ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

アジサイの季節が 来ました。

2023年05月27日 | 自然 花 写真

( 鮮やかな紫陽花の花  枝に小さな芽を見た !と思ったら ぐんぐん成長し 美しい花に ! )

 

グレタ・トゥンベリさんは 人類の歴史を俯瞰して こう書いています。

『人間の文明が誕生して以来 私たちは世界の森の半分を切り倒し 野生生物の2/3以上を消滅させ 海洋をプラスチック

で溢れさせ 大量絶滅と 気候の大惨事を引き起こそうとしている。 人間は誰もが依存している生命維持システムそのもの

を不安定にし始めた。要するに自分たちが暮らしている枝を切り落としているのだ。』と。

相変わらず刺激的な発言ですが 私は概ねその通り ! だと思っています。


先日TVで CO²とは何か ? という番組をやっていた。私も含めてCO²(二酸化炭素)を悪者扱いしている。カーボン

ゼロを目指すなど 不要なものと決めつけている。実際地球の大気の中にCO²は0.04%しかない。地球の兄弟と言って

いい金星は96.5% 火星の大気の成分も96%がCO²なのに・・。それに比べ地球のCO²は何と僅かなのだろう。それでも

産業革命以来 CO²は増え続け その結果 気温が産業革命時に比べ 1.1度上がっているのだ。

 

ちなみに金星の地表温度は460℃ CO²が温室効果を発揮しています。生き物は全く生存出来ない。地球はCO²を含む温室

効果ガスのお蔭で 平均気温が14度前後になっています。もし温室効果ガスが無ければ マイナス19℃位になります。

これでは多くの生き物は生きられないでしょう。何事もそうですが 程々がいいのです。

 

実はCO²は私たちの体の元 源になっているのをご存じですか ? アミノ酸 タンパク質は炭素(C)が他の元素と

混じり合って作られています。海にも陸にも多くのCO²が混入しています。約3億年前の石炭紀という時代 大木が

大いに繁茂し CO²を吸収し 酸素を放出 それらが死んで倒れて地中に埋まり 数億年の長い時間に 熱と重みで

岩石のように変化した・・、それが石炭です。それを新参者の人類がこの僅か250年の間に大量に掘り出し 燃やして

エネルギーを得る、代わりにCO²を大気に放出し続けたのです。眠っていたCO²を目覚めさせ 温室効果で気温を 

既に1.1℃上昇させてしまいました。

 

よく見ると 雨上がり ! しずくが花に残っています。 梅雨間近 ! 雨に似合う花です。

雪の下科に属するのですが 下の方に雪の下を載せておきますが イメージは全く違う ??

花のつぼみが多く見えます。 どれが ガクで どれが花なのか ? 

今となっては 見た目で ガクを花と言ってもいいのでは・・と思っています。

外側にある 萼(ガク)が花のように見えます。 真ん中の部分が本当の花。

花の雄しべ 雌しべがよく見えます。

ニオイバンマツリ。 花は紫から白へ色が変わるようです。

毒痛み(ドクダミ)が目立つようになりました。昔は十薬(じゅうやく)とも言った。

金糸梅(キンシバイ)。 ヒバリカム・ヒドコートとも言う。梅雨時に咲く。

黄色い雄しべが 目立つことから 金色の糸のように見える。

未央柳(びょうやなぎ)。この花も雄しべが多く 長いですね。 美女柳とも言います。

そう 百合の季節が近づいています。

雪の下(ゆきのした)。 何故こんな名前になったのか ?  雪の舌とも言われたらしい。

町の中でも バラの花が目立ってきました。

    

 

 

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 香川県にある レオマリゾートに バラを見に行ってきました。

2023年05月24日 | 自然 花 写真

( コロナ禍から ようやく踏み出して 車で香川県にある レオマリゾートに行きました。)

 

歴史上最初に 二酸化炭素の排出が 地球を温暖化させるということを発表したのは スウェーデンの化学者でした。1896年の

ことです。今から120年以上前 明治時代のことです。『石炭を燃やして大気中に二酸化炭素を放出することで 人類は

徐々に地球を 数度は温暖化させるだろう。』と いう予測でした。この予測が出た頃からCO²は急激に増加 その右肩上がりは

現在も続いています。しかし人類はこの事実を重要なことと考えず 石油業界から流される偽情報もあって 第二次大戦後も

重要な対策を取ることが出来ずにきました。

 

そんな時 日本の若い気象学者の真鍋淑郎氏が気候をコンピューターで模擬実験するモデルを開発し(1967~1975年) CO²

増加による気温上昇を科学的に予言しました。ようやく1980年代になって大気中のCO²が2倍になったら 地球の気温がどれ

だけ上がる上がるかという議論が盛んになりました。温室効果という言葉もその頃から使われ 人間が地球の気候を左右

しうる・・ということが語られ始めました。

 

1988年 このブログでもよく登場するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が設立されました。この流れで国連気候変動

枠組条約が採択され この条約を締結した国々が参加する会議がCOP(コップ)です。 第3回COPで京都議定書が 

第21回COPでパリ協定が採択され 世界の多くの国が 地球温暖化を防止する努力を続けています。

 

日本は当時(1960~1970年代)公害問題が高度成長共に起こり 4大公害病が相次いで発生 住民運動も激化 公害問題が

深刻な政治問題化しました。 公害問題基本法 大気汚染防止法 公害国会が開かれ 環境庁が設置されました。1997年 

COP3(京都会議)が行われ 京都議定書が採択されました。公害問題に国を挙げて取り組んだ経験が 地球環境への

対応に生かされた訳です。 言わば 日本は環境先進国でした。

 

残念ながら2023年の今日 気候変動の脅威に対する世界全体での対応強化が叫ばれている今 足を引っ張っているのは石炭

火力発電に固執する日本です。2030年迄にカーボンゼロの目処をつける決定的に重要なこの10年 全温室効果ガスを段階的に

廃止するとは声明しても 期限は明記されず 石炭火力の全廃時期については 日本の強い反対で 明記は見送られた・・。

一方で 電気料金は大幅に値上げされていきます。新聞を見ても気候変動問題についての記事は少なく 気候変動には足踏み

とか 優先度が低いと 小さな見出しがあったに過ぎない。    ( 続く)

 

バラ園が目玉で 春の大バラまつり ! が アジアの遺跡を模した庭園で行われていました。

手入れが行き届いていて 本当にきれいでした。 バラの香りもステキで 心地よくまわれました。

名前も小さな札で 紹介されていました。

花の女王と言われる程ですから 香りの甘さと共に その美しさに満足しました。

        

      

広い庭園の一部に 6月の花 アジサイも咲いていました。 

 

 

 

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  牧野植物園で 絶滅危惧種のガンゼキランを見た。 

2023年05月20日 | 自然 花 写真

( ガンゼキラン  環境省の絶滅危惧種。 牧野植物園は2012年から保護を続けています。)

 

 グレタ・トゥンベリさんの本が書店にあったので買いました。 昨年秋に出版された本で『 気候変動と環境危機 』に

ついての最新情報が 多くの研究者によって書かれています。新聞やインターネットは最新の情報ですが 社会現象は複雑で

多岐にわたるので 全体把握には物足りない。この本は自らも執筆者となり 世界の学者100人以上が執筆 CO²が地球に与え

ている影響や 私たちの未来に与える影響を幅広く論じており 私たちの知りたいニーズを満たしてくれそうな本です。

 

ここ数年 温暖化と気候変動の現象は益々厳しさを増している。5月中旬ながら 猛暑日が各地で発生 この夏の熱波を

心配させる一方で 『 パリ協定 』のように世界が一致して環境対策に取り組んできた。日本でもSDGs( 持続可能な

開発の為の2030年目標 )企業や社会で広がりつつあります。人類の英知と努力とそれを上回る自然の報復のような災害の

連続・・。私たちも一市民ながら 正しく温暖化を知って 自分達に何が出来るかを考える時です。

 

温暖化対策の歴史を少し振り返ってみます。1972年(昭和47年)ローマクラブが 『成長の限界』という報告書を発表した。

人類と自然環境の関係はすでに緊迫した状態にあるが 更に悪化し続けるだろう。 そして最も起こる見込みの強い結末は

人口と工業力のかなり突然の制御不可能な現象であろう。 』 国連を中心に温暖化対策への取り組みが始まり 1988年IPCC

(気候変動に関する政府間パネル)が設立され 世界の科学者 研究者が集まり 科学的な情報・知見を発表することに

なった。

 

それから30年を経過したが1991年から2021年の30年間の二酸化炭素排出量は産業革命以降1990年迄の約240年間の排出量を

大きく上回っている。ローマクラブが指摘した通り『 更に悪化している。』 このままでは今世紀末 2100年迄に地球は

3.2℃ 温暖化すると IPCCは推計している。

 

超えてはならない地球の限界がもう目の前にあるのに 世界は未だ経済成長こそ最大の価値という考えに固執し 持続可能な

世界への見通しが薄い。有限の資源を使い 膨大なエネルギーを消費して 豊かな経済を追い求め 結果CO²排出量が急激に

増加し続けている。 経済の限りない拡大再生産がもたらす環境破壊。 資本主義というシステムは本当に必要なのか ?

私たちを幸せにするものなのか ? 広がる格差 分断される世界 私たちはどう生きればいいのか ?

 

グレタさんは 『 今薄氷の上を歩くようなもの 』と言う。『 私たちの体重を薄くなった氷で支えられるのか ? 

岸までたどりつけるのかどうか ? 深い水の中に落ちた時 助けに来てくれる惑星がある訳では無く 私たちは自力で

対処するほかない。今必要なのは多くの人々に切迫した状況を理解して貰えるよう 正確な情報を届けること。』と

グレタさんは言う。 (続く)

 

ガンゼキとは 岩石のこと。根っこがそのように見えたことから。

普段は立ち入り禁止になっている地域。群落で咲くこの時期だけ 一般に公開。 

最初驚きましたが 早生品種もあるそうです。 春コスモス としておきましょう。

ルピナス。古代エジプトの時代から栽培されている・・? 普段あまり見ません・・。

酔仙翁(すいせんのう) 夏の花です。 仙人が酔っ払っているように赤い ?

ハタケニラの花。球根で育つ多年草。 花韮(はなにら)比べ 地味ですが 可愛い(しゅっこん)です。

ナツロウバイ。 上品な花ですね。 中国原産。 この花も 絶滅危惧種。

スモークツリーという。 綿菓子のようで ふわふわした感じがいいですね・・。

トビカズラ。 毎年咲きます。異様なほど数が多い・・。 マメ科であることは分かります。

宿根(しゅっこん)バーベナ。 タピアンとも。 

花一杯の松葉菊(まつばぎく)

一月遅れの 皐月(さつき) 5月ですから 満開もうなずけます。

結婚写真の前撮り。 まるで映画のように 監督が注文を出していました。 こんこん山広場で。

       

  番外編ですが 牧野富太郎博士が採取した植物標本に使われた新聞。 昭和13年で

  徐州への進軍を報じています。軍歌 『 麦と兵隊 』を思い出します。

 

 

 

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    新緑 深緑 自然が生き生きとしています。 春野にて

2023年05月17日 | 自然 花 写真

(  山や森が こんもりとして 緑が深く 濃くなっています。右の白っぽいのはクリの木。 )

 

高知県のGWの人出は 朝ドラ『 らんまん 』の追い風もあって 観光施設は軒並み数字を増やした。牧野植物園は昨年の

1.5倍 隣りの竹林寺(お遍路31番札所)は1.8倍の入りとなった。私も行った牧野博士の故郷佐川町の『 青山文庫 』は

2.6倍となり 過去最多の入場客だった。私も記憶しているが ボランティアガイドさんが丁寧に説明してくれ 又来たいな~

という思いになった。


3年間続いたコロナ禍がどうやら終わった~と国民も感じている様子。 しかし少し冷静になって考えると コロナウイルス

感染症が5類となって 毎日の集計は終了! 県民の意識が薄くなって 感染規模が見えにくくなる・・と医師会が懸念して

いる。危機感の薄れが流行の拡大の一因となる・・という医療現場からの声もある。余りに長かった自粛から早く抜け出し

たいという気持ちが 観光へと動き出しているようだ。

 

飲食 観光業界を中心に 経済活性化の期待は大きい。私も東京から友人が来て 久し振りに夜の高知を味わいましたが 

隣の部屋で10名前後の宴会があり 盛り上がっていた。マスクなど無く大声で笑い 飲んでいた・・。平時に戻った喜びを

感じる一時だ。アーケード街の飲食店の行列や 観光客の集まるひろめ市場はの賑わいはまさに コロナ以前に戻った感じ

です。22年の県外観光客はV字回復を示し 今年のよさこい祭りは平常規模で開催される予定で 今年は 『らんまん』の

後押しを受け 観光業界も活気を呈している。

 

そんなところへ 冷や水をかける話しで恐縮だが 高知新聞の記事が目に入った。

高知県の清流 四万十川で 『 アユが減った! 川が汚れた! 』という声がある。 背景には森林の荒廃 農業排水 

それにダムの問題があると高知新聞に出ていた。支流にあるダムの取水により 水の流れが弱まり 生き物の移動が遮断され

生態系が大きく変わったという。ダムによって土砂がせき止められ ウナギやエビの住み処が失われ アユの餌になるコケが

減ったりしているのだ。

 

四万十川の異変の背景には 人間の暮らしの為に 自然の循環を止めたことにある。確かに人々の暮らしは大事だが『 余りに

も人間が優先されてきた 』と 四万十川財団の職員が書いている。生活も観光も環境に負荷を与えることが多い。経済が活性

することは喜ばしいが 自然が犠牲になっている現実もしっかり見つめなくては・・。

 

竹林も青々としています。

唐楓(とうかえで)の並木。春野の運動公園。 紅葉の時期も楽しみです。

田の苗も数本と増え しっかりとしてきました。

米の自給率は約100%。 頼りになる食料です。

もうアジサイが咲き出しています。春野での写真 高知市より春野の方が暖かい !?

ガウラ 又は白蝶草(はくちょうそう) 白い蝶が飛んでるイメージ。 雄しべ雌しべが長い・・。

 

ひさし振りの ユッカ蘭。 春と秋 二度咲きするそうです。 

ポピー ヒナゲシの花。風に揺れて鮮やかに咲いています。

少し変わって 長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)の像。初陣の姿とか 春野にあります。。

春野は 桂浜に近く 太平洋が眺められます。

何故か 鳶が多く 上空を飛んでいます。

仁淀川にかかつ河口大橋。

茅萱(ちがや)かと思います。 群落で咲いています。

中学校の運動会の準備 ? 若い人が多いと うれしくなりますね。

 

 

 

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   久し振りに鏡村に行ってきました。  生態系について 

2023年05月13日 | 自然 花 写真

(  週末 雨が多かったせいか ダムの放水は上段から 勢いよく流れていました。 )

 

植物は太陽の光と水と二酸化炭素を合成して養分の元を作るので『生産者』と呼ばれます。動物は他の動植物を食べて 

その養分を受け取り『消費者』とよばれ これら動植物が死ぬと 地中の微生物が死骸を分解して水や二酸化炭素に戻す

ことから『分解者』とよばれます。 生き物達が生きていく為の養分は 食物連鎖を通じて循環しています。命をつなぐ

生存競争が生態系の中で行われています。 多くの生き物が集まって 競争したり 共生し合う関係の中で 各々の命が

維持されています。 私たち人間に食糧 水 清浄な空気などを 豊かに与えてくれるのが生態系です。

 

人間は生きるために 必要な酸素を口から肺に取り込んで呼吸したり 生き物から栄養分を頂いて 不要な物を体の外に

排泄しています。 他の動物も同じ営みです。生態系にある他の生き物を栄養として食べ 呼吸に必須の酸素は植物から

頂いています。食物連鎖(しょくもつれんさ)とよんでいます。自然環境の元では人類は『消費者』です。今人口が急増

しています。消費が急増しているということです。当然他の生物に影響を与えています。他の生き物を犠牲にしておいて 『 

自然の恵みや他の動植物に生かされている・・』と 言っているだけでいいのでしょうか ?

 

1950年の世界人口は25億人でした。2000年の世界人口は60億人 現在2023年は80億人です。2050年には100

億人に達すると想定されています。日本では人口減少が問題になっていますが 世界では急増が問題です。 しかも少数の

国で異常に増加しています。低迷する経済 紛争 食糧不足 エネルギー不足の中での人口増加です。多くの人々が将来に

不安を感じています。

 

生態系を強欲に支配しようとしているのが 人類です。本当に新参者の存在なのに 大地を掘り起こし 草木を伐採し 

水や空気を汚し 温暖化まで引き起こしている・・。森林が開発され 陸や海が汚染されて気候変動が日常的になれば 

絶滅危惧種がどんどん増え いつか食物連鎖が途絶え 人類の滅亡につながる時が来る・・と思えるのです。多くの

生き物がいる生物多様性こそ 持続可能な循環型システムです。気候変動により動植物の分布域や生息環境が変化したり 

絶滅したりしています。

 

自然界では植物を土台に 生き物はつながりあっています。その生態系を無視し どんどん絶滅危惧種を増やしながら 

人類だけが増殖しています。 生物多様性を配慮せず 人類だけに都合の良い世界を作ってきました。折角他の動植物に

ない能力を与えて貰ったのに人間は利己的に 自己中心的に自然を使ってきました。 異常気象は自然の悲鳴に聞こえます。

懐の深い自然であっても その限界を超えると 自然の報復がおこるのでは・・と 危惧しています。私たちはこの事実を

本当に知り 地球危機を共有し 最悪の事態を避ける時間が残されている間に 行動に移らなくてはなりません。

 

 

鏡地区を流れる鏡川。 

すっかり緑が深くなっています。左上の建物は鏡中学校。

鏡地区の小学校。 

週末によく降る雨で 鏡ダムは ほぼ満杯。

少し下流の鏡川。鏡川は高知市内を流れ 土佐湾に出ます。平成の名水百選にも選ばれている。

万年草(まんねんぐさ) 岩などに張り付いている感じです。

久し振りに オオキンケイギク。 外来種として広がり 今は栽培が禁止されています。

土手に咲く 野アザミ。

鏡地区では アマリリスが 盛ん ! 本来5月から6月なので 当たり前ですが・・。

時々登場する ペラペラヨメナ。花がヨメナに似ている・・? 

空木(ウツギ)だと思います。グーグルレンズでもそう言ってます。機械の方が信頼出来る ??

白い釘のように見えるのは 菜の花の種です。 もう夏日が当たり前の陽気です。

夜の高知城。 左上に 1等星以上に明るい星 !  

大空に広がるマダラ雲。 朝5時10分頃の朝陽です。

 

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   GWも終わり コロナ禍からも解放され ? コロナ以前に戻るのでしょうか ?

2023年05月10日 | 自然 花 写真

( いつの間にか バラの季節になりました。)

 

 GWが終わりましたね ! 高知市の中心街も今迄にない人の波でした。ランチに行くレストランも行列をしていました。

今迄こんなことは無かった。ひろめ市場も密集を避ける制限を解除しました。尾身会長は コロナは終わった訳ではないと

言っています。高知は何故か コロナ感染が都道府県で最下位が続いていました。愛媛県、香川県は 高知県の2倍ほどの

感染者です。 これから 四国全体では きっと再び感染者は増えるだろうなと思います。もう統計は取らないようなので 

正確には分かりません・・。  

 

花の上を蝶や虫 小鳥が飛び交うシーンは 春そのものイメージです。昆虫は花の蜜や花粉が欲しくて 花に集まってきます。

ただ虫にも好き嫌いがあるようです。 花の中には自家受粉で子孫を残す種もあります。虫まかせ、風まかせにせず 自力で

命をつなぐ能力も兼ね備えていています。 長い時間をかけて 種族保存の方法を模索してきています。 

今私たちの周りで見る雑草のような草花にも しっかりと生き残り作戦があります。ひとつひとつの進化を見つけるのは

中々興味深いものがあります。 度重なる気候変動の中 絶滅したものも 形を変えて生き残ったものも 様々です。

 

そもそも花が誕生したのは 今から1億3千年前のことです。光合成の始まりが27億年前と言われるので 相当後の

ことです。花は葉が進化したもの言われます。私は毎日多くの花の写真を撮るので 花の進化した最前線を見ている訳

ですが 植物は4億3千万年辺り前から陸上に上陸、ジャングルが現れるのは今から3億1千万年前です。花の咲く

植物が誕生したのは 前述した通りですが それでも人類の700万年前に比べると 大昔から花が咲いていたのです。

楽園のような 彩り豊かな地球が出来た !!  その時には 恐竜や哺乳類も地球上に生まれていました。

 

全く異なった動植物が沢山共生、共存している様を 生物多様性かあるとか 豊かな生態系とか と言います

命あふれる地球のような星は 天に広がる無数の星を探しても 今のところ見つかりません。命ある生き物が今分かっている

だけで 175万種, 未知の種類をふくめると 今の10倍以上とも言われます。ほとんど分かっていないと言ってもいいほど

です。

 

『 雑草という花はない 』 と牧野富太郎博士は言いました。雑草と十把一からげで雑草と呼ぶのは 彼らの種族保存の

努力と進化を無視しています。子供の頃から野山に出かけた牧野富太郎博士が 新種に出会って感動して分類し 名前を与え

特徴を植物図鑑として発表しました。私なども博士からパワーを貰って 不明の花をしっかり名前を付けてあげたいですね。

 

 

少しバラ特集を。 高知の鏡川沿いにある公園に咲いています。

バラ科 バラ属 5月から11月頃まで。ともあれキレイです。

牧野博士のように名前に執着が無いので 名札が付いていないと 全くお手上げです。

花びらが何層にも重なっています。人間の手では ここまで作れない !?

この花は 芍薬(しゃくやく)。牡丹(ぼたん)科とあります。 ただ牡丹は樹木 芍薬は草です。

ホトケノザ (仏の座) この花も自家受粉出来ます。条件の悪い所でも種が作れます。

フキノトウはつぼみ。雄株と雌株の違いがあります。背が高くなるのは雌株です。

白花タンポポ この花は受粉無しに種を作ります。何者にも例外はあるということ・・?

けいじいさんの好きな チロリアン・ランプですね。

アルペンブルー。長い間分かりませんでしたが グーグルレンズでようやく判明 !? 

虫取りナデシコ。茎に粘着質があり小さな虫を捕まえるようです。新芽を守っているようです。

春のコスモス !? 秋桜と書くので 秋のイメージですが 夏から咲きます。特に高知は早い ?

檜扇水仙 (ワトソニア) が鏡川の土手に咲いています。  

苗がしっかりしてきました。

 

 

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    GW 確かに街中は多くの人で 賑わっています。

2023年05月06日 | 自然 花 写真

(   鯉のぼり ! 青い空を力一杯泳いでいる姿は 仲々感動的です。 )

 

オオイヌノフグリ 名前は変でも きれいな花ですね。日本中何処でも見られる青色(るり色)の花です。実はヨーロッパ

生まれ 明治になって渡来。寒い2月頃つぼみを付けます。陽がさして少し暖かくなると花が咲き アブの仲間がやって来て

受粉を手伝ってくれる。早春に咲くのも 他の草花が伸びる前に 確実に種をつけてしまおうともとれる 健気な策略です。

 

おしべはわずか2本 虫がとまると雄しべが揺れ 花粉を出し 虫にくっつく。密が少ないので 虫が他のオオイヌノフグリの

花に移る時 受粉が完成する。2月から4月の間です。密を少なくして 他の花への移動を促すなんて 仲々のサバイバル

(生き残り)作戦です。更に午後3時頃花を閉じますが 虫がその間に来ない場合は 自らの雄しべと雌しべをくっつけて 

受粉を成功させる。半月後に実(種)が出来るという自衛本能を持っています。その実が犬のフグリに似ているので こんな

名前がついています。

 

露草(つゆくさ)も鮮やかな青色の花です。花びらから染料が出来る青色の水がとれます。夏の花(6月から10月)です。

名前の通り早起きで 朝露を受けて咲き始めるそうです。同じように午後になったら閉じます(しおれる)。そのはかない命を

朝露に例えて名前が付いたのかも知れません。

閉じる時長い雄しべは丸まって雌しべに花粉を付けます。自家受粉ですね。植物は根を張っているので 動けないように思え

ますが 花びらは動いています。大きな青色の花びらが二枚、下の方に白い小さな花びらが1枚です。

 

小さい花ですが 雄しべが3つもあって 虫を呼ぶ役 虫に花粉を用意する役 虫に花粉をくっつける役の長い雄しべなど

3段構えの戦略です。外見はミッキーマウスに似ているという人もいます。


別名 藍花(あいばな)と呼ばれるように 花びらから青色の染料がとれます。蛍草(ほたるくさ)とも言われるのは 蛍を

飼うとき 籠にこの草を入れるからだそうで 小さい花にも幾つもの名前を付け 楽しんだようです。一見雑草のように見えて

も 名前の無い花は無いと牧野富太郎博士は言ってますが 本当にそうですね。

 

オオイヌノフグリ。 他に立ち犬のふぐり という花もあります・・?

濃いブルーが鮮やかな 露草(つゆくさ)

麦仙翁(むぎせんのう) でしょう。ナデシコ科 葉っぱが細長く麦の葉に似ているから・・。

見た目には 菊ですが・・。 

花は一重の芍薬(しゃくやく)。 

ジキタリスの拡大版。この奥に 甘い蜜がある・・。

これらの花は 先週行った 北川村のモネの庭に咲いていた花です。 アリウムの仲間。

ムラサキカタバミのようです。オキザリスとも・・。

ちょっと懐かしい 松葉菊(マツバギク) 

庭石菖(ニワゼキショウ) ルリニワゼキショウとも。 赤いのもありあます。

赤いのも紹介 !  庭に自然に生えてくる。

今最もポピュラーかも知れません。 松宵草(まつよいぐさ)属の月見草(つきみそう)

ヒナゲシ(雛芥子)。虞美人草 コクリコなどとも呼ばれます。 簡単にはケシの花。

茅萱(ちがや)です。河原や草原に群生します。花なのか 種なのか・・?

 

 

 

 

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  GWです。鯉のぼりです。 モネの庭2回目です。

2023年05月03日 | 自然 花 写真

( 五月晴れの空に泳ぐ鯉のぼり ! 子供が少なくなったせいか 余り見なくなりました ?)

 

GWに入りました。 休みに関係なくグランドゴルフはあります。本当に小さな喫茶店も通常営業。しかしプールは2週間程

休み。TVでは高速道路 空港 新幹線等の混み具合 渋滞状況など連日伝えています。ウクライナの反転攻勢が伝えられる

中 G7も間近になっています。 憲法記念日やメーデーを忘れるところでした・・?!  呆けてきています?


生態系や生物多様性について 具体的な草花を通して 迫ってみたいと思います。

先ずはタンポポです。タンポポには西洋タンポポと日本タンポポがあります。漢字では『蒲公英』と書きます。中国名です。

英語ではダンディライオン ライオンの歯と言いますが ギザギザの葉がライオンの歯に似ている例えです。西洋タンポポと

いうように 明治時代西洋から種子が持ち込まれ繁殖し 今は主流になっています。日本にも在来種が色々有ったのですが 

外国種に負けてしまっています。在来種の雌しべに西洋タンポポの花粉が付いて生まれる雑種タンポポが増えているという

報告があります。言わばハーフの存在です。

 

春はタンポポのイメージです。他に桜や菜の花 ツクシなど春をイメージする植物がありますが 私たちと長い付き合いの

中で 春と花がピッタリ イメージが合って 私たちを浮き浮きした気分にさせてくれます。ところで野原に咲いている

タンポポの中に 花は幾つあるでしょう? 一つと思われるタンポポは 200もの小花の集まりです。 その証拠に綿毛に

なっているタンポポの種をプッ~と吹いてみると 小さな風車のように無数に広がって飛んで行きますね。小花の根にある

種の上に羽根(冠毛)が付いていて 風に乗り 遠くへ飛んで仲間を増やします。

 

小花には勿論雌しべ 雄しべがあります。雌しべの先に花粉が付いていて ミツバチが飛んできて密を吸う時 体に花粉が

付き 他の花に移ってその花を受粉させる仕組みです。受粉すれば 種が出来ます。これは多くの花も同じですね。だから

花には蜂や蝶、小鳥が必要で それらを集める為 綺麗な花を咲かせ 匂いを出し 密を用意するのです。 巧妙な作戦と

いうか ウインウイン(win win)の関係です。 ただ自衛の為か 虫に頼らず 自分だけで 種を作る能力もある!?

 

タンポポは朝早く花を開き 夕方には閉じます。雨の日は開きません。3日間それを繰り返したら花は終わり だから貴重な

3日間です。その後が又面白く 茎は倒れますが その間に種を作り 種が出来ると再び立ち上がり 風により遠くに運ばれる

よう 背が伸びる仕組みです。以前咲いている花より 種を付けた綿毛の茎が背が高いと書きましたが そんな理由です。

 

日本タンポポの在来種は小花が100くらい、暑い時は地中で休むので 年中芽を出し花を咲かせる西洋タンポポに比べると

繁殖力が弱い・・? 今回も沢山タンポポを見ましたが 全て西洋タンポポでした。(或いは雑種タンポポ?) 興味のある

方は花の下に反り返りがあるかどうか見て下さい。  有るのが西洋タンポポです。綿毛は真ん丸で 背を高くし 何時 何処

からでも風が吹けば飛んでいける準備をしています。私も時々吹いて タンポポの繁殖を手助けしています。

 

北川村のモネの庭のショップ。 

ジキタリス。ヨーロッパの原産とか? 色んな色のジキタリスを見ることが出来ました。

今 オルラヤという花が広く咲いていました。白一色で 清楚な感じです。

珍しく 小さなカニを見ました。

野原に咲くポピー。 モネの作品にも ポプラとポピー という絵があります。

 

ボルディゲラの庭です。モネが訪れた地中海から発想して作られた オリジナルの庭です。

石灰石のような石がゴロゴロあるような庭に ラベンダーの花。

ひさし振りに金雀児(エニシダ)です。ヨーロッパ原産 江戸時代に渡来。

地中海と言えば オリーブの木。古木になると異様に曲がりくねった幹になります。

ブーゲンビリアも乾燥した気候に 色を添えます。

面白い ブラシの木です。 

南国にふさわしい リュウゼツラン。 テキーラの材料。竜舌蘭と書きますが 蘭ではない。

今日の話題に合わせます。 西洋タンポポです。花の下がめくれているのが 西洋タンポポです。

綿毛。 冠毛が丸く集まり 下に実(種)が付いていて  今にも飛び散ってしまいそう・・。

 

 

 

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