Il film del sogno

現実逃避の夢日記

魔法使いの弟子

2010-08-15 22:42:00 | 日記
8/15(日)晴れ
終戦記念日。猛暑復活。近くば兄弟、遠くとも祖父・父、あまたの英霊たちに黙祷。マックで朝食、ジムで1時間の遠泳をして近所のシネコンで聖林の大作を鑑賞。物量にモノを言わせた現代を象徴するディズニーのマジカル・ファンタジー。当然、≪ファンタジア≫を意識しての演目であり、オマージュのエピソードはあるが、まぁ別物である。正義の魔法使いの後継者がニュー・ヨークのオタク学生というところがミソか。派手なCG・SFXと豪華なキャスティング、お約束のストーリー・ライン。夏休みに良い子たちと鑑賞するには結構な演目である。夕方から地元周辺を徘徊。残暑厳しい。
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キャタピラー

2010-08-15 02:02:00 | 日記
8/14(土)曇り時々晴れ
蒸しますね。明け方就寝8時起床。重い朝食を摂って愚図愚図しているうちに昼も近い。地下鉄で新宿へ出張る。テアトルでは本日初日の気になる邦画がかかっている。時間を間違え2回目の上映が始まったばかり。次回のチケットを購入しているとロビーで共同記者会見が行われていた。共同通信のVTRカメラの横で主演の男・女優、監督を真近に見る。これは僥倖。寺島しのぶは思っていたより痩身であった。74歳になる若松孝二のやんちゃな不良オヤジぶりが相変わらず。『キレイごと言って国にゴマすると資金が貰えるようだけどやりたいことが出来なくなるのは御免だね。本作も高校生に一番見てもらいたい。劇場と交渉して料金もワンコイン(500円)にした』ちなみにレイティングは15歳未満が不可。場内は監督の希望に反して中高年層中心に満席。女性が多いのには少し驚き。主演女優が海外の大きな賞を獲ったのでショッキングな映像とともに粗筋はあちらこちらで紹介されているが、これは乱歩の【芋虫】の設定そのままである。(原作の発表が昭和4年というのは凄い)大昔、≪ガキデカ≫で当てる前の山上たつひこの傑作≪光る風≫に同様のシチュエーションのイタダキがあり、小説・漫画と免疫はあるが、最新の画像処理による【軍神】の肉体は流石に醜怪である。当然底流には反戦のメッセージはあるが、これは普遍的男女の性と生を扱った、単に言葉で云ってしまうと空虚になる葛藤や倒錯を描かれている。撮影期間はたったの12日だったという。エロやバイオレンスをゲリラ的に撮り続けた強かな監督の面目躍如たる怪作。終わって夕刻毎度のエクセサイズ。夜は珍しく自宅でTVドラマを見る。有名脚本家のこちらも戦記もの。豪華配役はいいが説教臭い。間断なく入るCMにも閉口。芸術・娯楽作品には金を払うべし。
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