信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

歯医者通い その3

2010年05月23日 18時50分31秒 | Weblog
1月から歯医者通いが始まり、来月の5日で終了となる。

まさか、しくしく痛み始めた前歯がこんな大事になるとは思ってもいなかった。
結局2月に抜歯し、3ヶ月間置いて歯茎が固まって、根管治療し、入れ歯を入れて、と半年かかる。

この間不自由で胃の調子まで悪くなり如何に歯がそろっていないと及ぼす影響が大か、よーくわかった。

まだこれからも生きていかねばならない。
きちんと食べ物を食べねばならない。
東京まで往復高速バスを予約して通った。

暫く移住してから東京へ出かける用事がなかったので、バスの予約やその日出掛ける準備や
着ていく洋服や、駐車の事や、色々緊張した。

何度か通ううちに、お陰で代わりに学習してくることが出来てきた。
バスの中の過ごし方、新宿から歯医者の日本橋までの時間と料金の少ない行き方、
帰りの時間のつぶし方、余裕が出てくると色々周りにも目が行き、面白い。

冬から春になりそして、初夏になり、気温差と季節感がたった、3時間の乗車時間の中で
その間の景色から随分と差を感じた。

うとうとバスの中で居眠りし、目をあけたら雪景色とか
桃の花が満開とか、雪が降ったあとの原村から出かけたら東京付近は桜が咲き始めたとか
違いが大きかった。

遠くから来るのでとセンセイは特別に時間を割いて、長い時間の治療をしてくださった。
有り難いではないか。

歯の治療は辛い物ではあるが、終われば色々自分なりに時間を楽しんで、結構充実して戻って来た。

昨日は遅いお昼ご飯を新宿の地下街で食べた。
最近、お蕎麦に魅かれあちらこちらで食べているが、信濃蕎麦屋とやらに入ってお蕎麦を注文した。
3種類のとろろそばや山菜そば、などが出てきたが蕎麦がもそもそして美味しくない。
これでは地元の原田製麺の生蕎麦を家で茹でて食べた方がずっと美味しい。

天ぷらが付いて来たが、中身が空っぽの天かすだ。
これを信濃蕎麦と言って商品にしているのは不満だ。

おまけにお運びのダンシ店員さんの手が、白くふやけた指にはバンドエイドが4枚も貼ってある。
後ろではジョシの店員さんはぺちゃくちゃ自分達のプライベートの話でうるさい。

これも場所代のせいか、地元の手打ち蕎麦よりずっと高い値段でまずい蕎麦を食べたものだ。

けれどこれもひっくるめて、田舎生活に埋もれず、あっちこっち覗き、
結構自分のバランスを落とさないで済んだかもしれないと思った。
目の中に入ってくるものから学習できるのは都会のいいところかもしれないから、
あながちお金をかけて毎回上京するのも色々とプラスになった。

来月で終わりになるが、じゃがいもやきゅうりが上出来になったら、お世話になったセンセイに宅急便で送ろうと思う。

帰ってきてメールを見たら白馬の友人から、北アルプスの写真が届いていた。
原村より早く田植えが終わっている....。