Il film del sogno

現実逃避の夢日記

初恋/インサイド・マン

2006-06-11 02:49:00 | 日記
6/10(土)曇り時々晴れ
ワールドカップが始まった。
天気予報程度の興味はあり。
開会式をTVで漫然と眺める。
続いて深夜の映画。
まどろむ。
気がつけば夜が明けていた。
朝風呂に入る。爽快。

散歩ついでに行った、ワーナーマイカル板橋で映画の梯子。

『初恋』は、3億円事件の真相を恋愛秘話として描いた邦画。
宮崎あおい主演。監督は新人・塙幸成。
往年のにっかつ映画に通じる暗いテイストだと思ったら、案の定、ピンク出身の人でした。
60年代の小道具をちりばめた苦心のプロダクションデザイン。
車、ポスト、ゴミ箱、スカート丈・・・・。
ただし、ドラマ部分は少し弱い。

『インサイド・マン』はスパイク・リー監督の新作。
デンゼル・ワシントンの刑事、クライヴ・オーウェンの銀行強盗、ジョディー・フォスターの弁護士が三つ巴となるクライムサスペンス。
詳細略。
少し描写や設定・伏線が不親切である。
これは観客を選ぶな。
わたくしは楽しめましたが・・・。
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嫌われ松子の一生

2006-06-11 02:07:00 | 日記
6/9(金)雨のち雲り
本格入梅である。
雨脚強し。
午後より外出。
久々に神田から日本橋まで歩く。
イラン人を母にもつ友人と歓談。

夕刻地下鉄を乗り継いで所用を済ます。

ユナイッテッド・シネマとしまえんにて『嫌われ松子の一生』を鑑賞。
最終回、観客20名弱。ガラガラ。
原作は既読。波乱万丈な女の一生。
思った以上にシリアスだった。
映画はほぼ小説のプロット通りの進行。
悲しき女教師の転落を、コメディ&ミュージカルという味付けで中和させている。
溝口健二の「西鶴一代女」の現代版といった趣である。
CM出身の中島哲也のインパクトある演出がすごい。
全編ダレ場がない作りこんだ画面に少し疲れた。
中谷美紀は器用な役者じゃないと思うのだが、『疾走』でひと皮むけたな。
個性派の豪華脇役陣を捨て駒のように使って、これは楽しめた。
とくに『6月の蛇』で注目していた黒沢あすかには感心した。
『下妻物語』同様、この友情に一番泣けた。

終演後、外に出れば雨が上がって心地よし。
サウンドトラックを口ずさんで、川沿いに逍遥、帰路に就いた。
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