Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ぼっちゃん

2013-03-19 00:22:15 | 映画
3/18(月)曇り後雨
春疾風。強風に向かい斜めに歩く。午前中は港区のメーカーと商談。午後はひたすら事務作業。定刻退社して渋谷で途中下車。東横線が地下に潜ったとう事で、先週は散々TVニュースで報道されていた。センター街を抜けてユーロスペースで大森立嗣の新作を鑑賞。インパクトのあるタイトルとポスター。爽やかな漱石の古典と違い、現代ニッポンのダメ男のお話。観客は若年層中心に20名強。テーマも暗いしこんなもんでありましょう。上野に特設の劇場を作って上映したデビュー作(花村萬月の原作と格闘しておりました)から8年も経つのか。陰惨な設定と展開なれど笑いもあり。徹底的に下降する主人公に感情移入は出来ないけれど、強烈な負のエネルギーは純度を上げると、ある時点からプラスに転化することがある。都会のネットカフェあたりで鬱屈するフリーターの心の絶叫を垣間見た気がする。小屋を出れば生暖かい小雨がぱらつく。快速電車に揺られて早めの帰宅。
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