Il film del sogno

現実逃避の夢日記

千年の愉楽

2013-03-12 00:35:41 | 映画
3/11(月)晴れ
寒が戻って肌寒き朝。震災から2年。TVニュースは復興の遅々として進まぬ様子を映していた。連休後の奉公先に変化なし。商談が一件ドタキャンで流れて事務処理に終日時間をとられる。定刻退社して新宿で途中下車。テアトルで若松孝二の遺作を鑑賞。先週末公開にもかかわらず観客20名弱の不入り。実に寂しい興行。中上健次の原作(短編集)は発表時に読了。舞台は紀州から三重・尾鷲と変わっているが雰囲気は良く出ていた。アウトサイダーが身上であったろう監督の遺作にしては至極全うな造りとみた。相変わらずの低予算ゆえセットがチープで時代背景やらも曖昧。因果な血統の男たちの葛藤も少し表層的となってしまったのは残念。更には寺島しのぶや石橋杏奈は熱演していたが、その他の女優陣が少し弱い。9時終映。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。
コメント
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