信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

又もや動物を・・・・

2010年05月04日 23時12分42秒 | Weblog
老いたきょうだい集合は、重要な話し合いがメインだが、2日目はその件は早めに終了させ、お昼ご飯は美味しいお蕎麦屋へ行きたいとの希望で近くの香草庵という手打ち蕎麦屋へ予約した。決まった数だけが終わればお店は閉店してしまう。

広い庭に面した駐車場は他県ナンバーで一杯だった。
客は辛抱強く春の温かい日差しの中で庭の花を見ながら待っている。
特製のお蕎麦は腰が強くそばつゆも美味で、皆満足してくれた。

あと半月もすれば、木々は芽吹き、気温も安定し、花は次々と咲き一番美しい季節を迎える。
景色はグリーンに染まり、あちこち流れる八ヶ岳からの流水も涼しげで、田んぼに水が張られ蛙の声は一層賑やかになる。

           
              

お腹が一杯になり午後から、能舞台で有名な小淵沢の身曾岐神社へお参りする。
8月には薪能の日がやってくる。
今年は20周年記念で石橋が出し物となる。
夕暮れ時の神社の境内は静かで、白い山こぶしの花が並木になって咲き、空気が神が宿るという雰囲気一杯で、お参りした後、姉達はとても身が清められた気分になったと喜んでいる。

夕方、小淵沢のリゾナーレをのぞいてみた。
丁度GWのイベントで通路をチューリップの花びらで埋め尽くす準備が進められていた。
チューリップはコンテナ仁山積みにされ、出店する店員が花びらを一枚一枚もいでいた。

チューリップの花びらはテーマに沿って絵となってあらわされている。
靴や蝶、鯉のぼり、綺麗に飾られていた。



リゾナーレは外から見ると殺風景な何もない建物だが、一歩中に入ると別風景となる。
兄や姉は感心し、楽しんでは一つ一つ、お店をのぞきながら歩いている。

夕食は、スウエーデン料理を近くのお店で食べることにした。
歳をとった二人のきょうだいは珍しい食事の方が魅力らしく、ライトアップされ桜の花や雪柳の花に囲まれた林の中の店は昨日に引き続き、高原地帯で素敵ねえと満足げだった。

お腹一杯になり明日の朝ご飯はバナナ1本でいいわと言いながら、八ヶ岳方面.原村へ向かった。

と、前方ヘッドライトに照らされ、小さな子狐が飛び込んできた。
まして、兄や姉は鹿といい、狐といい、2日続けて車に乗って間近に動物を見たのは人生初めてだと騒いでいる。
帰ったら話してあげるのだと話の種になるようだ。


瞬間轢いてしまったと、急ブレーキで止まった。
どきどき・・・・昨日に続き鹿の後は、狐。

数秒後、車の下から子狐が飛び出し、右手の田んぼへ逃げて行った。
よかった、轢いたと思ったが大丈夫だったらしい。
もしもこの夜道で轢いていたら後味が悪く、家に帰っても眠れなくなる。

里山なのに夜行性の動物が行き来しているこの地域は、夜は危険だ。