Il film del sogno

現実逃避の夢日記

花と蛇3/熱海殺人事件/蒲田行進曲

2010-08-30 02:36:00 | 日記
8/29(日)晴れ
睡眠3時間。8時に起床してチーズトーストの朝食を摂り、愛車に乗って近所のインドアへ白球を打ちに行く。一旦戻ってジムまで徒歩で出向いて遠泳2キロ。午後はそのまま銀座へ向う。シネパトスでは団鬼六の出世作が新たなキャストでかかっていた。一体何度目の映画化になるのやら。≪3≫という数字は前回の杉本彩主演から数えてのことだろう。オールドファンには何と言っても谷ナオミであろうが東山静子は永遠に不滅である。公開二日目、都内単館、観客はお父さん達中心に5割程度。本作はトウの立った元グラビアアイドル、覚醒剤所持などのお騒がせ女優が演じて話題性は充分。ストーリーや設定はどうでもよろしい。(毎回同じ)肝はヒロインの痴態と自我の目覚めである。小向美奈子の肢体はふくよかでスタッフの≪縄師≫は、さぞ縛りがいがあったであろう。脇役では火野正平が儲け役。終わって地上に出て昭和通りを渡る。東劇では先日逝去したつかこうへいを追悼して代表作をかけていた。豪華2本立てを連続鑑賞して故人を偲ぶ。しかし休日最終回とはいえ観客10名にも満たないのはあまりに寂しい。演劇好きは舞台の映像化を嫌う傾向があると思う。しかしこの2作品は戯曲のエッセンスを演劇とは違うアプローチで上手く伝えていると思う。大ヒットした≪蒲田~≫と違い、ほとんど注目されることのなかった≪熱海~≫は仲代達矢の怪演や原作にはない大滝秀治の役回りなどいま観ても面白い。今回の発見、音楽が久石譲! ≪蒲田~≫のクライマックスでべそをかいて大団円に喝采。ひとけのない銀座の裏通りを地下鉄の駅まで逍遥し帰路につく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする