Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ロボジー

2012-01-16 04:17:00 | 日記
1/15(日)晴れ時々曇り
夜通し読書して朝を迎える。愛犬と散歩をして朝食。近所のシネコンで9:45開始の邦画を鑑賞。コンスタントに新作を発表する監督のコメディーセンスはなかなかのもの。設定自体少し無理はあるが、まぁ許せる範囲か。ロボットの造形がレトロでニンマリさせるが、生身の主演男優は往時の大スターである。その落差も笑える。脱力系コメディを装っているが、孤独な老齢社会への問題提起もあり、観ようによれば身につまされます。午後からジムで遠泳、カフェで読書、買い物をして帰宅。夜は居間でウダウダして幸福な日曜日。
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ヒミズ

2012-01-15 05:02:00 | 日記
1/14(土)晴れ時々曇り
深夜にほんの1時間ほど仮眠したのが災いして寝付けず、朝まで読書をする。午前0時と6時に軽食。昼前に新宿へ出張る。大手家具のショウルームで懸案のソファーを購入。キングサイズの総革張はお値段も宜しく、揉み手をする店員の叩く電卓を恐る恐る見ると、軽自動車が買えるくらいの数字が並んでいた。既存品が15年以上使用したことを考えればコストパフォーマンスは悪くない、と気を取り直して配送日時の打ち合わせに移る。大きな買い物の後には金銭感覚が麻痺する。帯同した家人と百貨店最上階の高級中華料理でランチを奮発する。ダイビングウォッチの電池を交換したりの雑用を済ませ、夕刻にはジムで遠泳、スーパーで買い物をして帰宅。夕食後に一服して近所のシネコンへ。午前0時開始のスーパーレイトショウで本日初日の邦画を鑑賞。若年層中心に4割程度の入りには驚いた。ちょうど10年前に『自殺サークル』を観た衝撃は今でも鮮明である。カルトな監督の新作をシネコンで鑑賞できるとは思わなかった。本作は欧州の大きな賞を獲ったことや震災とリンクした内容で話題は先行しているが、毒気はやや緩くなっておりメッセージは明快である。成功の要因は、何よりも主演男女の熱演に尽きるだろう。小賢しい芝居などせず、素材勝負の気合が感じられた。彼らの孤独や絶望は震災直後の瓦礫を前にして感じることと同じであろう。演技と云うより魂の叫びの様な饒舌な科白を聞いて何度もわが琴線は震えた。ある種のダーク・ファンタジーである。我々は見過ごしたり見て見ぬ振りをする悪意や偽善にどう立ち向かえば良いのだろうか・・。エンドロールを眺めて柄にもなく自問した。生老病死を引合いに出すまでもなく生きて行く、生き続けることのが一番辛い。
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斜陽産業の残務処理

2012-01-14 03:58:00 | 日記
1/13(金)晴れ時々曇り
朝から鳩首会議。おっさん集めて勉強会。後半のアカデミックな時間帯を担当する。取扱高は最盛期の半額。その割にはプレーヤーも減らず業界は閉塞状態である。産業の寿命は登り坂10年栄えて10年下って10年の計30年。そしていま風前の灯火である。午後はメール打ちと書類整理。夜は中一日空けての高等遊戯。序盤の疾走を堅持してトータルプラスで終了。勝つ時もあれば負ける時もある。勝因は平常心、と上荘の優男が我に代わってうそぶく。ここぞの場面で乾坤一擲。降りるときには眠るが如し。運とは磁場なり。運気は常に歪んで漂う。明鏡止水の心境の者だけに神は語りかける。
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哀しき獣 THE YELLOW SEA

2012-01-13 02:48:00 | 日記
1/12(木)晴れ時々曇り
日中業務にさしたる進捗はないが、明日の会議資料をノロノロ完成させた。フライング気味に奉公先を抜け出して新宿のシネアートで韓国映画を鑑賞。大きな小屋には単身の観客がパラパラと居る程度。スクリーンサイズと傾斜が心地よい好きな劇場である。いつ行っても空いてるし。何とロビーでは公開中の『CUT』の二枚目主演男優がパンフレットにサインのサービスをしていた。誰も注目しないところが都心の渋い映画館らしい。さて肝心の本作、監督の前作『チェイサー』同様、血生臭く、後味の悪い、つまりは毒気に耐性がないと辛い作品である。しかし、かの国にはこの手のジャンルに【殺人の追憶】や【オールド・ボーイ】のようなとんでもない傑作が生まれる土壌がある。前作はサイコ・サスペンスを前面に出した造りであったが、今回はロケーションの幅が広がり民族的な問題も加味され、比例してバイオレンスシーンもパワーアップ。2時間20分の長尺が全く気にならなかった。筋立ては明快であり、演出は緩急自在。役者も個々のキャラがバーンと屹立して申し分なし。モノトーンを思わせる乾いたフレームワークが素晴らしい。文句ない、年度ベスト・大満足の一本。予定していた梯子鑑賞を止めてジムでエクセサイズをして帰宅。
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最終局の八連チャン

2012-01-12 02:09:00 | 日記
1/11(水)晴れ時々曇り
奉公先のメンバーは概ね皆々暇な筈である。営業職の者は外に出れば宜しいが管理部隊の者はそうも行かぬ。カタカタとパソコンで何やら打ってネット検索する毎日。週明けの予定がボチボチ入る。定刻退社後は新宿で家具を観る。大手量販店のショールームはなかなか広くて宜しい。欧州ブランド、国産、中国製・・・座って跳ねて撫ぜ触る。軽い夕食後、決戦会場へ。毎度のメンバーであるが名人の独り勝ちを最終局面で何とか阻止して面目を施す。わたくしにもまだこれだけの粘りがあったのかしら。お陰で地下鉄の終電を乗り過ごし、私鉄の最終に乗って長い夜道を歩いて帰宅。
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善き人

2012-01-11 02:43:00 | 日記
1/10(火)晴れ時々曇り
連休明けであるが業務はスカスカ。ひねもすお茶を挽く。定刻に退社して有楽町まで徒歩移動。スバル座では単館上映で欧州ナチスものがかかっている。2008年製作の英=独合作。キッチリと造り込まれた真面目な作品である。公開が遅れたのはお蔵になっていたのでありましょう。内容やキャストを考えればさもありなん。実際、観客は単身の中高年層中心に20名弱。オリジナルは舞台だそうだが、なるほど戦場のシーンがあるわけではなく、ナチスに取り入れられた主人公と家族・愛人、そしてユダヤ人の友人との関係やら何やらの描き方は演劇的である。史実を踏まえれば内容は当然シリアスになる。ラストの収容所での長廻しに全てが収斂されていた。このシークエンスは凄い。我々は何時またこうした狂気に加担するか解らない存在なのであろう。がっつり落ち込んで地下鉄に揺られジムで汗を流して帰路に就く。
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ワイルド7

2012-01-10 01:55:00 | 日記
1/9(月)晴れ時々曇り
睡眠2時間で7時起床。朝食を摂って近所のシネコンヘ。アクションモノの邦画を鑑賞。オリジナルは40年前の漫画である。タイトルを聞いてピンとくるのは50代を超えている者達だろう。親族の小僧にバイクやらモデルガンのマニアがいたので付き合いで漫画やTVドラマを観た記憶あり。それなりの予算を使ってドンパチやっているので派手さはあるが、如何せん人物造形やドラマがお粗末すぎる。荒唐無稽だからといってディテールを疎かにして良いワケはない。キャスティングにも疑義あり。瑛太は上品すぎるし深キョンはアクションに不向きである。欠伸を噛み殺して劇場を後にする。気分転換にジムで遠泳。夜は同居人のバースデーディナーを毎度のレストランでセッティング。フルコースの洋食で腹を満たして三連休も終わる。
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フライトナイト

2012-01-09 03:01:00 | 日記
1/8(日)晴れ
明け方就寝、午後には年度初のジムで初泳ぎ。身体測定は前月比1ポイントアップ。但し体脂肪率上昇。これは真剣に体重を落とす算段をせねばなるまい。などと思いつつ3時には紅芋を頬張る。深夜には毎度のスーパーレイトショウでホラーを鑑賞。オリジナルは大昔に観たような気がするが確証なし。青春モノとヴァンパイアモノをミックスして中途半端になった感あり。コリン・ファレルやトニ・コレットをキャスティングしてもったいない。ちょっとシナリオが酷くないか。もしくは翻訳字幕。いづれにしろピリッとしない出来栄えでございました。満月の夜道を見上げて帰路に就く。
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30年振りの再会

2012-01-08 02:57:00 | 日記
1/7(土)晴れ時々曇り
深夜の1時間ほどの仮眠が祟って眠れず朝を迎える。何故か冷蔵庫の隅にあった富士宮の焼きそばを食す。B級で結構なお味でした。早朝のインドアで白球を打って、去勢手術の終わった愛犬を迎えに行く。首輪の代わりにメガホン状のプラスティック器具(エリザベスカラ―と呼ぶそうな)をつけられて痛々しい。傷口を舐めることを防止する処置らしい。動きに不自由はあるが概ね元気で安心。その後、量販店へ自室の照明を買いに行く。LEDはまだ高い。省エネタイプの薄型蛍光灯付、8千円弱。午後は居間でうたた寝。夕刻から実家の近所の居酒屋で30有余年振りに中学時代の同窓生ふたりと逢う。フェイスブックで消息が解り連絡を取り合って段取をしたもの。こうした好機が得られるのだからIT・ネット社会万歳である。杯を重ねつつ4時間、大きな氷塊がゆるゆると溶け出す様に記憶の糸がたぐられ、共同体験を語って至福の喜びでありました。

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宇宙人ポール

2012-01-07 05:02:00 | 日記
1/6(金)晴れ時々曇り
気だるい週末。午前中はトップ会談のアレンジをする。お付きの者を引き連れての大名行列であるが滞在20分、当たり障りのない世間話をして終了。午後は睡魔と闘いノロノロと課題をやっつける。定刻退社して雑司ヶ谷で途中下車。先日の手術の診断書取得。5千円也。さらに池袋で寄り道してシネ・リーブルで英国出身のコメディアンによるSFコメディを鑑賞。単身者中心で場内ガラガラ。キャストや内容を知ればマニア向けの作品だろう。SFオタクの英国人ふたりとひねたエイリアンとのロードムービーというアイデアが面白い。名作シーンのパロディや宗教観の違いをくすぐって笑えることは笑える。考えてみれば『ET』公開から30年経つ。すでに古典だし幼少時に観てフィルムメーカーを志した子供も多かろう。ラストが意外にストレートなのは良かった。ジムへ寄ろうと思ったが水着を忘れたことに気づく。正月ボケだな。
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初打ち

2012-01-06 01:33:00 | 日記
1/5(木)晴れ時々曇り
月次の業務はほぼ終了。夕方フライング気味に帰宅して、愛犬の去勢手術のために、隣町まで車で送る。2泊3日の暫しの別れ。夜は新宿で毎度のメンバーとは新春バトル。5時間切った張ったと奮闘するも並みに乗れず不吉な予兆である。病み上がりの宿敵や海外出張から帰った留学生、家庭問題に悩む色男。今年は何回お手合わせを頂けるか。ライバルは常に強靭でないと面白くない。
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男はつらいよ 寅次郎夢枕/寅次郎相合い傘

2012-01-05 02:35:00 | 日記
1/4(水)晴れ時々曇り
憂鬱な仕事始めである。御節料理の余りモノを弁当箱に詰めて、まだ空いている地下鉄に揺られて出勤。型通りの挨拶、全体朝礼、月初の処理で一日が終わる。定刻退社して池袋で途中下車。新春初鑑賞の演目を何にするか。懸案であったが、新文芸坐で山田洋次の特集が組まれ、元旦から5日までは国民的シリーズ作品を日替り2本立てで興行。70年代中期の2本を再鑑賞する。マドンナは八千草薫と浅丘ルリ子。実年齢は渥美清と八千草が40代後半、倍賞千恵子と浅丘30代半ば。寅さんのイメージが強すぎたことが仇になったことは否めまい。いまでも渥美清の最高傑作はTV版の『泣いてたまるか』と『拝啓天皇陛下様』だと思ふ。客層は高齢層中心で4割程度の入り。毎度の配役、毎度の展開。安心して笑い、少しべそをかいた。弱年の生意気盛りの頃は、山田洋次の諸作には全く興味もなかったが、鑑賞眼とか心情というものは変わるものである。
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今日は何曜日?

2012-01-04 01:10:00 | 日記
1/3(火)晴れ時々曇り
年末年始の困ったところは曜日の感覚がなくなることである。休日最終日。6時に空腹で起床。御節の余り物と雑煮の朝食。さすがに3日続くと飽きが来る。賀状の整理やら読書やら。午後は近所のショッピングモールへ行きコートを一着買う。現役のそれは3年ほど前ディスカウントショップでワンコインの値札が下がっていたもの。ダウンの入った新品は、その10倍程度の値段。食品と衣類のデフレは歓迎したい。併設されているシネコンで映画でも観ようと思ったがあいにくタイムスケジュールが合わず見送る。食材を買って帰宅。夕餉は同居人と二人で冷蔵庫の整理のような献立をのろのろと口に運ぶ。TVの正月特番というのは何故ああも同じような造りになるのだろうか。嫌なら観なきゃ良いだろう、と自分で突っ込んで自室で読書をする。
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はらからとの新年会

2012-01-03 02:47:00 | 日記
1/2(月)晴れ時々曇り
天気晴朗なれど強風あり。夜通し読書をして明け方就寝。2時間ほど眠って雑煮・御節の朝食後、愛車で羽田へ向う。薩摩より実姉が姪を伴って上京。実家へ送り届けて自身は一旦帰宅後、再度バイクに跨り再訪問。兄弟姉妹続々集まる。大きなテーブルに一同会して大宴会。持ち寄った馳走が並び空き缶空き瓶が転がる。子供たちへのお年玉が乱れ飛び、家族の近況報告やら縁者の消長などが語られる。遅く来て早目に帰る者、泊まりの者、各々の事情で歯が抜けるように自然解散し、われは日付が変わる頃、空いた幹線道路を北上して帰宅。正月最大のイベント終了。
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アンナと過ごした4日間

2012-01-02 02:13:00 | 日記
1/1(日)晴れ時々曇り
漠然とつけっぱなしにしているTVの歌番組でカウントダウンが始まりメデタクもないが謹賀新年。深夜番組を冷やかしても面白くもなし。入浴後、唐突に自室で欧州映画をDVD鑑賞する。旧臘に観た同じ監督の作品が衝撃的であったので見逃していた前作を取り寄せていたのである。映画は映画館で接するという頑固なポリシーがあるので自宅でソフト鑑賞することは年に何度もない。正月早々その禁を破ったことになる。その甲斐はあった。本作は紛れもない傑作である。観客の安易な理解や共感を拒絶するキャラの設定とストーリー。徹底的に科白を排し時間軸をいじった複雑な構成。時代や場所を故意に判然とさせない曖昧さ。比喩、暗喩、象徴、心情などを仮託されたアイテム(小道具)の数々。景観と音響が特に良い。刺激的で挑発的な作品でありました。終映と同時に窓外が明るくなった。初日の出である。2時間ほどの仮眠後、一族揃って食卓に集う。通販で求めた高級三段重のおせち料理をひろげ一家の主婦は楽チンである。午後に近所の神社に愛犬と初詣。そのあと単身で二時間ほどの散歩。自分へのお年玉として駅前の書店で書籍購入、喫茶後帰宅。夕餉は例年通り高級和牛のすき焼き。食後は居間でひたすらダラけていかにも正月らしい。
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