7/17(月)早朝俄雨のち晴れ
7:00起床。愛犬と散歩中に激しい俄雨。雨宿りをして帰宅。シャワーを浴びさせて朝から一仕事。地下鉄で新宿へ向かう。武蔵野館で先週末から公開の邦画を鑑賞。連休最終日、9:45の初回にも拘わらず客席は中高年層中心に8割方埋まっていたのには少し驚き。都下2館、全国でも14館の興行はインディーそのもの。福島県郡山出身の廣木 隆一は不思議な監督である。ピンク時代の何本かと«東京ゴミ女»以降の諸作をほぼ全編劇場鑑賞しているが«ヴァイブレーター»がいまだにベストだと思ふ。最近は少女コミック原作のメジャー作にもクレジットされているが、やはり身上はこうした人心の闇を抉るようなテーマにあると思ふ。自ら著した処女小説の映像化ということで気合の入り方が違うのは本編を観れば明らかだった。カメラは母を亡くし父をスポイルして彼氏との関係をも悪化させた天災という不気味な理不尽さに徒手空拳で格闘する彼女を執拗に追う。タイトルが物語るようにヒロインの心情や生き方を肯定するか否かで評価は分かれるだろう。昼過ぎに戻り、愛犬と夜まで過ごす。