Il film del sogno

現実逃避の夢日記

キーパー ある兵士の奇跡

2020-11-03 15:10:26 | 映画
11/3(火)曇り
文化の日。旗日。新聞TVで叙勲の報道あり。国に褒めてもらうには、まず長生きをしなければならいようだ。それにしても紫綬褒章を受けた俳優・作家・漫画家・脚本家、皆々同世代で同慶の至り。7:30起床、愛犬と散歩のあとにファミレスでブランチ。食後にネットでシネコンの座席予約。10:15開演の英独合作には高齢層中心に30名前後。英国マンチェスターシティに49~64年まで在籍して500試合以上の出場を果たした名ゴールキーパー、バート・トラウトマンの半生を描いた作品。あいにく蹴球事情に疎く当人のことは不知。捕虜として捉えられ収容所で終戦、そのまま英国でサッカー選手として殿堂入りを果たす活躍をするのだが、成功するまでには周囲からの差別や愛児を事故死で喪うなど、映画はその葛藤と苦悩を丹念に描く。過去のトラウマとなったナチ時代のおぞましいエピソード、収容所の鬼所長などはフィクションだろう。調べてみると結婚は3度(最初の英国人妻とは離婚)、スペインで天寿を全う、享年89。つまり、我が琴線を激しく鳴らした滂沱のシークエンスは制作サイドの意図するドラマチックで巧妙な脚色であったわけである。そう云った意味では実に良く出来た伝記映画であった。主演のドイツ人男優が≪愛を読む人≫の青年であることに少々驚き。帰宅して我が仔と2度目の散歩。夕刻、ジムでエクセサイズ。夕餉はサバの塩焼き定食。

コメント
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