Il film del sogno

現実逃避の夢日記

奪命金

2013-03-08 00:24:45 | 映画
3/7(木)晴れ
一気に春の訪れを感じさせる暖かな陽気。朝一番に古巣の職場で商談。戻ってひたすら入力やら業務日誌やら。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテにてジョニー・トーの新作を鑑賞。香港ガンアクションの鬼才は多作であるが、出会いはそれほど古くない。2000年公開の≪ザ・ミッション/非情の掟≫がファーストコンタクトではなかったか。さて本作、お得意の香港・繁華街を舞台にした群像劇であるが、タランティーノあたりの影響を感じる時間軸と人間交差を巧みにモンタージュして巧い造りである。おそらく監督自ら銃器の使用を禁じたのであろう。ドンパチなどなくともドラマ部分でしっかりサスペンスになっている。やはり映画はシナリオと演出次第。加えて役者がよろしい。ラウ・チンワンの芸達者ぶりと名花デニス・ホーに感心。この監督の作品は常に都市が重要なテーマになっている。100分強という尺もちょうど良い。急行に乗って早めの帰宅。
コメント
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