信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

迷った末に、少し心痛めた

2010年07月15日 22時11分05秒 | Weblog
W杯が終わり、選挙も終わり、気が抜けた。寂しい。

中途半端な気分の今日、朝刊で読んだ記事に納得がいった。
民意はどこにという切り口でソフトバンクのお父さんの生みの親の記事である。


今回ソフトバンクのお父さんがCMで参院戦と同時期に立候補した。
このままじゃいけないと、犬の車で演説して廻った。
そして当選した。
このCMが流れるたびに大笑いして現実逃避していた。
ドイツの予言蛸の記事にも心が軽くなっていた。

このままじゃいけない今の日本だが、反面、消費税に賛成も出来ず、自民党首の、
いちばんと指を掲げる胡散臭い顔にもうんざりでどこに入れればイインだ!と腹を立てた。

どこにも入れたくないけど、このままではいけないと思い葛藤しながら、選挙速報で
自民党勝利と聞くとあれっそうかな?と微妙な気持ちが湧いた。

頼りない谷垣さんの満面笑みの顔がどうしても好きになれない。
と言って菅さんも首相になってから発言が変わってしまったんでは?と危なっかしい。
市民運動家の時の方がよかった。

白戸次郎のCMを作ったデイレクターの佐々木宏さんが、
今の世論が政治家にすごく冷たく当っているように見えると言う。
マスコミも揚げ足取りにひた走り、週刊誌では毎週、非国民まがいの首相の記事を
並べ立てる様になり次々と首相交代が続く。

中吊り広告の文面は首相や政治家はまるで真っ黒けの悪党ぞろいみたいだし、
それが続くと善良な市民はすっかり印象付けられ政治家不信に洗脳されそう。

それまでは褒められたりされていても、首相の座に着くなりいじめの対象になって、
酷い記事が書かれ引き摺り下ろされる構造になっていく。
褒めることは全くなく、悪口続きでは子供達は政治家になりたい、
首相になりたいと夢を持つことはありえない。

いったいこの日本はどうなっているのだ。
800兆円の借金を背負い、泥まみれになって片付けようとする前に首相は
短期間でつぶれていく構造はいつまで続くのだろう。
佐々木さんが語る言葉にそうなんだ、どうにもしっくり来なかったこの選挙結果には、
同じような気持ちを持った人がいたのだ。

イチローや本田選手に子供達は憧れるが政治家に憧れる話は聞いたことがない。
でも今のままで良いはずがない。
こうも迷わずに投票できる日が来て欲しい。