても、家族を巻き込んでも  富太郎は絶対に植物への愛と学問だけは ?

手放さなかったのです。 

 

物心がつく前から富太郎は山野の草花が好きでした。祖母が店の事で忙しく、独りの時間がたっぷりあったせいかもしれません。

博士の子供の頃は まだ学校制度はありませんでした。寺子屋に通っていろはを習い その後 佐川の領主が開いた塾に移りました。

侍だけが学ぶ時代はもう終わったんだ。 世の中が開けてきたから、僕のような町人でも いくらでも学問をしていいんだ。』 

塾では 中国の学問のほか。 アメリカ、ヨーロッパの教科書を翻訳して英語、地理、物理、天文なども教えていました。 富太郎は

10歳でしたが、 全てが面白く、中でも物理の本と 世界の地理や 自然の本が お気に入りでした。  

 

13歳の時に。 小学校が出来ましたが 彼は2年通ってつまらなくなって止めてしまいました。 ただ、授業で使われた博物図だけは

とても面白く、心に深く残ったと、後に言っています。  彼は山野を歩き回って 色んな草木を手に取り、詳しく観察したり 時には

口に入れたり 気になる物は持ち帰って 観察しながら絵を描きました。 しっかり見ると描きたくなり、描いていると、もっと見たく

なる・・、 この繰り返しで 観察する目を育てたのでしょう。  

 

西洋には分類学という学問がありました。多くの植物をその特徴でグループに分けるとその世界全体が分かります。しかし大変な仕事です。

余程沢山の実物を集めて、細かいところまで観察する必要があります。『 いつか必ず日本の植物の全てを明らかにする。それができたら

植物の世界を皆で共有できる。だから出来るだけ沢山の植物を集めて 観察して新種を発見 名前のない植物に名前を付け、世界中に発表

するんだ・・! 』 その情熱は 生涯衰えることはありませんでした。

 

彼は店を継ぐのをやめ おばあさんに頼み込んで 東京に出ました。彼は自分自身にこう約束をしました。『 忍耐を要す 精密を要す 

山野に足を運ぶ労を厭わず・・』など。 東京大学植物学教室に出入り 植物誌 というデータベースの制作に取りかかります。 

                           (続く)

 

 

梅はそろそろ 最盛期を過ぎつつあります。 追っかけて 早咲きの桜が満開を迎えています。

梅は香りがあり それだけで 春の雰囲気を感じることが出来ます。

     

      家庭においても育てられている梅を多く見ることが出来ます。

桜とは違った枝の張り方で 観賞になるせいでしょうか・・?

野生 ? の梅も多く見られます。花が一杯ついて それも仲々見事です。

幾つか紹介しました。 梅は桜同様 多くの人々に愛されて来た樹木だと思います。

もうこの梅の時期が過ぎていくのは 残念ですが 又来年を期待したいと思います。

地域によっては これからが見頃のところもあるでしょうね・・。

よくみていると 虫がいつも来ています。 この共生関係が 生態系ですね。

 

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 いごっそう ! 破天荒な人物 !  牧野富太郎博士 !!

2022年03月05日 | 自然 花 写真

(   日本植物学の父 牧野富太郎博士。 丸いメガネトと蝶ネクタイ。採取した植物を新聞にはさみ 保管する。     )

 

今日は二十四節気の一つ 『 啓蟄(けいちつ)』 です。土の中で冬ごもりをしていた生き物達が 目覚める頃のこと。

人間もそうですが 春のうららかな暖かさに 命が活き活きと躍動するのを感じます。花だけでなく 新芽が小さくても 

しっかりした緑色をして 芽吹いてくる様子がとても新鮮で 寒い冬が終わって 春が来た! 実感がします・・。


 
牧野富太郎博士の人生をNHK朝ドラが来春放映することは 先日2月9日にお伝えしました。高知県出身の有名人なので 

県を挙げてドラマを応援する態勢を取りつつあります。先日牧野植物園へ行ったら 早速幾つかの催しをPRしていました。

私も分かりやすい博士の伝記を図書館で借りてきて読んでみました。何よりも彼の熱意 行動力 絵の上手さに感心します。

 

富太郎は江戸時代の終わりに土佐の佐川村で生まれました。この一月前に坂本龍馬が脱藩事件を起こしていました。日本が

新しい国に生まれ、変わろうとする時代の大きな節目に 富太郎は生まれたことになります。高知県は坂本龍馬 板垣退助 

岩崎弥太郎など明治維新の英傑を輩出していますが 牧野富太郎博士は 学問分野で『 植物学 』を世界レベルに引き上げ

『 日本植物学の父 』 とうたわれる スケールの大きい人物でした・・。

 

『 生家は酒蔵と小間物屋を営む大きな商家でした。裕福な子供時代を過ごしましたが、家族の縁には薄く 幼い時に父親と母親を

病気で亡くし、祖父も失い。祖母浪子が商売をしながら 彼を育てました。高知市に近い佐川で山野を駆けめぐっていた時 草花に

大きな関心を持つようになり 自分の人生をかけて植物の世界を探求しようと決意をしました。 』 と伝記にあります。

 

『 富太郎はやせっぽっちで目鼻だけははっきりしていたのですが、体が弱かったようです。富太郎の体を丈夫にしたのは 大好き

だった草木を求めて 毎日のように野山を歩き回った結果でしょう。特に彼が好きだった花は2月に咲く 梅花黄蓮(ばいかおうれん)

でした。 』 この花は以前紹介しました。(2月9日)

『 植物は 時を知り、花を咲かせ、実り、季節に合わせて姿を変える不思議、草木にはたくさんの種類があり、それぞれがみんな

自分だけの花や葉を持っている不思議、富太郎にはその不思議の世界を探検することが楽しくてたまらなかった・・ 』 ようです。

                   (科学者の伝記 牧野富太郎(日本植物学の父)から)          (続く)
                           

 

牧野植物園がある五台山(ごだいさん)から 高知市内を見下ろす。

牧野植物園は博士逝去の翌年 1958年(昭和33年)開園されました。山間は未だ花や緑が少なく冬の様相です。 

以前この池には 大賀ハスが葉を広げていました。今は沢山のメダカがいました。左奥は温室です。

      

      いつも花に目が奪われていますが 枝だけの様子もお目に掛けないと・・?

こんこん山 春、夏に向けての準備に忙しい・・。

幼少から植物に興味を持ち 独学で植物学の研究を続け 94才で亡くなるまで精力的に活動された。

自らを『 植物の精 』と呼ぶほど情熱をもって 自分の好きな植物に熱中・・・。

大河ドラマの主人公にしてもいいほどのスケールの大きさ 破天荒な人生を生きた博士。

       

      草をしとねに 木の根を枕に 日本の草花を求め まとめ上げた人生でした。

花びらが落ちているのもありますが 博士の好きな 梅花黄蓮(ばいかおうれん)の現在です。

代わって 雪割りイチゲ白い花を咲かせていました。

園内では  シナマンサクの花が あちこち咲いていました。

温室で開かれている ラン展の一部です。

ようやく待ちに待った 白木蓮(はくもくれん)が 咲き出しました。 乞う 来週 !

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  高知では春が来ているのに ウクライナでは戦争です。

2022年03月02日 | 自然 花 写真

(  ふようかたばみでは ?  春らしい温かみのあるピンクの花。 ) 

 

新しい月に入りました。弥生3月です。ここ数日ポカポカ陽気です。2月中にコロナ禍も収束の目処がつくのでは・・? と期待

しましたが 新しい変異種もあって まだ長引きそうです。3回目の接種も進んでは来ていますが 未だ19%、 集団免疫には

遠い状況です。 家内の接種はモデルナなら3月中旬のようですが まだまだ安心するには 程遠いですね・・。

 
コロナ禍を心配していたら ウクライナ問題が急に深刻になって 遂にロシア軍のウクライナ侵攻 武力介入! が現実のものと

なりました。既に報道されているように各地で砲撃があり ロシア軍が首都キエフへ侵攻しつつあります。最近の新聞の見出しには 

『 空爆、南北から地上部隊。 』『 ウクライナ古都に響く警報。』『 ロシアの強硬 阻止できず。 』『 国連安保理。 機能不全

露呈。 』『 世界秩序一気に瀬戸際。』『 周辺国に11万人避難。 』 『 世界経済混迷 』など 戦争の怖ろしさを伝えています。

 

私はウクライナへ行ったことがあります。首都キエフ チェルノブイリ オデッサにも行きました。実は夏のヒマワリを見に行った

のです・・? その意味でもウクライナは農業国というイメージです。 今はほとんど記憶の外にありますが 戦争が現実のものに

なりました。クリミア半島に近いオデッサで 映画で有名な『 (戦艦)ポチョムキンの階段 』 なるものを見て 虐殺の怖ろしさを

感じたのを覚えています・・。

 

アメリカもロシアの強行を阻止できませんでした。 これはプーチンの意思であり、彼は大ロシアの復活、 大国ロシアの復活を望んで

いるようです。 私にはよく分かりませんが。 ベラルーシ ウクライナ、ロシアは 歴史的、文化的、あるいは民族的にほぼ共通する

ようです。兄弟国家というイメージです。その兄弟が相争うのですから どちらの国民にとっても 違和感が大きいと思います・・。

既に多くの人々が殺され 建物が破壊され 避難せざるを得ない人々が増えています。ロシア人の兵士も多く亡くなっています・・。

 

ソ連が解体され 旧東欧がEUやNATOに加盟 ロシアが弱体化しているのは事実です。プーチンはロシアの強大化のためには

NATOに入ろうとするウクライナを制圧し ベラルーシのような独裁傀儡政権を作り   意のままになる国を周りに置くことで

緩衝地帯にしたいのです。危険な核使用までちらつかせ 第三次世界大戦の危険まで言われています。第一次大戦がそうであったように 

誰しも望まない中で 世界戦争になる危険があります。 日本にとっても遠い東欧の国々の問題ではないのです。  


  
プーチンは侵略者です。国際法の明らかな違反です。なんと言おうと侵攻は正当化されません。ウクライナ大統領も 国民総動員令

出しました。 国民が自ら武器をとって侵略軍に戦おうということです。 独立国家として当然です。 ただそこに大きな犠牲が伴います。

既に多くの血が流されています。『 プーチンはウクライナを非軍事化 中立化 非ナチ化する。』といいます。ヒトラーまがいは

プーチンの方です。ロシア国内でも反戦を叫ぶデモが行われています。強権的に拘束されています。香港と同じです。友人の黒井さんも

SNSなどで反戦を呼びかけています。世界が声を上げれば 独裁者も無視出来ないでしょう。もう 対岸の火事ではないですね・・。 

 

 

黄水仙 (きずいせん) ようやく花全体が黄色い ゴールデンダッフォディルを見つけました。

大根の花。 この根元は 大根です。 

JR線沿いに咲く 菜の花。

キンカン。 高知には フルーツキンカンなる高級種もあります。

目立って来たフキノトウ。もう花がしっかり分かりますね・・。

天ぷらにすると美味しい ? タラの芽と一緒にスーパ-でも 売られています。

今一番 野に咲いている花 ホトケノザ。 毎年近くで見る 姫踊り子草は未だ咲いていません。

背が高く カメラでは仲々焦点が合いません・・。

この花も横綱級で よく見かけます。 オオイヌノフグリ。

暖かいせいか アジサイの新芽も見られるようになりました。

同時に花粉の季節。 杉の木が膨らんでいるのが 分かります。

鏡川ダム。 右側には桜、左側は梅の木が多い。 次回お届けします。

下流の鏡川。 餌をやるおじさんのそばに 多くの水鳥や鳩が集まっています。

最後に私が朝7時頃 三日月近くで見る 超1等星 ?! と言っても写真では小さい !?

 

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